就任挨拶:通信ソサイエティ会長就任にあたって

眞田 幸俊 会長
眞田 幸俊 会長

 2025年度通信ソサイエティ会長を拝命しました。1年間次期会長として執行委員会や理事会に出席して参りましたが、いざ会長に就任しますと大変な責任を感じる次第です。これまでの執行委員会が積み上げてきた実績のうえで、環境の変化に対応しつつ通信ソサイエティの更なる活性化を目指す所存です。1年間の任期中、どうかよろしくお願いいたします。

 2025年度は通信学会にとりましても、通信ソサイエティにとりましても時代の変化を感じる年になるものと予想されます。昨今の物価高騰の影響を受け、学会の運営も厳しさを増しております。研究会活動がパンデミックから復活し活性化しつつある一方で、その活動費の負担が通信ソサイエティならびに学会全体に及ぼす財政的な影響を無視できない状況となりつつあります。通信ソサイエティとしてどのような形で研究会活動を支援していくのか、研究会支援の在り方を決めていく重要な議論が行われる年となります。

 一方国際化に関しては、通信ソサイエティの旗艦国際会議であるICETCがAPCCとともに11月に大阪で開催されます。実行委員会のご尽力により採択された論文はIEEE Exploreに掲載されることが決まっております。これによりICETCの国際的認知度が向上するものと予想されます。ICETC2026はこの成功を受け、初の国外開催をめざして検討を重ねることになっております。これまで英文論文誌BとComEX誌の掲載プラットフォームを IEEE Xploreに移行し、採録論文をオープンアクセス公開してきた昨今、通信ソサイエティならびに電子情報通信学会の国際的なプレゼンスをより高める施策を実施して参ります。

 また会員へのサービスに関しては、中尾前通ソ会長の肝いりで発足し検討を重ねてきた産学活性化の活動を実行に移すフェーズに差し掛かっております。具体的な実施形式は現在検討中ですが、会員の利益となる新しい活動が実施される予定です。既存の施策の見直しを含めて会員サービスの向上を図り、会員にとって意味のある学会活動を実施していきます。そして非会員の皆様にも魅力ある活動を提供し、会員数減少の問題に取り組んでいきます。

 これらの施策の実施においては通ソ所属の研究会、編集委員会、ならびに委員会の皆様のご理解とご協力がなければ成り立ちません。今後の通信ソサイエティの活動に対し、関係の皆様のご理解とご協力を賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。