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精度保証付き数値計算とその応用第三種研究会 設立のご案内 幹事 牧野 光則(中大) |
1997年10月より2年間の予定で「精度保証付き数値計算とその応用第三種研究 会」(委員長:大石進一(早大))が設立されました。
数値解析・数値シミュレーションの対象となる問題は大規模化・複雑化の一途 を辿っています。このとき、シミュレーションで得られた結果と実際との差 (誤差)がいかほどのものかを評価すること(精度保証)が、結果の信頼性、さら にはシミュレーション技法の性能評価にとって極めて重要であることは明らか です。また、同じ精度を得るための計算量など計算のコストの観点からシミュ レーション技法の優劣を比較・検討することも今後さらに重要性を増すものと 考えられます。
精度保証された数値計算では、誤差の大小の程度は別途議論が必要なものの、 結果の信頼性を提示できます。最近では精度保証付数値計算の重要性が認識さ れ始め、また、実用に耐え得るアルゴリズムも提案・発表されています。例え ば、学会誌1996年7月号「電子情報通信と数学」小特集に「精度保証付き数値 解析にまつわるできたてほやほやの話」(Vol.79, No.7, pp.693-695)として、 化学における多層平衡問題を精度保証付き数値計算で解いた話が紹介されてい ます。また、大会、非線形問題研究会(NLP)、NOLTAシンポジウムなどで多くの 研究発表がなされています。
そこで、精度保証付き数値計算に関する最新の成果及び応用に関しての技術的 課題を取り上げ、電子情報通信以外の研究者の参加も期待し、活発な意見交換 を通じてこの分野の研究を促進する場として、本研究会が発足しました。今後 関係分野の研究会・学術研究集会、さらには他学会とも協力して活動する予定 です。
既に第1回の活動として、10月6日〜8日に早稲田大学国際会議場にて早稲田大 学主催で行われたInternational Workshop on Reliability for Numerical Computing (IWRNC)に協賛という形式で参加しました。IWRNCでは主として区間 演算ならびに自動微分に関する研究発表(海外8件、国内15件)が行われ、時間 を十分にとって活発な意見交換がなされました。本研究会からも大石委員長は じめ幹事・委員が多数発表することにより、電子情報通信分野から見た精度保 証について問題提起できたものと思います。
本研究会の活動に御興味をお持ちの方は幹事の牧野 (makino@hawk.ise.chuo-u.ac.jp)まで御連絡頂くか、ホームページ
http://hawk.ise.chuo-u.ac.jp/SEVNA/
を御覧下さい。