研究集会報告
「デザインガイア '98」報告VLD幹事 高橋篤司 (東工大) |
本年9月21日, 22日の2日間に渡りデザインガイア '98 が 福岡ソフトリサーチパークで開催されました. このデザインガイアは, 本学会のコンピュータシステム(CPSY), フォールトトレラントシステム(FTS), 集積回路(ICD), VLSI設計技術(VLD)の4研究会, および, 情報処理学会の 計算機アーキテクチャ(ARC), 設計自動化(DA)の2研究会, の合わせて6研究会が 合同で開催する研究会で, 昨年の10月に宮崎シーガイアで開催された デザインガイアの2回目に当たります. 今回は, 基調講演, 招待講演, 一般講演合わせて53件, 参加者は150名を越え, 昨年に引続き 盛大な研究会となりました. 講演者, 参加者, ならびに, 運営に御協力頂いた 九州大学, ISIT, 関連研究会の皆様方に厚く御礼申し上げます.
初日は, 参加者が一堂に会した会場で, 6研究会合同の研究会として, 九州大学都甲潔先生による基調講演 「インテリジェント味覚センサが人間の舌を越える!」 を皮切りに, 招待講演3件, および, 一般講演3件の発表がありました. 基調講演で都甲先生は, 8つのセンサから得られる情報を元に, 味細胞が受容する酸味, 塩味, 苦味, 甘味, うま味を数値化したり, 主成分分析によりビール銘柄の2次元図を作成する方法などを 門外漢にも分かり易く講演され, また, 参加者に配慮してか センサのLSI化への試みについても触れられました. 招待講演や一般講演では, 21世紀を見据えたVLSI設計に関する諸技術, 研究動向, 研究成果が報告され, 質疑等も活発に行われました. また, 夕方からは, 福岡タワーの展望台にて懇親会が開催され, 福岡の夜景を楽しみながらの研究者の楽しい交流の場となりました. 2日目は, ARC, CPSY/DA, FTS/ICD/VLDの各共催研究会が3会場で開催され, 合わせて46件の一般講演が発表されました. 台風7, 8号本州上陸の余波で, 会場の外は風も強く生憎の雨模様となり, 関西方面などへの帰りの飛行機の心配もありましたが, 会場では最後まで活発な議論がなされました.
来年度は, 21世紀におけるVLSI設計の大地を考える研究会として, 様々な関連 分野の研究者の交流をより一層深め, 来世紀への道筋を考える場になることを 目指すため, 来年11月後半に開催予定の第3回システムLSI琵琶湖ワークショッ プと連続的に開催する方向で関連研究会で詳細を検討中です. 本年度に引続き 来年度も多くの方に参加頂きたく皆様方の御理解と御協力を賜りたくお願い申 し上げます.