情報通信基礎サブソサイエティ会長
(ソサイエティ副会長)挨拶

阪田 省二郎 (電通大)

 この度, 前任の畑雅恭先生(愛知県立大)からの要請により, 情報通信基礎サブソサイエティ運営委員会委員長の役を仰せつかりました. 元々, 学会活動というものを余りしてこなかった自分ですが, やはり齢を重ねると, 多少は人のためになる仕事もさせてもらわないといけないのかなと思い, お引き受けした次第です. そういう訳で, 学会活動についての将来展望というようなお話しはできませんので, 情報通信基礎サブソサイエティについて, 一言宣伝させていただきます.
 ご存じの通り, 本サブソサイエティは, 従来, 情報理論研究会, 情報セキュリティ研究会, スペクトル拡散研究会の3つの第1種研究会の集合体であった訳ですが, 本年より, 新たにITS(高度交通システム)研究会(河野隆二専門委員長)が加わりました. これらの研究会は, いずれも, 関連分野も含め, 文字通り情報通信の基礎的な技術とそれを支える工学・科学の 発展をその主な課題としております. 言うまでもありませんが, 高度情報通信社会の 到来が叫ばれ, 益々, 本サブソサイエティが対象とする分野の重要性が高まっており ます. 昨年は, アメリカの研究者Claude E. Shannonが, 現在の情報通信技術の核を なす「情報」という概念を定量的なものとして導入し, 「情報理論」を創始した1948 年から数えて50年という記念すべき年を迎え, 本国アメリカばかりか, 日本を含 め世界中でこれを記念する研究会や行事が繰り広げられました. 今や, この輝かしい 過去を一先づおいて, それに学びつつ, また, 新たな再出発をすべき時かと思われま す.
 最後になりますが, 本サブソサイエティとしては, これらのことを念頭に, 畑雅 恭編集委員長の下, 電子情報通信学会英文論文誌情報通信基礎サブソサイエティ特集 号の2001年春の発行を目指し, 企画を学会に提案, その大筋について了承を得られた 段階であることをお伝えしたいと思います. 来年2000年夏の論文投稿締切を予定して おりますが, 詳しいことはいずれ学会誌等でお知らせ致しますので, その節は多数の 論文投稿をよろしくお願い申し上げます.