結果

最優秀賞 

  松島 知輝君(埼玉大学)

特別賞  

  小倉 裕史君(三菱電機)

  中村 紳吾君(金沢工大)

募集要項

AP研では2024年1月の研究会(新潟)において小形アンテナコンペティションを実施します。皆様、奮ってご応募をお願いいたします。

開催日時

  • 2024年1月17日(水)(時間は9:00~17:00を予定) :試作アンテナの測定
  • 2024年1月18日(木),19日(金)(時間は9:00~17:00を予定):研究会において発表
  • 本コンペに参加の方は3日間参加をご予定ください。

開催場所

  • 2024年1月17日(水):新潟大学(詳細は後日お知らせします。)
  • 2024年1月18日(木),19日(金):研究会会場(詳細は後日お知らせします。)

ルール

指定された周波数における特定のカット面のV偏波およびH偏波の放射パターン積分(V偏波とH偏波は電力合成する)の測定値で競う。

アンテナ形状(図1参照):

  • 150×75×0.4 mmの地板(銅製)上に任意形状のアンテナを作成する。地板は事務局より支給したものを用いる。
  • アンテナの外寸は75×33×10 mm以内とし、地板からの高さは10 mm以下とする。
  • アンテナの地板上の設置位置および向きは任意とする。ただし、アンテナが地板からはみ出してはならない。
  • アンテナの給電点は上記のアンテナ外寸内の任意の位置とし、アンテナの給電点で事務局が支給するSMA(Femaleタイプ)コネクタ付きセミリジッドケーブルの中心導体とアンテナを接続する。
  • SMAコネクタの設置位置はアンテナ設置面と同一面の地板短辺の中央とし、セミリジッドケーブルのSMAコネクタ部のみが地板短辺から垂直にはみ出すように取り付ける。
  • アンテナ給電点とSMAコネクタの間のセミリジッドケーブルはアンテナ設置面と同一面の地板に密着させて配線し、アンテナ給電点とSMAコネクタ接続点において、セミリジッドケーブルの外導体と地板をはんだ付けする。配線の長さおよび位置は任意であるが、配線は地板をはみ出してはならない(端部のSMAコネクタ部は除く)。また、配線の長さが37 mmを超える場合は、配線の途中でセミリジッドケーブル外導体と地板をはんだ付けし、はんだ付けの間隔は37 mm以下とする(必要があれば複数点ではんだ付けする)。アンテナ給電点とSMAコネクタの間のセミリジッドケーブルは上記のはんだ付けと曲げる以外の加工をしてはならない。SMAコネクタに加工をしてはならない。
  • 地板の形状を変形させてはならない。切削、穴あけ等も不可とする。
  • 地板に他の部材を貼付したり、アンテナをはんだ付けすることは可とするが、その範囲は上記のアンテナ外寸内に限る。
  • アンテナ製造に使用する部材はパッシブのものに限る(増幅器や可変容量等、電源を用いるものは不可)。

測定・評価方法:(図2参照)

  • ターンテーブル上に地板長辺が垂直となるようにアンテナを設置し、地板長辺に対して直交するカット面(水平面)におけるV偏波およびH偏波の遠方界放射パターンを測定する。
  • 測定周波数は2.0 GHzとする。
  • 測定する角度間隔は1°とし、V偏波およびH偏波の電力合成により放射パターン積分を求める。
  • 測定に使用するケーブルはチョーク(バズーカバラン)付き同軸ケーブルとする。
  • 被測定アンテナを送信側として測定する。

申し込み方法、原稿の作成、プレゼン準備

  • 申し込みに関しては第2回小形アンテナコンペティション実行委員会にメールで連絡するとともに、研究会の申し込みシステムで1月の研究会の登録を行う(システム上の申し込み開始は10/21を予定)。申し込みの締め切りは11/10。

申し込みフォーマット(以下の内容をメールで送付ください)

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件名:第2回小形アンテナコンペ申し込み

宛先:ap_ac-antenna-compe@mail.ieice.org

記載内容:

・申込者氏名

・所属

・連絡先(メールアドレス)

・荷物送付先住所

・その他ご質問等

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  • 参加者は今回の小形アンテナコンペティションにかかわる技術報告を1月の研究会に投稿する。
  • 投稿に際して独自に測定してもよいが、コンペティションとしての順位付けは1/17の評価結果によってなされる。
  • 参加者は1/18もしくは1/19の研究会におけるプレゼン資料を用意する。その際、適切なところに1/17の評価の結果を組み入れる。プレゼン資料を作成するために必要となる測定データは1/17に使用した測定器からUSBメモリ等によって参加者に配布する。
  • プレゼンの時間は15~20分(質疑込み)を予定。

表彰

  • 上記の放射パターン積分の測定値が最も高かった参加者に最優秀賞を授与する。
  • 評価委員(被評価者の同一組織出身者の委員は除く)により新規性(10点満点)、有効性(10点満点)で評価し、平均値の高かった2名に特別賞を授与する。
  • 選奨規定はこちら。

意見交換会への参加

  • 1/17の合同測定終了後に意見交換会を開催しますので、参加者の皆様におかれましてはぜひ参加をご検討ください。

連絡先

  • 小形アンテナコンペティションに関するお問い合わせは第2回小形アンテナコンペティション実行委員会(ap_ac-antenna-compe@mail.ieice.org)までお願いいたします。