実行委員長 高山洋一郎(姫路工業大学)
移動体通信、無線LANなどワイヤレス技術の急速な普及は、マイクロ波デバイス、半導体回路、導波路、受動回路・部品からシステムに関わる様々なシミュレーション技術の発展と利用拡大に支えられており、今後さらに一層の発展、普及が望まれます。こうした動向を背景に、本ワークショップは、シミュレーション技術に関わる研究開発者、利用者、ベンダーの交流を図り、シミュレーションおよびその応用技術の発展に寄与するべく企画されています。
今回が第6回目となります本ワークショップはマイクロ波シミュレータ時限専門委員会(委員長:川崎繁男)の主催により開催され、マイクロ波シミュレーション関連技術を様々な視点から取り上げる依頼講演中心のプログラムにより構成されています。上記専門委員会の活動の一環として、会員からの申し込みによる発表・報告により構成されるマイクロ波シミュレータ研究会が年一回、本ワークショップが年二回企画されています。本ワークショップは講演プログラムに加えてソフトベンダや大学による展示、実演および企業講演会などを並行して行うことにより、関連分野の幅広い技術者、研究者に有用な情報収集交換および議論の場を提供しています。
今回のワークショップは「能動デバイス・回路およびシステム」を主テーマに構成され、学会や研究会では聞けない最先端のトピックスや技術の現状、動向に関する情報などを提供します。多くの方々に参加頂き、シミュレーションに関する情報交換、技術交流の有効な機会として活用いただけることを期待しています。
主講演会場 (3階フェライト会議室)
1.9:30〜9:40 開会挨拶 川崎繁男(東海大)
第1部:能動素子回路シミュレーションの技術展望
1.9:40〜10:40 「マイクロ波半導体デバイスのシミュレーション技術の現状と課題について」
富沢 一隆(明治大学理工学部)
休憩(10:40〜10:50)
2.10:50〜11:50「マイクロ波モジュールシミュレーション」
高木 直(三菱電機 情報技術総合研究所)
第2部:能動素子回路シミュレーションの実際
3.13:00〜13:30「エンベロープ解析を用いた変調波歪みのシミュレーション」
加屋野 博幸(東芝 研究開発センター)
4.13:30〜14:00「モンテカルロ法を用いた物理ベース回路シミュレータによる
GaAs-MESFETの小信号パラメータ・雑音解析」
藤代博記(東京理科大学 基礎工学部)
休憩(14:00〜14:10)
第3部:マイクロ波シミュレーションの実際
5.14:10〜14:40「シミュレータを用いたマイクロ波フィルターの設計」 馬 哲旺(埼玉大学)
6.14:40〜15:10「3次元EMシミュレータと電磁波工学」 田辺 英二(エーイーティージャパン)
第4部:ソフトベンダー及び大学ソフト実演展示
展示会場 (1階)
7.15:10〜17:00 ソフトベンダー 13〜14社 大学展示 数校
副講演会場 (2階)
8.16:00〜17:00 市販シミュレータ紹介 (ベンダー2〜3社)
第5部:懇親会
9. 17:30〜19:30 会費千円程度