CS研究会

Symposium Information

コミュニケーションシステムシンポジウム

〜将来の情報通信インフラのあり方を考える〜

開催の経緯・目的

コミュニケーションシステム研究会は,新領域,境界領域も含め,物理レイヤからアプリケーションまでの,通信方式にとどまらない分野を所掌しています.
そのため,2021年度より従来の通信方式研究専門委員会からコミュニケーションシステム研究専門委員会と名前を変更致しました.

そこで,コミュニケーションシステムの基盤となる情報通信インフラの将来の在り方について,産学がどのように取り組むべきか議論するためのワークショップを企画いたしました.世界を取り巻く状況は大きく変化しており,カーボンニュートラルに向けた対応,宇宙開発競争に対しての取り組みなど多くの分野で,材料やデバイスから,システム,サービスまで幅広い研究開発とその産業化が必要です.

本シンポジウムでは,

  • 社会インフラとしての情報通信インフラの将来像
  • カーボンニュートラルと経済成長の両立を実現するネットワークのインフラやコンピュータの在り方
  • 産業用途にも耐える超高信頼、超低遅延を実現する将来無線インフラの在り方
  • 新宇宙時代のコミュニケーションシステムの在り方
  • 新しいネットワーク・コンピューティング基盤を支えるデバイス技術,新素材・材料技術

という大命題について精力的の取り組んでいる方をご招待してご講演頂きます.
加えて,このような将来の情報通信インフラ実現に向けてどのように取りくむべきか,ご参加の皆さまと議論します.

プログラム

  講演項目 講演者
13:30-13:35 開会あいさつ 寺田 純
(コミュニケーションシステム研究会 委員長)
13:35-14:15
徳田英幸様(国立研究開発法人情報通信研究機構)

【基調講演】
NICTにおけるBeyond 5Gシステムの研究開発

本講演では、NICT B5G/6Gホワイトペーパー第2版の概要を紹介するとともに、B5G/6Gシステムの研究開発の現状に関して報告します。まず、ホワイトペーパーにおける「サイバネティク・アバター社会」「月面都市」「時空を超えて」「サイバー世界の光と影」といったB5G/6G時代の生活シナリオを紹介し、NICTの基盤技術の研究開発、B5Gテストベッド、B5G研究開発促進事業などについて報告します。
徳田 英幸 様
(国立研究開発法人情報通信研究機構)
14:15-14:55
鈴木国正様(インテル株式会社)

【基調講演】
今後のデジタル社会を支える次世代デバイスのトレンド

世界的にデジタルやデータ需要が高まる中で、今後の半導体がどのように経済的・社会的課題に寄り添いながら、サスティナブルな社会に貢献していくのかを、最新の技術動向やインテルの取り組みをご紹介しながらご説明いたします。
鈴木 国正 様
(インテル株式会社)
14:55-15:35
大野英男様(東北大学)

【基調講演】
スピントロニクスが実現する省エネルギー半導体

脱炭素社会の実現には、社会システムのオンライン化によって、社会全体のあらゆる要素を制御し、省エネルギーとレジリエンスの両立を図り、電化と電源の低炭素化を推進することが不可欠です。半導体の省エネルギー化は、社会システムのオンライン化の前提となります。講演では、スピントロニクス技術による半導体の省エネルギー化の概要について解説し、同技術が新たな情報処理をエッジにもたらす可能性、および生産に関する隘路とその解決方法についても議論します。
大野 英男 様
(東北大学)
休憩(10分)
15:45-16:15
村井純様(慶應義塾大学)

デジタル社会のシステム構造

人やドローンなどモビリティを伴う要素が100%接続され、国土のカバーレージも100%前提とできるようになりつつある。また、既に我々の惑星の表面は海・陸にかかわらずインターネットの接続性を前提とできる環境が整いつつある。これらの通信環境は連携・連結されグローバルな情報通信システムとして稼働する必要がある。更に、これらのデータを処理するための惑星規模の分散システムが必要だ。惑星規模の大規模広域分散システムに向けた情報通信システムを議論する。
村井 純 様
(慶應義塾大学)
16:15-16:45
江崎浩様(東京大学)

Carbon Neutral by & of Digital Infrastructure

社会産業システムのデジタル化とオンライン化は、Society5.0実現に向けた前提条件であり、コロナ禍は、さらに、SDGsの実現に向けたカーボンニュートラルの実現を人類の必須条件とした。DXとCNの実現を単一組織として実現するだけでは不可能であり、サプライチェーンでのシステムの設計・実装・運用が、ローカル・国内・グローバルレベルで設計構築運用されることが必須となる(by Digital)。さらに、情報通信システム自身の革新的な進化が、デバイス・実装構造・運用のすべての領域において必要となる。
江崎 浩 様
(東京大学)
16:45-17:15
矢部尚登様(株式会社三菱ケミカルホールディングス)

新しいネットワーク・コンピューティング基盤を支える新素材・材料技術

三菱ケミカルホールディングスグループでは「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」これを「KAITEKI」と名付け、その実現に向けSustainability、Health、Comfortを価値基準として、イノベーションを結集し、ソリューションを提供していきます。
次世代通信技術においては、伝送量増加の中、低消費電力、遅延解消等への対応が課題であり、宇宙空間の通信インフラも益々重要となっています。本講演では弊社の豊富な技術基盤に基づく素材開発とソリューションの一部をご紹介させていただくと共に、次世代光通信を活用したDX推進によるスマートプラント実現など、化学メーカーの期待をご紹介させて頂きます。
矢部 尚登 様
(株式会社三菱ケミカルホールディングス)
17:15-17:45
佐野久様(宇宙航空研究開発機構)

新宇宙時代のコミュニケーションシステムの在り方

情報通信技術分野における将来ビジョン実現や社会課題解決への貢献を目指す、JAXAの研究開発の取組についてご紹介します。
佐野 久 様
(宇宙航空研究開発機構)
休憩(10分)
17:55-18:25
川島正久様(日本電信電話株式会社)伊東克俊様(ソニーグループ株式会社)

将来の情報通信の実現に向けて~皆様のご講演を受けて~

川島 正久 様
(日本電信電話株式会社)
伊東 克俊 様
(ソニーグループ株式会社)
18:25-18:40
川添雄彦様 (一般社団法人電子情報通信学会次期会長)

ニューノーマル時代の電子情報通信学会

川添 雄彦 様
 (一般社団法人電子情報通信学会 次期会長)
18:40-18:45 閉会のあいさつ 梅原 大祐
(コミュニケーションシステム研究会 副委員長)

講演会場

ホテルニュー種子島
〒891-3113 鹿児島県西之表市東町10

公式サイト

講演会場:コンベンションホールカラベル
開催形態:ハイブリッド開催(現地、オンライン開催)

コンベンションホール

お申込み方法

参加費

一般(現地・オンライン)・・・15,000円(税込)

  • 参加費の支払い方法については、webフォームのみの対応となります。
  • 参加申し込み後のキャンセルにつきましては、キャンセル料をお支払いいただく場合もございます。あらかじめご承知おき下さい。
  • 現地参加の方は、参加費に昼食代が含まれます。

参加申込方法

シンポジウムへの参加は、「Webフォームによる申し込み」よりお申し込み下さい。

Webフォームによる申し込み

会議接続情報のご案内

お申込みいただいた皆様へ、5月26日に「CSシンポジウム_会議接続情報のご案内」という件名にて、オンライン接続情報を皆様へお送りします。

動画配信のご案内

講演の動画に関しましては、シンポジウム開催後に1か月間オンデマンド配信します。
オンデマンド配信については、後日、参加者皆様へ改めてメールにてご連絡いたします。

お申し込み締め切り日

現地参加:2022/5/20(金)(※締め切りを延長しました!)
オンライン参加:2022/5/25(水)

現地参加の皆様

感染防止のため、開催2週間前の5月13日よりご帰宅の日まで、以下の 「健康チェックシート」よりご自身にて健康チェックをお願いいたします。 37.5 度以上の発熱,または息苦しさ,だるさ(倦怠感),咳などの風邪症状,味覚・嗅覚に異変がある場合には,現地でのご参加はご遠慮いただきます.

健康チェックシート

会場までのアクセス

空の便

座席数に限りがありますので、分散乗車にご協力をお願いします。

東京 種子島
種子島への空路は,羽田からの直行便はなく,鹿児島からJALの運行のみとなります.

往路

5/26(木)前日入りの場合

①羽田 11:20 - 13:10 鹿児島(JAL647)
鹿児島 13:40 - 14:20 種子島(JAL3769)(座席数48)

②羽田 13:20 - 15:05 鹿児島(JAL649)
鹿児島 16:50 - 17:30 種子島 (JAL3777)(座席数70)

5/27(金)当日入りの場合

羽田 8:05 - 9:55 鹿児島(JAL643)
鹿児島 11:00 - 11:40 種子島 (JAL3763)(座席数48)

復路

5/28(土)ご出発の場合

①種子島 9:15 - 9:50 鹿児島(JAL3760)(座席数70)
鹿児島 10:50 - 12:30 羽田(JAL644)

②種子島 12:10 - 12:45 鹿児島(JAL3762)(座席数48)
鹿児島 14:30 - 16:15 羽田(JAL648)

③種子島 14:50 - 15:25 鹿児島 (JAL3768)(座席数48)
鹿児島 16:20 - 18:00 羽田 (JAL650)

5/27(金 ) 当日、ご出発の場合

種子島 18:00 - 18:35 鹿児島(JAL3772)(座席数70)
鹿児島 20:35 - 22:20 羽田(JAL654)

空港から講演会場までの移動について

・5/27  11:40(JAL3763)の種子島空港着に合わせて、講演会場までの移動手段として大型バスをチャーターしますので、ご利用ください。(運賃はかかりません。)
・11:50と12:00空港発の2便を予定しています。

海の便

鹿児島港~西之表港まで高速フェリーでご来島可能です。

高速船

鹿児島港←→西之表港 1時間 35分
鹿児島空港から約 55分 鹿児島空港リムジンバス料金 1,250円

時刻表/運賃の詳細はこちら

ランプセッションについて

本シンポジウムの終了後の19:15より本シンポジウムでの全講演を振り返り、ご講演者と参加者との対面議論を行うランプセッションを企画しています。

着席形式で会食をしながら、講演者と会場参加者との意見交換を、飛散防止したスピーカーズコーナからのご発声で20:30まで約1時間インタラクティブに実施する予定です。
(ランプセッションは現地参加者のみの特典イベントです)。

テクニカルツアーについて

5/28(土)に、テクニカルツアー(種子島宇宙センターの見学ツアー)を企画しています。奮ってのご参加をお待ちしています。
※来島後に37.5℃以上の発熱がどなたか1名でも出た場合、テクニカルツアーを中止とさせて頂きます
概要は以下の通りです。
■概要(暫定版)※ツアー内容検討中のため、細かな時間や内容は変更する可能性があります。

  • 見学場所
    JAXA種子島宇宙センター(ロケット発射場、ロケットガレージ、総合指令室、etc.)
  • スケジュール
    7:45〜8:00頃:宿泊先ホテル(ニュー種子島、レクストン)からバス出発
    9:15〜11:15頃:JAXA種子島宇宙センター見学
    11:30〜13:10頃:昼食、お土産購入など(トンミー市場付近)
    14:00:種子島空港着(14:50発のJAL3768便に搭乗する想定)

宿泊先について

「ホテルニュー種子島」、及び「ホテル・レクストン種子島」をオススメします。
「ホテルニュー種子島」~「ホテル・レクストン種子島」間を大型バスで送迎します。

◆ホテル・レクストン種子島
鹿児島県西之表市西之表16069
TEL:0997-22-2000 FAX:0997-22-2055

公式サイト
ホテル・レクストン種子島ホテル・レクストン種子島ホテル・レクストン種子島

◆ホテルニュー種子島
鹿児島県西之表市東町 10
TEL:0997-23-4567
FAX:0997-23-4544

公式サイト
ホテルニュー種子島ホテルニュー種子島ホテルニュー種子島

現地開催について(コロナ関連)

現在は,緊急事態宣言,及び,まん延防止等重点措置が発令されておりませんので,予定通り開催致します.

しかしながら,会場のある鹿児島県,または参加者の勤務先やお住まいが多いと推定される東京都において,緊急事態宣言,及び,まん延防止等重点措置が発令された場合には,完全オンライン開催とします.

完全オンラインに切り替える場合は,改めてHPにてご連絡を差し上げます.

なお、緊急事態宣言、まん延防止装置等が発令されている地域に勤務もしくは居住する参加者の現地参加は自粛をお願いいたします。

実行委員

名前 所属
実行委員長 寺田 純 NTT
副委員長 梅原 大祐 京都工芸繊維大学
幹事 松永 統行 国際社会経済研究所
原 一貴 NTT
実行委員 仲地 孝之 琉球大学
田中 雄一 東京農工大学
京地 清介 工学院大学
加藤 智行 富士通
今井 欽之 京都先端科学大学
安藤 俊行 三菱電機
和智 勇介 日立製作所
海野 恭平 KDDI総合研究所
市ヶ谷 敦郎 NHK
谷田部 祐介 日立製作所
Technical Committee on Communication Systems
Top