第9回マイクロ波シミュレータワークショップ

実行委員長:  小林禧夫(埼玉大)

 マイクロ波シミュレータ時限研究専門委員会(委員長:柴田随道,NTT先端研)は,マイクロ波からミリ波,さらには光波帯にわたる電磁波の解析技術やシミュレーション技術の発展,普及を目指して,産業界と学会との間の緊密な連携のもとに,広範な活動を展開しております.

 さて,第9回目を迎えるワークショップでは,マイクロ波受動回路特にフィルタ設計や材料測定に話題を絞って開催いたします.電磁界シミュレータの数値解析結果をどのように活用してフィルタ設計や材料定数の測定に繋げていくかの基本的な考え方が議論される予定です.

 これらの講演に続いて,マイクロ波初学者を対象にマイクロ波受動回路について基礎講座を企画致しております.

 併せて,ソフトベンダや大学等による自作シミュレータの展示と実演,市販シミュレータの紹介も予定しています.

 マイクロ波シミュレータに関心をお持ちの研究者や技術者には,更に大学院生諸君には,シミュレータ技術に関する理解を深める場,また,率直な意見交換や問題提起の場として,このワークショップにご参加くださいますようご案内申し上げます.

日時:   平成16年5月14日(金) 9:30〜17:00

会場:   東京工業大学大岡山キャンパス (東京都目黒区大岡山2-12-1)
       http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayamaO-j.html
       地図中番号26 西9号館 多目的ホール

第1部 解説講演(9:30〜12:00)

 1. マイクロ波フィルタ設計とシミュレーション技術     小林禧夫,河口民雄(埼玉大)

 2. 導波管フィルタの厳密設計     米田尚史,宮崎守泰,小西善彦(三菱電機梶j

 3. WGモード共振器法によるミリ波誘電率測定におけるシミュレータの活用
                                     古神義則,佐藤洋介(宇都宮大)

 4. 開放形共振器法による複素比誘電率測定データ −データ処理法−
                          東田 豊(財団法人ファインセラミックスセンター)

第2部 基礎講座(13:30〜14:30)

 5. マイクロ波受動回路の基礎知識  −分布定数線路理論を中心に−
                                            許 瑞邦(神奈川大)

第3部 特別話題(15:00〜16:30)

 6. 市販ツールを活用した有限要素法マイクロ波回路シミュレータ
                                            平山浩一(北見工大)

 7. 市販シミュレータを用いた材料測定法     田辺英二(潟Gー・イー・ティ・ジャパン)

第4部 ベンダー展示及び大学展示(13:10〜17:00)

懇親会(17:30〜19:30)

参加費 3000円(資料代含む)

会場準備のため,あらかじめE-mailにて参加申し込みをして下さい.

[申込み・問い合わせ先]

檜枝護重(三菱電機情報技術総合研究所)

TEL [0467] 41-2685,FAX [0467] 41-2518

E-mail: hieda@m.ieice.org

主催 電子情報通信学会マイクロ波シミュレータ時限研究専門委員会(第2種研究会)