#author("2023-06-07T08:31:59+09:00","","")
[[Goals_JP2023]]

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* 委員長挨拶 [#s94ce265]
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光通信システム (OCS) 研究専門委員会は、光ファイバ通信の興隆期にあたる 1987 年に時限研究専門委員会として設立され、翌1988年には常設の第一種研究会となり、以来、30年以上にわたり産・学・官の研究者及び技術者の交流の場として、我が国のみならず世界の光ファイバ通信システムの発展の一翼を担い続けています。

Beyond 5G/6G時代に向けて、コンテンツのリッチ化や多様なアプリケーションの登場により、ネットワークの根幹を支える光通信システムには、経済的な高速化・大容量化だけでなく、低遅延性や高安全性など様々な要求がなされています。多岐にわたる要求にいち早く応えるためには、何が課題かを捉え、強みを持ち寄って連携することが不可欠です。OCS研究会では、電子情報通信学会の通信ソサイエティ 4研專、エレクトロニクスソサイエティ 2研專に加えて、電気学会通信研究会、映像報メディア学会/放送技術研究会、レーザー学会など他学会と交流し、議論の機会を設け、参加者の視野や研究領域を広げるための取り組みを行っています。また、光通信分野の2大国際会議であるOFCとECOCについては、関連研專と協力し、第一線の研究者によるサマリを国内向けに発信、さらに、毎年夏には、光通信の基礎を学びなおすとともに、選定した重要トピックの著名な専門家に講演いただくサマースクールを開催し、新しい技術の理解の場を提供しています。

最近3年間のOCS研究会は、主にオンラインで開催され、研究発表の場としての役割を果たし、参加いただいた皆様に広い視野と知識を提供できるよう活動して参りました。今年度からは、技術議論や人的交流を促進するため、各月の研究会や、年末の光通信システムシンポジウムは対面形式での開催となる予定です。一方で、OCSサマースクールやOFC/ECOC報告などは、オンライン開催とし、多くの皆様にご参加いただける形態となっております。今後は、対面形式での開催を基本とし、オンライン形式の特徴も活用しながら、研究会の提供価値を高めていく所存です。光通信システムに関わる皆様には、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

研究会・総合大会・ソサイエティ大会・シンポジウムでは、多くの皆様と自由闊達な議論ができることを楽しみにしております。




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2023年6月&br;
光通信システム研究専門委員会&br;
委員長&br;
小林 孝行&br;


* 光通信システム研究会の趣旨・目的 [#xfbb1a5b]

** OCSミッション [#f77c4645]

光通信システムの技術コミュニティを活性化し、技術革新と産業化を促進することで、 未来の豊かなICT社会の実現に貢献する。

*** 3つの重点課題 [#q5bdb8cf]

+次なるパラダイムシフトに向けた技術インキュベーション
+関連研究会との連携、およびシナジーの発揮
+組織の壁を越えた研究者、技術者の育成と技術の継承 

** 取り扱う主な研究分野 [#i8e3eeed]
|研究分野|トピックス|h
|光通信方式|光変復調方式,ディジタル信号処理アルゴリズム,コヒーレント光通信,光増幅・中継技術,&br;非線形・偏波技術,空間・可視光伝送,量子通信・暗号化技術,空間分割多重(SDM)伝送技術|
|光通信機器|光増幅器・光中継装置,光/電気クロスコネクト・OADM,光/電気多重・分離,光送受信機,&br;光端局装置,ディジタル信号処理・誤り訂正,光通信計測,データコム用光通信機器|
|光ファイバ伝送路|通信用光ファイバ,光ファイバコード・ケーブル,機能性光ファイバ,空間分割多重(SDM)光ファイバ技術,&br;光接続・コネクタ・配線技術,光インターコネクション,光線路保守監視・試験技術,光ファイバ測定技術|
|デバイスの光通信システム応用|光信号処理,光通信用新機能デバイス,光集積回路,光アクティブデバイス,&br;光パッシブデバイス,光モジュール・実装,光測定技術,光通信用LSI|
|光通信網・規格|コア・メトロシステム,海底伝送システム,光アクセスシステム・次世代PON,イーサネット,&br;光伝達網 (OTN),伝送監視制御,光伝送システム設計・ツール,モバイル光連携|

このうち、光ファイバ伝送路については、光通信システムに使用する伝送路に関する研究分野の議論を主に行っています。


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