EMC基礎ワークショップ(第3回)の開催案内

【静電気放電(ESD)の基礎と実際】
講師:藤原 修氏(名古屋工業大学),本田昌実氏(インパルス物理研究所)

環境電磁工学研究専門委員会では,EMC研究開発に従事する研究者や技術者を主たる対象に,EMCの設計・解析・計測の能力向上を図ることを目的として,昨年から4月期第1種研究会と同時に,第2種研究会として「EMCの基礎ワークショップ」を開催して参りました.今回の第3回目では,藤原修氏(名古屋工業大学),本田昌実氏(インパルス物理研究所)をお招きし,「静電気放電(ESD)の基礎と実際」のテーマで,EMC基礎ワークショップを催致します.
◆主催:環境電磁工学研究専門委員会(委員長 古賀隆治)
◆日時: 2006年4月27日(金) 00:00〜00:00
◆会場: NHK放送技術研究所 会議室
    〒157-8510 東京都世田谷区砧1-10-11
交通アクセスの詳細は
    http://www.nhk.or.jp/strl/aboutstrl/map.html
   をご参考願います.
◆受講定員: 00名(先着順,満員になり次第締め切ります.)

◆受講料: テキスト代金を含み 
      一般 0,000円,学生 0,000円
◆参加申込方法
 本ワークショップへの参加は事前申込が必要です.
 参加御希望の方は以下の申込書に御記入の上,4月3日(月)までに,以下の返送
先まで申込書を送信してください.
 受講料の支払い方法はワークショップ当日の現金払いとなります.
ワークショップ・プログラム

■ セッション1【9:30〜12:00】
「静電気放電の特性とFDTDシミュレーション 」  藤原修氏(名古屋工業大学)

概要:
静電気放電(ESD)で生ずる一過性の電磁雑音はマイクロ波帯にも及ぶ広帯域の周波数スペクトルを含み,それによるハイテク電子機器の電磁障害問題がクローズアップされている.それ故にESDに対する機器イミュニティの重要性が叫ばれ,国際電気標準会議(IEC)では,ESDに対する機器イミュニティの試験法をIEC61000-4-2で規定している.しかしながら,現場のESD障害については,ESDガン(静電気試験器)を用いたイミュニティ試験をクリヤしても機器の誤動作事例が相変わらず報告されている.また,イミュニティ試験に際しても機器への直接的なESDよりも機器から離れた場所で生ずるESDのほうが深刻な障害を引き起こし,その程度はESDの発生電圧には必ずしも並行せず低電圧ESDのほうがかえって大きい場合も存在するという.このような現象は一体どういう理屈で起きるのか,ESD現象に忠実な試験法はどうあるべきか.こうした疑問を解き明かすには,やはり静電気の本質を知らねばならない.このワークショップでは,まずESD現象の基礎を概説し,ESDによる発生電 磁界の性質と特異特性を説明した後に,講師のグループで行ってきたESDに対する特性測定とFDTDシミュレーションに関する最新の研究成果を述べる.

項目:
1.ESDのソースモデルと発生電磁界
2.帯電金属体のESD電磁界とFDTDシミュレーション
3.ESDガンの接触/気中放電に対する放電電流のFDTDシミュレーション
4.ESDガンの接触/気中放電に対する放電電流の特性測定
5.人体ESDに対する放電電流の特性測定
6.質疑応答


■ セッション2【13:30〜16:00】
「電子機器のESD耐性向上」  本田昌実氏(インパルス物理研究所)

概要:

項目:
1.ESD障害事例とその物理的背景
2.耐性試験の実際と問題点
3.耐性向上についての基本的な考え方
4.耐性向上策の具体例
5.質疑応答




----------- ワークショップ参加申込書 (締切り:4月xx日(X))----------------------------

【日 時】4月18日(火) 9:30-16:00
【会 場】青山学院大学 青山キャンパス総研ビル10F-18会議室
【受講料】一般 00,000円(学生 0,000円)

氏名 :
所属 :
電話番号 :
E=mail :

【返送先】emcj@mail.ieice.org
 ※ なお,お申し込みの際のメールのSubject:(題名)は「4/27ワークショップ参加申込」として下さい.

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