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「電気・電子機器のEMCワークショップ(通称:湯沢ワークショップ)」も、おかげをもちまして今年で31回目を迎えます。本ワークショップは、日本におけるEMC研究開発・技術開発の活性化を目指し,大学・官公庁・企業の研究者・技術者などEMCに関心をお持ちの方々が一堂に会し,活発な議論・意見交換を行なうことを目的として1989年に第1回が開催され、以降毎年行われてきました。ただ近年では、国内各地にて数多くのEMC技術セミナーが開催されるようになり、これにあわせてEMC分野も技術の成熟が徐々に進んできたように思われます。一方、時代の変革期である現代は、新たな課題が数多く見えてきています。こうした中、EMCJでは先端の研究者・技術者が集う研究会の特色を活かし、湯沢ワークショップにおいても開催テーマを研究ロードマップの策定や、産学連携・技術継承など特色あるものへと変化させています。合わせて、前々回(第29回)からは、恒例の湯沢から開催地を熱海とし、新風を取り入れております。今回は実技も含めた試みを取り入れ試験設備、宿泊設備を併設している丹波篠山の地で開催をいたします。 2019年、EMCJでは更なる施策として、研究会主催によるEMC設計対策コンテストを開催することで、企業や大学の若い世代に挑戦の場を提供し、併せてベテランから若手への技術伝承や研究会の活性化を試み、大きな盛り上がりを見せています。また、2019年は5年に一度開催されるEMC国際会議の開催年でもあり、EMC札幌2019がAPEMCとの共催により開催され活発な議論が行われました。 本年度のワークショップは、上述のEMC設計対策コンテストの計測・発表と同一日程・同一会場で開催します。ワークショップ参加者からコンテスト参加者への審査を通じたアドバイスによる技術の伝承を期待するとともに、中堅・ベテランエンジニアの方々にはコンテスト参加者の若手ならではのアイディア・発想力だけでなく、情熱や意気込みを感じ取る機会としていただければと思います。こうした会場において、産学連携の在り方や、研究会における注力テーマなどを議論し、近い未来の研究会の在り方(学会大会のセッションテーマや、論文誌の特集テーマ)について検討を進めたいと思います。若手・中堅・ベテランとそれぞれの分野で将来のEMCを熱く議論する場としたいと思いますので,是非,多くの皆様にご参加頂けますようお願い申し上げます。 電子情報通信学会 環境電磁工学研究専門委員会(EMCJ)
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テーマ:「近い将来の電磁環境トレンドとEMC開発と教育の進むべき方向性」 |
【主催】一般社団法人電子情報通信学会 環境電磁工学研究専門委員会(EMCJ) 【プログラム】 【参加費】 【参加申込フォーム】 【見積書、請求書、領収書】 【参加申込み締め切り】 【キャンセル】 【会場の詳細】 【ワークショップ事務局】 |