AP研伝搬モデルデータベースの目的

AP研伝搬モデルデータベースは、以下の目的で設立・運営されています。

  • 伝搬モデルの整理
    • AP研の活動を通して提案された伝搬モデルやITU-Rで国際標準化された伝搬モデル、その他の伝搬モデルの整理を行う。
    • 伝搬モデルの概要・パラメータ・数式・計算例を掲載することで適用シーン、適用範囲、使用方法を明確にする。
  • 伝搬研究の活性化
    • 伝搬モデルを用いた伝搬研究の活性化を図る。
    • 伝搬教育の活性化を図る。

伝搬モデルデータベース記載の伝搬モデルの位置づけと関連性について

伝搬モデルデータベースには複数の伝搬モデルが登録され、今後もその数を増やしていく予定です。伝搬モデルデータベースに記載されている複数の伝搬モデルや今後登録される予定の複数の伝搬モデルの位置づけと関連性は以下の通りとします。

・これまでに同じ環境・条件を対象にした伝搬モデルが数多く提案されている。これらの伝搬モデルから求められる伝搬損失等の値は必ずしも同じにはならない。また既存の伝搬モデルに対して修正を行った伝搬モデルもある。どの伝搬モデルが適切かという問いに答えるには多くの検証が必要となるため、後の世代にならないとわからない場合もある。このため、必ずしも後から作られた、または修正された伝搬モデルの方がより適切であるとは限らない。伝搬モデルを参照するときはこの点に注意が必要である。

・伝搬モデルデータベースでは、伝搬モデルの理解を図るためによく知られている伝搬モデルを取り上げて解説しているが、取り上げている伝搬モデル間の優劣をつけるために、または取り上げていない伝搬モデルとの間の優劣をつけるためにこれらの伝搬モデルを取り上げているわけではない。

・伝搬モデルは独自の拡張をしてきたものもあり、この伝搬モデルデータベースに記載されているものが定義とは限らないため、可能な限り文献に基づくものを掲載している。伝搬モデルを使用する際はこれら文献を参照されたい。

お知らせ

AP研伝搬モデルデータベース

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データベースの利用について

  • データベースに記載されている概要・図面・プログラム例の二次利用(使用者が独自に研究に利用する場合は含まない)を希望する場合にはAP研伝搬データベース委員会(以下、AP研伝搬DB委員会:連絡先は下記参照)へ申請を行うものとします。
  • 上記の引用条件を守っていただいたうえで、AP研伝搬DB委員会が了承した場合に伝搬モデルデータベースに記載されている概要・図面・数式・プログラム例の二次利用を認めます。ただし、自己責任でお願いします。利用者が伝搬モデルデータベースを利用して行った研究結果の著作権・知的財産は利用者に属するものとします。
  • 伝搬モデルデータベースに記載されている概要・図面・プログラム例そのものの販売や、概要・図面・数式・プログラムをそのまま製品へ組み込んだ場合を除く、概要・図面・プログラム例を利用した製品の開発、サービスの販売を認めます。ただし、概要・図面・プログラム例の再配布は認めません。
  • 本データベース全体に関するご質問、および、個別のモデルに関する質問は、下記のAP研伝搬DB委員会のアドレスで受け付けています。なお、委員会および登録者が質問を受け付けず返答しない場合もありますので、ご了承下さい。
  • 武器・大量破壊兵器に直接的に関わる目的への利用は禁止します。
  • データベースを利用し成果を得て発表などを行う場合には、各伝搬モデルの参照にある文献などを引用してください。あわせて、本ページも以下の例のように引用頂けますと幸いです。また、発表先などの情報を、AP研伝搬DB委員会に電子メイルで連絡お願い致します。
    •     [1] AP研伝搬モデルデータベース、https://www.ieice.org/cs/ap/misc/denpan-db/prop_model_db/

AP研伝搬データベース委員会連絡先:ap_ac-prop_db_secretary@mail.ieice.org
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