◆シンポジウム企画「人体周辺の電波利用に関する最新技術動向」


日時: 2009年3月17日(火)〜3月20日(金)

場所: 愛媛大(松山市)

オーガナイザ:前山利幸 (拓殖大学)


【提案趣旨】
人体通信を含む人体周辺の電波利用技術は、多方面に渡る。ユビキタス医療では、体内センサーからのテレメタリングのため、電磁波を利用した体内・外通信とそのネットワークであるボディエリアネットワーク(BAN)の標準化が進んでいる。ユビキタスネットワーク社会では、人体周辺での電磁波利用がますます増えることが想定され、新しい通信システムである人体通信の実用化が進むと共に、人体に対する電磁波の影響について検討が進んでいる。そこで、アンテナ工学、環境電磁工学、医用工学、人間工学の研究・開発の観点から人体周辺の電波利用に関する現在の技術動向をご紹介頂くとともに、技術課題と将来への展望について議論を行う。


【開催報告】
各研究会より招待講演を頂き、聴講は午前約 50 名、午後30 名と概ね盛況であった。 人体周辺で電波利用が検討されているさまざまな方式に関する発表の他、UWB-BAN の 標準化に必要な伝播モデルなど、議論の範囲は広く、当該分野の研究者に研究動向を 伝えることができ、有意義なシンポジウムであったと考える。