IEICE conference
第12回ディジタル信号処理シンポジウム
幹事 棟安 実治(広島大)
  1. はじめに

    第12回ディジタル信号処理シンポジウムが11月10, 11日の 両日、広島市の広島国際会議場で開催されました。 筆者には昨年、一昨年の幹事の方のような読んで楽しい報告 を書けるような文才はありませんが、昨年の報告に準じて、 以下に概要を報告させていただきます。

  2. 開催地の選定

    昨年のシンポジウムの直前まで、まさかお引き受けするこ とになるとは思いもしませんでした。というのは、ある情報 から他の場所で開催されることになると思い込んでいたから です。ところが事情により、急遽お引き受けせざるを得ない 状況になってしまい慌てました。その時点では期待できるマ ンパワーが少なかったので、鳥取大の菅原先生にも幹事を引 き受けていただきました。

    鳥取のシンポジウムに参加したときは、もうその話で持ち 切りで会う人会う人に大変ですねと(笑いながら)声を掛け られました。しかし、どれくらい大変かはまだこの時点では 漠然としか解っていませんでした(本当に大変でした)。

  3. 会場の選定

    会場の選定では、広島コンベションビューロー(HCB)にお 世話になりました。最近のシンポジウムの規模の大きさを考 えると、少なくとも4,50人規模の会議室を4部屋確保で きることが必要ということと会場のコストが安価であるとい う条件でHCBさんに探していただきました。その結果、国際 会議場がよいのではということになり、会場を仮予約しまし た(さいわい、この会場は皆さんに好評でした)。希望として は従来と同様、木、金曜日の開催を考えていたのですが、こ の日しか空いておらず、その時点では他の学会とぶつかって いなかったので、実行委員長と幹事で下見もして決定しまし た。しかし、この後で幹事はシンガポールで開催された ISPACS'96に参加して、ISPACS'97とまったく同じ日になっ ていることを知らされ、愕然としてしまいました。

  4. ダイレクトメールの発送とWWW

    3月の委員会で事業内容が承認されたのを受けて、シンポ ジウムの宣伝の作業にかかりました。まず、学会誌の会告へ の掲載に始まり、次にダイレクトメールの準備と発送、ホー ムページの作成を行いました。ダイレクトメールでは、節約 のために名簿の再検討を行いました。少し削り過ぎて、あと からお叱りのメールを受けたことは反省点です。ホームペー ジの作成では、慶応大学の奥田さんに全面的にお世話になり ました。また、基本的な形式は昨年のものを使わせていただ きました。少し、昨年と変えたのは場所が平和記念公園の中 ということもあり、会場近辺の風景をディジタルカメラで撮 影し(これは幹事が自分で取材?に行きました)、ページに 掲載しました。後にはHCBさんから提供を受けて近隣観光地の写 真も掲載することができました。ただ、HTMLを書くのは初 めてでしたので、それ以上の工夫はなかなか困難でした。

    発表申し込みについても、発表申し込みと参加申し込みが 同時にできる方法に変更し、前回までの問題点に対応しまし た。これについても奥田さんに手伝っていただきました。申 し込みの方法については、電子的手段が完全に定着し、書面 での申し込みはありませんでした。これは、プログラムや論 文集などの作成作業の上で非常に助かりました。

  5. プログラムの編成

    発表申し込みはほぼ120件ほどで、プログラムの編成作 業に入りました。これに関しては、島根大の西村先生のお世 話になりました。ちょうど、別の学会の関連で島根大に行く 機会があり、そこで先生と共同作業で編成を行いました。さ らに先生に座長候補のリストアップをお願いしました。この 後、もう一人の幹事である菅原先生に座長の依頼などをお願 いし、なんとか8月中旬にプログラムを確定することができ ました。その後、執筆要領の送付や学会との連絡、ホームペ ージの更新なども行い、ばたばたと8月は過ぎていきました。

  6. 論文集の作成

    9月に入るといよいよ論文集の作成です。講演キャンセル の連絡や送られてくる論文を見ながらプログラムを修正する 作業を行い、目次を作成していきました。この作業に関して は、当研究室の助手の土井先生のお世話になりました。題名 等の修正が多いため、この作業は結構うんざりしました。ま た、これと並行してCD-ROMの作成を行うための原稿の整理 や索引用のHTMLファイルの作成なども行いました。原稿の スキャンについては、DSP研究専門委員会の幹事であるNTTの 鈴木さんにお願いしました。索引用ファイルやこちらで用 意する資料に間違いが多く、これをフィックスするのに鈴木 さんにはだいぶご迷惑をお掛けしてしまいました。

  7. 当日

    論文集とCD-ROMの手配を終えたころには早10月半ばと なっていました。配付物や看板などの準備に追われていると、 早くも当日を迎えてしまいました。前日は、なんとか論文集 もCD-ROMも出来上がり、配付物の準備と会場への搬入も終 えたにもかかわらず、何か見落としがないか不安をどうして もぬぐえず睡眠がよくとれませんでした。ふたを開けてみる と、大きなトラブルもなくどうにか無事にシンポジウムを開 始することができました。事前の参加申し込みが若干少なく 赤字を覚悟していましたが、実際には去年とほぼ同じくらい の方(200名弱)に参加していただき、なんとか黒字にで きました。当日の反省点としては、懇親会の料理の量が少な いとお叱りを受けた点があります。この点はまったく幹事の 不慣れさが露呈された感じで大変申し訳なく思っております。

  8. おわりに

    文中に有ります通り、非常に膨大な作業を多くの方に支え られながらなんとかこなすことができました。特に、当研究 室の渡辺技官にはDMのメールリストの作成から始まって、 準備全般にわたって大変お世話になりました。また、昨年の 開催校である鳥取大学の方々にも大変お世話になりました。 皆様にはあつく御礼を申し上げます。

    来年度は、新潟大学の菊池先生を委員長に、本シンポジウ ムが開催される予定です。こちらもよろしくお願い致します。