パネル討論:PA-1
「ディジタル時代の電子回路教育はこれでよいか?」
9月6日 13:00〜16:00 56号館 101教室
西原 明法 (東工大)
回路とシステム研究専門委員会は、
標記パネル討論を開催致します。これは過去にご好評を頂いた
- 「電磁気学の教育をどうするか?」 1994年秋
- 「回路の教育はこれでよいか?」 1995年春
- 「学生実験はこれでよいか?」 1996年春
に引き続き、基礎科目としての電子回路を、特にディジタル時代という切り口
から多角的な討論を行なう予定ですので、御参加をお待ちしております。パネ
リストの方々とその御講演タイトルは以下のとおりです。
座長 篠田庄司(中央大)、西原明法(東工大)
- 半導体産業界が期待する電子回路教育 小澤時典(STARC)
- 企業から見た電子回路教育 藤高一郎(NEC)
- 新潟大学における電子回路教育 -- ディジタルの専門家が教える電子回路 --
菊池久和(新潟大)
- 東京工業大学における電子回路教育 藤井信生(東工大)
- ディジタル時代の電子回路教育の課題 関根慶太郎(理科大)
今回のパネルを企画した背景には次のような分析と疑問があります。まず大学の
側では、
- 最近の大学の風潮は、カッコいいことを追い求めることと、モノ離れとい
う2つの理由から、学生、教師を問わず、実際の回路を作るよりは、キーボード
をたたいてできるアルゴリズムやシミュレーションの世界を好む傾向がある。
- 単なる論理図(論理の接続を示したもの)を学ぶのが「電子回路」だという
誤解する人もいる.
- 電子回路は基礎科目だから誰にでも教えられるのだろうか?
一方、企業の側では
- 多くのディジタル回路はCADにより生産性が上がっているが、一歩先んじ
た性能をもつ回路(高速ディジタル回路はアナログ回路そのものである)を設計で
きるアナログ技術者の創造力に期待している。
- 大勢のディジタル技術者が必要なのも事実である。
- 創造性豊かなアナログ回路技術者が不足していると言われているが、本当
だろうか?
本パネルで考える「電子回路」は、電流が流れ、発熱し、他の部分と干渉し、雑
音も混入するモノとしての回路です。そのような電子回路の教育、すなわち次の
世代の電子回路技術者の育成はどうあるべきか、を考えていきたいと思います。
多くの皆様の御出席と積極的な御発言を期待しています。