会長挨拶
電子情報通信学会
エレクトロニクスソサイエティ会長
永田 真(神戸大学)

電子情報通信学会 エレクトロニクスソサイエティ会長
永田 真(神戸大学)

 エレクトロニクスソサイエティ(ES)では、エレクトロニクス分野に関わる数多くの研究会(2024年6月現在、時限・特別を含む20個の研究専門委員会)がそれぞれの学術領域において活発に活動しています。産業界・大学・学術研究機関における研究開発の動向を知る機会を提供し、融合的な視点や新しい学問領域を学ぶ教育の機会を備え、そして、プロフェッショナルな若手研究者・技術者と学生の結節点として機能しています[1]。
 この1-2年における新しい活動として、英文論文誌のオープンアクセス化[2]、和文論文誌では第一種研究会の技術報告をそのまま初稿として投稿する仕組みの確立[3]、また、アジア各国で主軸となる学会との積極的な連携と人々の相互交流による国際化、などを推進してきました。いずれも、若手研究者や学生が、早い段階から研究成果を発表し、学術業績を確保する道筋として、エレクトロニクスソサイエティを利活用して頂けるように制度を整えてきました。
 情報通信と業績機会の提供を強化し、さらに国際化とブランディングの向上を通じて、とりわけ若手の皆様にとって使いやすい、そして利用価値の高い学会となるべく活動していきます[4]。
 学会を支えるステークホルダーやスポンサーの皆さま、そして、学会に参画する皆様のボランティアにたいへん感謝しております。

[1] 永田真, 「エレクトロニクスソサイエティと研究会」, 電子情報通信学会・エレクトロニクスソサイエティニュースレター, vol. 191, pp. 1-2, Oct. 2023.
https://www.ieice.org/es/nl-contents/nl-contents-538/nl-contents-539/
[2] 永田真, 「エレクトロニクスソサイエティと学術誌」, 電子情報通信学会・エレクトロニクスソサイエティニュースレター, vol. 185, pp. 1-2, Apr. 2022.
https://www.ieice.org/es/newsletters/185/NewsLetter2022_04_kantougen.pdf
[3] 永田真, 「エレクトロニクスソサイエティと学術誌(2)」, 電子情報通信学会・エレクトロニクスソサイエティニュースレター, vol. 189, pp. 1-2, Apr. 2023.
https://www.ieice.org/es/nl-contents/nl-contents-421/nl-contents-422/
[4] 永田真, 「エレクトロニクスソサイエティの最新動向」, 電子情報通信学会・エレクトロニクスソサイエティニュースレター, vol. 194, pp. 1-3, July 2024.
(掲載予定)