会議名 |
2010年度 第2回医療情報通信技術研究会 |
主催 |
電子情報通信学会 医療情報通信技術時限研究専門委員会
|
共催 |
日本生体医工学会 医療・福祉における電磁環境研究会
|
開催日時 |
2010年7月24日(土) 13:00 - 18:00(受付開始:12時30分) |
開催場所 |
機会振興会館地下3階B3-1会議室
|
参加費 |
一般:4,000円(講演資料購入時)、1,000円(資料購入なし)
学生:2,000円(講演資料購入時)、無料(資料購入なし) |
プログラム |
電子情報通信学会 医療情報通信技術研究会
- 13:00-13:05 開会挨拶
原 晋介 委員長(大阪市立大学)
- 13:05-13:55 【特別講演】「救急医療全体を最適化する情報システムGEMITSの開発」
小倉 真治 (岐阜大学大学院 医学系研究科)
概要:プレホスピタルでいくら頑張っても、搬入された病院で適切な治療が行われなければ救急患者は救えない。しかし、その観点から全体最適化を支援するための情報システムはなかった。これまでの医療は一つの病院で完結することを目標として整備されてきた。IT化においても、病院同士の連携、医師同士の連携等については、あまり考慮されてこなかった。したがって、Hospital Information System(HIS)もシステム間の連携についてはほとんど考慮されずに単体のシステムとして進歩してきた。しかし、救急医療においては、それは困る。患者の搬送と同時に情報が到着するのが現状であり、十分な準備対応ができない事が大きな課題となっている。 また救急現場では搬送先の選定に対する支援情報も少ない。すなわち救急の仕組み全体における情報の流通の不足が基本的な課題と考えられる。我々が実用化に向けて昨年度から開発をはじめたGEMITSは救急医療体制の全体最適を行うためのシステムであり、IT戦略本部の医療戦略に適合している。すなわち病院前の情報、救急車から病院への情報伝達、院内の医療資源の把握など、救急医療に必要な情報の見える化を図るために開発を始めていることを報告したい。
|
- 13:55−14:20
「バイタルセンサの臨床データ取得とそのユビキタス健康監視への応用(4) 〜ダイバーシチ技術を用いたデータ伝送試験〜」
菅野 宏斗*1、井上 忠幸*1、小崎 隆明*1、辻岡 哲夫*1、中島 重義*1、原 晋介*1、中村 肇*2、竹内 一秀*2
(*1 大阪市立大学大学院 工学研究科、*2 大阪市立大学大学院 医学研究科)
- 14:20−14:45
「バイタルセンサの臨床データ取得とそのユビキタス健康監視への応用(5) 〜心電図診断のための3軸加速度データの応用に関する検討〜」
小崎 隆明*1、中島 重義*1、菅野 宏斗*1、井上 忠幸*1、辻岡 哲夫*1、原 晋介*1、中村 肇*2、竹内 一秀*2
(*1 大阪市立大学大学院 工学研究科、*2 大阪市立大学大学院 医学研究科)
- 14:45−15:10
「カプセル型発信器を用いたWBANにおける歩行時の受信信号強度測定およびパケット誤り率の評価」
浜田 雄介*1,2、滝沢 賢一*2、井家上 哲史*1,2
(*1明治大学大学院理工学研究科、*2 NICT)
- 15:10−15:35
「広帯域無線通信システムによる医用電子機器の電磁妨害と誤動作の検討」
北市 健吾*1,2、石上 忍*2、滝沢 賢一*2、松本 泰*2、 徳田正満*3
(*1 都市大、*2 NICT、*3 東京大学)
休憩:15:35−15:50
- 15:50−16:50
日本生体医工学会 医療・福祉における電磁環境研究会
休憩:16:50−17:00
- 17:00−18:00
テーマ 「ワイヤレスは医療現場にどんな付加価値を与えるか?」
これまでMICT研究会では、医療におけるワイヤレスネットワーク利用について、技術の点から議論を行ってきました。しかしながら、ユーザ側がワイヤレス利用に対して持つ疑問−「ワイヤレス利用についてなぜ医療現場の情報伝達がワイヤレスでなければならないか?有線ではなぜダメか?」「緊急性があり信頼性、実時間性が求められる場合にワイヤレスは利用できるのか?またはより有効か?」「無線ボディエリアネットワーク(WBAN)はこれらのニーズを満たすのか?」−これらに十分な答えを出してきていたのでしょうか。このパネルでは、医療現場とワイヤレス技術の双方を知る方をパネリストとして、このような疑問について議論を行います。
|
座長: 原 晋介 (大阪市立大学)
パネリスト
・河野 隆二 (横浜国立大学)
・杉町 勝 (国立循環器病センター)
・花田 英輔 (島根大学医学部)
・調整中
|
お問い合わせ |
滝沢 賢一(独立行政法人 情報通信研究機構)
Email:
|