第35回量子情報技術研究会 (QIT35) のご案内
情報科学と量子力学を融合させた新しい分野、量子情報科学に関する研究会です。情報を担う物理系の量子力学的側面を積極的に活かした新しい情報処理原理の研究と、そこから開かれる新しい学問体系の構築および新しい情報技術パラダイムの創生を目指して、情報科学、物理学、光エレクトロニクスを含む理学、工学、数理科学に携わる研究者間に自由な討論の場を提供し、この研究分野の発展を図ることを目的としています。
第35回研究会を下記のように開催いたします。現在この分野で活躍する研究者は勿論、自分の研究資産が何らかの形で使えそうだと予感している研究者・技術者など、広く関連する分野の研究者・技術者からの発表、聴講を募集致します。奮ってご参加ください。
とくに今回は高エネ研で初めての開催にちなんで、素粒子原子核分野の研究者の積極的な参加を期待しています。
主催: 電子情報通信学会 量子情報技術時限研究専門委員会
(委員長 富田章久 (北大))
共催: 応用物理学会 量子エレクトロニクス研究会
開催概要
- 日時: 2016年11月24日(木)〜25日(金)
- 会場: 高エネルギー加速器研究機構(KEK) つくばキャンパス(〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1)
- 研究会は、つくばキャンパス内の「研究本館」で開催します。こちらの構内マップのM01の建物です。
- 講演会場: 研究本館 小林ホール
- ポスター発表会場、懇親会会場: 研究本館 小林ホール前ロビー
- つくばキャンパスへの交通はこちらをご覧ください。
- 電車をご利用の場合は、つくばエクスプレス「つくば駅」前から“つくバス”(乗り場,時刻表)に乗り換えて「高エネルギー加速器研究機構」で下車するのが最も便利です。
- 自動車をご利用の場合(道路マップ)は、KEK到着後、正門入口左の案内所でご入構手続きの上、会場最寄りの大型駐車場(構内マップの建物M02の左上のP印)をご利用ください。
- 招待講演:
- 清水明 (東大総合文化) 「アンサンブルの等価性の量子破綻にともなう異常な量子状態」
- 長谷川祐司 (ウィーン工科大・北大) 「残留する確定性: 混合状態でも有効な誤差と擾乱の不確定性関係」
- 横倉祐貴 (理研) 「ネーター不変量としての熱力学エントロピー」
- チュートリアル招待講演:
- 高柳匡 (京大基研) 「ホログラフィー原理に基づく量子ビットからの時空の創成」
- KEK加速器実験施設の見学ツアー:
11/25(金)朝、希望者対象で「ベル(Belle)のCP非保存の測定実験施設」と「放射光の実験施設」の2か所を見学します。
- 発表募集分野:
量子情報、量子計算、量子暗号など広く量子情報技術に関わる理論的研究、実験的研究、計算機科学的研究、数学的研究、およびその他関連分野
- 量子計算 (量子アルゴリズム、 量子計算モデル、 量子計算量理論、
量子プログラミング言語、 幾何学的量子計算)
- 量子計算素子 (光量子計算、 固体量子計算、 NMR量子計算、
冷却原子・イオン量子計算)
- 量子情報 (量子暗号、 量子通信、 量子推定、 量子測定、 不確定性、
量子トモグラフィー、 完全正値写像)
- 量子誤り訂正 (デコヒーレンス、 量子雑音、 量子符号理論、
フォールト・トレラント量子計算)
- 量子エンタングルメント (エンタングルメント理論、 エンタングルメント制御、
量子テレポーテーション)
- 量子光学 (単一光子生成、 エンタングルメント生成、 光子状態制御、
光子検出)
- 量子物性
- 相対論的量子情報理論 (量子重力と情報、ホログラフィーと情報エントロピー、時空とエンタングルメント)
- 量子基礎 (非局所性、 文脈依存性、一般確率論、弱値・弱測定)
- 参加費・懇親会費:
- 11/11(金)までに銀行振込でお支払いいただくと:
- 参加費: 一般2,500円、学生1,000円
- 懇親会費: 一般3,500円、学生2,000円
なお振込方法は、参加事前登録を完了された方にメールでお知らせします。
- 11/11(金)より後にお支払いの場合は当日料金扱いとなり、参加費は上記に+1,000円、懇親会費は上記に+500円それぞれ増額されます。
参加事前登録または銀行振込が期限に間に合わない場合も、これに該当します。
- さらに以上とは別に、学生限定・当日受付・予稿集なしの参加費1,000円という選択肢もあります。これは事前手続き不要です。
- 以上の金額はすべて税込みです。
- 原則として査読は行いません。ただし万が一講演申込件数が非常に多く、日程内に収まりきらない場合には、査読を行う可能性があります。
- 著作権と先取権:
- 本研究会は電子情報通信学会の第二種研究会であり、著作権は筆者に帰属します。
- 発表内容の先取権についてご心配な方は、本研究会の発表内容を直ちに査読付き論文誌などに投稿することを推奨します。
申込ページ (参加・講演・ポスター発表・懇親会)
- 【
講演(口頭・ポスター)申込】 締切りました
- 【
参加登録(講演者を含む)
】 当日現地で参加登録してください
- 参加費・懇親会費のお支払いは、原則として事前に銀行振込していただきます。
振込方法の詳細は、参加登録完了後にメールでお知らせいたします。
- 講演を申し込まれた方も必ず参加登録を行って下さい。
- KEK敷地内の宿泊施設もご利用になれます。詳しくはこちらの資料をご覧ください。
- 会場での無線LAN接続を希望される方は、事前申請が必要です。こちらの資料の7ページ目をご覧ください。
- 学生限定当日聴講 1,000円 (予稿集なし)を希望される方は事前参加登録の必要はございません。
予稿原稿・ポスター作製要領
- PDF予稿原稿提出のご案内
- ポスター様式の指定はありません。A0サイズ(85cm×120cm)まで掲示可能なパネルをご用意しますので、そのスペースをご自由にお使いください。
その他
- 懇親会のご案内: 11月24日(木)18:30から、研究本館・小林ホール前ロビーで懇親会を開催します。
- 個人情報の収集ポリシーについて:
QIT への申込をするにあたり、個人情報を入力して頂く必要がございます。
QITでの個人情報利用目的は以下の通りです。
- QITへの申込者を把握するため
- 研究会の期間中、申込者を適切に案内するため
- 研究会の期間中、円滑な運営を行うため
なお、収集した個人情報は研究会終了後、複製を含め、媒体を問わず全て削除いたします。
- 個人情報収集に関するお問合せ先:
量子情報技術専門委員会幹事
E-mail: qit-kanji(-AT-)ml.hiroshima-u.ac.jp
[(-AT-)を@に変えて下さい]
- 取材等を目的に参加されるみなさまへ:
取材を希望されるみなさまの参加に関しましては,事前参加登録締切日の2週間前までに幹事団までお問い合わせ下さいますようお願いいたします。
上記期日を過ぎた場合、たとえ当日であっても、まずは幹事団までお問い合わせください。
連絡先:qit-kanji(-AT-)ml.hiroshima-u.ac.jp
[(-AT-)を@に変えて下さい]
QIT35実行委員会
- 委員長: 筒井 泉 (KEK 素粒子原子核研究所)
- 副委員長: 磯 暁 (KEK 素粒子原子核研究所)
- 副委員長: 鶴丸 豊広 (三菱電機)
- QIT35(今回の研究会)に関するお問合せ先: qit35(-AT-)ml.post.kek.jp
[(-AT-)を@に変えて下さい]
関連リンク