EMC基礎ワークショップ(第2回)の開催案内

【EMCにおけるアンテナの数値解析と測定法の基本】
講師:澤谷邦男氏(東北大学),山中幸雄氏(NICT)

環境電磁工学研究専門委員会では,EMC研究開発に従事する研究者や技術者を主たる対象に,EMCの設計・解析・計測の能力向上を図ることを目的として,昨年から4月期第1種研究会と同時に,第2種研究会として「EMCの基礎ワークショップ」を開催して参りました.今回の第2回目では,澤谷邦男氏(東北大学),山中幸雄氏(NICT)をお招きし,「EMCにおけるアンテナの数値解析と測定法の基本」のテーマで,EMC基礎ワークショップを催致します.
◆主催:環境電磁工学研究専門委員会(委員長 古賀隆治)
◆日時: 2006年4月18日(火) 9:30〜16:00
◆会場: 青山学院大学 青山キャンパス総研ビル10F-18会議室
    〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
交通アクセスの詳細は
    http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
   をご参考願います.
◆受講定員: 50名(先着順,満員になり次第締め切ります.)

◆受講料: テキスト代金を含み 
      一般 15,000円,学生 8,000円
◆参加申込方法
 本ワークショップへの参加は事前申込が必要です.
 参加御希望の方は以下の申込書に御記入の上,4月3日(月)までに,以下の返送
先まで申込書を送信してください.
 受講料の支払い方法はワークショップ当日の現金払いとなります.
ワークショップ・プログラム
■ セッション1【9:30〜12:00】
「モーメント法の原理とその応用」澤谷邦男(東北大学)
概要:アンテナ特性や高周波電磁界の数値解析方法として広く用いられているモーメント法の原理と応用について解説する.まず,その原理について述べ,次に線状導体を対象に具体的な計算方法について詳しく述べると共に,応用例を示してモーメント法の有効性を示す.また,板状導体及び誘電体を含む場合について,これまで用いられてきた手法及び応用例を簡単に紹介する.最後に,他の数値解析法とモーメント法の特徴を比較し,モーメント法の位置付けについて論ずる.

1.モーメント法の原理
1-1 モーメント法の歴史
1-2 モーメント法の原理
1-3 インピーダンス行列
2.線状導体に対するモーメント法
2-1 基底関数と試行関数
2-2 細線近似
2-3 応用例
3.板状導体に対するモーメント法
3-1 基底関数と試行関数
3-2 板状導体と線状導体の接合部の扱い
3-3 応用例
4.導体/誘電体に対するモーメント法
4-1 体積積分方程式とブロックモデル
4-2 基底関数と試行関数
4-3 応用例
5.他の数値計算法との比較とまとめ
■ セッション2【13:30〜16:00】
「EMC測定とアンテナ」山中幸雄(情報通信研究機構)
概要:EMC測定,とりわけ放射妨害波測定においては,アンテナの特性はきわめて重要であり,再現性の良い測定結果を得るためにCISPR規格などでその要求条件を定めている.本WSでは,放射妨害波測定に用いられる代表的なアンテナの特性とそれを用いた測定上の注意点,アンテナの校正方法について紹介する.また,放射妨害波測定を行うサイトを評価する方法と,このために用いられるアンテナについても紹介する.
 1.EMC測定概説
 2.EMI測定用アンテナの特性
 3.EMI測定用アンテナの校正方法
 4.EMI測定サイトの評価とアンテナ


---- ワークショップ参加申込書 (締切り:4月3日(月))-----------------------------------

【日 時】4月18日(火) 9:30-16:00
【会 場】青山学院大学 青山キャンパス総研ビル10F-18会議室
【受講料】一般 15,000円(学生 8,000円)

氏名:
所属:
電話番号:
E=mail:

【返送先】murano@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp (EMCJ幹事補佐 村野公俊)
 ※ なお,御返送の際のメイルのSubject:(題名)は「4/18ワークショップ参加申込」として下さい.

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