◆シンポジウム講演「ブロードバンドワイヤレスにおける電波伝搬」


日時:2005年3月23日(水)9:00〜10:15、13:00〜16:55
   (2005年総合大会)

場所:大阪大学 豊中キャンパスA棟 共A002講義室

発表件数:12件(一般講演12件)

参加者:60名程度


【提案趣旨】
近年のワイヤレス・パーソナル通信の発展により、次世代の無線LANや携帯電話、通信放送融合型等のサービスの検討やUWBやMIMOといった新たなシステムの検討が盛んになってきている。これらの無線通信システムを設計するには、電波の伝搬特性を解明して性能評価に使える伝搬モデルを構築する必要がある。本シンポジウムは,このような背景を踏まえて,アンテナ・伝搬の研究者のみならずシステム設計の研究者が一同に会し,現状の課題及び今後の技術展望について多角的な討論を行うことを目的に提案するものである.なお、基礎境界ソサエティ・ワイドバンドシステム研究専門委員会(WBS)との共催で行う.


【開催報告】
ブロードバンドワイヤレスに関する電波伝搬に関する論文を公募し、UWBやMIMOに関する伝搬特性の測定結果や理論検討、時空間測定による非正規反射特性の検討、さらにセルラ環境での多重波伝搬特性の検討等の幅広い最新の研究結果が発表されました。基礎検討となる伝搬メカニズムを対象にした発表からシステムに関する伝搬特性を対象にした発表まであり、60名を超える多くの方に参加して頂き、熱心な議論が展開されました.その目的が十分に達成されたと思います.