1998年ソサイエティ大会企画
チュートリアル TA-1
安達 文幸 (NTTドコモ)
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スペクトル拡散研究専門委員会は,通信ソサイエティの無線通信システム研究 専門委員会と共催で「IMT-2000 に向けた無線アクセス技術の動向と展 望」と題したチュートリアル講演を開催致します. 講演内容と発表者のお名前 は以下のとおりです.
| 座長 | 安達 文幸 (NTTドコモ) |   |
| 1. | 佐々木 秋穂 (電波産業会) | 「IMT-2000標準化動向」 |
| 2. | 佐和 橋衛 (NTTドコモ) | 「W-CDMA無線アクセス」 |
| 3. | 古谷 之綱 (NEC) | 「無線アクセスネットワーク」 |
| 4. | 河野 隆二 (横浜国大) | 「干渉除去, アレーアンテナからソフトウエア無線へ」 |
次世代の移動通信システムはIMT(International Mobile Telecommunications Systems)-2000と呼ばれ, 世界中どこでも使えることを目標にしています. 現 在のシステムは第2世代と言われ, 音声中心で伝送速度も高々30kbps程度です. IMT-2000では, 情報速度が2Mbpsまで飛躍的に高まり, 音声から高速の画像情 報やインタネット接続など, 本格的なマルチメディアサービスが期待されてい ます. 現在, 世界中で競争裡に開発が繰り広げられています. 最も有望視され ている無線アクセスが, 日本が提唱し, 欧州でもサポートされた広帯域符号分 割多重アクセス(W-CDMA)です. 世界標準規格の策定は国際電気通信連合 (International Telecommunications Union: ITU) で行われることになります が, それに先立ち, ITUへの各国の提案が今年の6月30日に締め切られました. 日本からはW-CDMAが提案されました. 各国の提案はITUのウエッブサイト (http://www.itu.int/imt)で閲覧できます. このチュートリアル講演では, まず日欧米を巻き込んだIMT2000標準化の動向, 開発状況とグローバル標準に 向けた今後の展望について解説します. ついで, W-CDMA無線アクセスとはどん な技術なのか, 第2世代の無線アクセスとの違いは何かなど, 平易に解説しま す. 実証実験が進められていますが, ホットな実験結果についても紹介します. 移動通信ネットワークは, 多数の無線基地局群とその制御系からなる無線ネッ トワークと, 交換局群からなるコアネットワークとから構成されます. W-CDMA を用いる第3世代の無線アクセスネットワークでは第2世代と違った新しい機能 が必要になります. この講演ではこのあたりを平易に紹介します. 最後の講演 は, 無線アクセスの高度化技術です. アンテナビームを適応的に変えることで 干渉を軽減する適応アンテナ技術や干渉を打ち消す技術を解説します. 日本で は21世紀初頭の導入を目指して, W-CDMAを用いたIMT-2000の開発が急ピッチで 進められています. 本チュートリアル講演は, これを理解するのに格好の機会 ですので, ふるってご参加されるようお願いします.