●第24回「電気・電子機器のEMCワークショップ」

 昨年は,東日本大震災,タイの水害,ヨーロッパの経済危機,円高,電気系大企業の赤字と,日本を取り巻く環境は厳しくなり,長期景気低迷からの脱出どころか,益々混迷を深めている状況です.
 原子力の問題からエネルギー問題がクローズアップされ,スマートグリッド関連技術として,再生エネルギーの活用,省エネ技術等がますます注目を浴びています.
 このような中,LED照明がEMC規制の対象となったり,太陽光発電システム,自動車充電システムにおけるEMC問題が注目を浴びて,規制化が検討されたり,EMCの位置付けはさらに重くなっており,将来への迅速な対応が求められています.
 そこで,今回の「電気・電子機器のEMCワークショップ」では,エネルギー関連のEMCや今後の展望を考えるということで,「EMCの最新動向と展望」(仮題)をテーマに開催させていただきます.
 本ワークショップでは,産,官,学の第一線でご活躍されている講師の方々をお迎えし,行政の立場からの日本の方針・動向をベースに,生体関連のEMC技術についてご講演いただき,パネル討論会において様々な切り口から討論いただきます.特別講演は,上先生のご業績紹介と産学連携の活動についてお話しいただき,また,技術セッションとして静電気放電ノイズ関係の発表,およびEMC標準化動向等をご紹介いただきます.

 本ワークショップは今年で第24回目を迎えますが,例年通り,大学・官公庁・企業の研究者,技術者など,EMCに関心をお持ちの方々が一堂に会し,活発な意見交換や情報共有を行いながら,相互の親睦と連携を深める場にしたいと思います.多くの皆様に奮ってご参加いただけますようよろしくお願いいたします.

電子情報通信学会 環境電磁工学研究専門委員会(EMCJ)
委員長 桑原 伸夫(九州工業大学)

 


テーマ:「EMCの最新動向と展望」(仮題)

【主催】電子情報通信学会 環境電磁工学研究専門委員会(EMCJ)
【期日】2012年11月1日(木)13:00 から2日(金)14:50まで
【会場】ホテル双葉(新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢419,Tel: 025-784-3357

【講演】
   ◇第1日目(11月1日(木) 13:00-17:00)
    開会
    13:00-13:05 委員長挨拶 桑原 伸夫(九州工業大学,環境電磁工学研究専門委員会委員長)

    基調講演 座長:桑原 伸夫(九州工業大学)
    13:05-14:05 「電波行政におけるEMCへの取組みについて」
         丹代 武(総務省 総合通信基盤局電波部電波環境課長)

    14:05-14:15 休憩

    セッション1(講演およびパネル討論)「無線技術の進展と生体電磁環境」
               オーガナイザ:多氣 昌生(首都大学東京)
    講演
    14:15-14:50 「ばく露評価法の標準化動向」 大西 輝夫(NTTドコモ)
    14:50-15:25 「ワイヤレス給電と生体電磁環境」 和氣 加奈子(NICT)
    15:25-16:00 「植込み型ペースメーカー等との両立性」 豊島 健(USCIホールディングス)
    16:00-16:10  休憩
    16:10-16:55 パネル討論  コーディネータ:多氣 昌生(首都大学東京)
      パネリスト
       大西 輝夫(NTTドコモ)
       和氣 加奈子(NICT)
       豊島 健(USCIホールディングス)

    17:00- チェックイン
    18:30- 懇親会

   ◇第2日目(11月2日(金) 9:05〜14:50)
     7:30- 朝食
     -9:00 チェックアウト

    特別講演 座長:桑原 伸夫(九州工業大学)
     9:05-10:35「アナログ技術で日本の製造業に活力を!」 上 芳夫(電気通信大学名誉教授)

    10:35-10:45 休憩

    セッション2(技術1):「放電ノイズにEMCのメスを入れる」 座長:川又 憲(八戸工業大学)
    10:45-11:15「放電に伴う広帯域電磁ノイズの脅威」(仮題) 川又 憲(八戸工業大学)
    11:15-11:45「放電インパルス性ノイズのタイムドメイン測定法」(仮題) 石上 忍(NICT)
    11:45-12:15「ESDイミュニティ試験とその課題」(仮題) 石田 武志(ノイズ研)

    12:15-13:00 昼食

    セッション3(技術2):「EMC標準化について」 座長:藤原 修(名古屋工業大学名誉教授)
    13:00-13:35「CISPR 32とCISPR 35の動向」 千代島 敏夫(PFUテクノコンサル)
    13:35-14:10「自動車の充電規制動向」(仮題) 野島 昭彦(トヨタ自動車)
    14:10-14:45「ANSI C63.4-2009放射妨害波のGHz超測定におけるBore Sighting Methodとその簡略化に関する検討」 峯松 育弥(KEC関西電子工業振興センター)
    閉会
    14:45-14:50 閉会の挨拶,連絡事項

 

【参加費】
   一般25,000円,【学生会員16,000円】(講演会費,懇親会費,宿泊代,朝食/2日目の昼食代を含む)
    ※講演会費:11,000円【4,000円】,懇親会費:7,000円【6,000円】,宿泊代:7,000円【6,000円】
   ・宿泊については,ワークショップ会場と同じホテル双葉をご用意いたします.
   ・ホテルでの宿泊は,他の参加者との相部屋になりますことをご了承ください.
    ※一人部屋ご希望の方は,近隣の宿泊所等を各自でご予約ください(代金は各自で支払い).
   ・1日目夕方に懇親会を予定しております.
   ・参加費を銀行振込と当日支払いに二分される方は,申込書の所定欄に金額をご記入ください.
   ・参加費の銀行振込が締め切り日までにできない場合は,当日会場でお支払いいただくか,振込日のご連絡をお願いします.また,その旨申込書にご記入ください.

【参加申込フォーム】
    申込書.pdf(pdf版), 申込書.xls(エクセル版)  [申込書サンプル.pdf

【見積書、請求書、領収書】
    EMCJの印を捺印した正式の書類をご希望の場合は,申込書にその旨ご記入ください.
    その場合,見積書,請求書は郵送,領収書は現地で手渡しさせていただきます.
    各書類の宛て名の指定がある場合は,申込書の要望欄にご記入ください.

【参加申込み締め切り】
    2012年10月24日(水)までにお申し込みください.
    (締め切り後のお申し込みに関しましては事務局にお問い合わせください)

【キャンセル】
    締め切り日までにキャンセルされた場合は,必要経費を除いて払い戻しさせていただきますが,締め切り日以降は,払い戻しできません.
    支払いが未完了でキャンセルされた場合は,後日請求させていただきます.

【会場の詳細】
    ホテル双葉
     新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢419 TEL:025-784-3357
     上越新幹線・越後湯沢駅下車,西口から徒歩約5分  地図

【ワークショップ事務局】
    EMCJ幹事 内海 邦昭(KEC関西電子工業振興センター)
    〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台3丁目2-2
    TEL: 0774-29-9041 FAX: 0774-93-4564
    E-mail: emcj-emc_2012ws[at-mark]mail.ieice.org
     ※@を[at-mark]と表示しております.メール送信の際には,@に変更して下さい.
以上
*;本ワークショップは,一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター 公益的調査研究・研究集会助成の支援を受けております.