電子情報通信学会HCG第3種研究会ヴァーバル・ノンヴァーバル・コミュニケーション研究会は,人間同士のコミュニケーションを支える言語(ヴァーバル)情報と非言語(ノンヴァーバル)情報の役割に焦点を当て,両者の効果的な統合によって人間とコンピュータ間のコミュニケーションを円滑にする技術,及びコミュニケーション・モデルを構築することを目指して2005年10月に設立されました.

基本的な活動は,隔月ペースで行われる定例研究会でのディスカッションです.分野横断的に,認知科学,情報工学,社会学,言語学,心理学,人類学,臨床心理など様々な分野の研究者が参加しています.詳しくはVNVとはを参照してください.

なお,定例研究会の参加費は特に明記していないかぎり無料です.


NEWS

    第12回 VNV年次大会 開催案内を掲載

第12回 VNV年次大会

[日時]
2018年3月3日(土) 13:00-17:30(最大18:00まで延長)
[場所]
国立情報学研究所(神保町) 19F 1901-1903室
アクセス
※当日は正面玄関が閉まっておりますので,「時間外通用口」(建物北側(共立女子大学側)の小さな出入口)からお入りください.
[テーマ]
VNVground〜言語・非言語コミュニケーション研究の共通基盤の確立に向けて

 お陰様で本VNV研究会は今年で13年目を迎えることとなりました。設立当初想定していたAIやロボットによる人とのコミュニケーションの進展は、スマートフォンのコモディティ化のみならず、PepperやAIスピーカーの登場、さらにはビッグデータによる個人行動の解析技術の高度化などによって、人とコンピュータの新たな関係をより日常生活に溶け込んだかたちで構築しつつあります。それに伴い、個々の研究分野が扱う分析対象や技術的目標はますます複雑化/複合化し、本研究会が目指している文系理系といった枠を超えたコミュニケーション研究の需要はますます増しているように感じます。
 しかし、技術の発展がイコール研究の発展を意味しないように、個々の研究分野は高度に専門化されることで多くの成果を上げつつも、同時に情報工学系の研究者と人文科学系の研究者の対話、さらには文理を問わず異分野間の交流が生じる場面は以前よりも減少している印象も受けます。そうした背景から、本研究会では、個々の研究分野の知見を掘り下げるだけでなく、濃密なディスカッションを通してさらなる技術革新や新たな知見が生じる研究プラットフォームとしての役割を今後も追求していきます。
 そこで、来たるVNV年次大会では、本研究会ならではの新たな企画として、主に次世代を担う若い研究者たちが情報交換し交流することのできる場を以下のテーマで立ち上げたいと思います。

具体的には以下のセッションに分かれて報告と討議を行います

(1)VNVtips〜VNV研究を進めるためのTipsの共有
(2)VNVbasics〜他分野だからこそ知りたい基礎知識
(3)VNVphilosophy〜「できる」と「わかる」を巡る研究文化間対話
詳細なプログラムについては決定次第,後日公開します


今回、上記の3つのセッションを進めるにあたり、事前に会員の皆さまに「質問」や「取り上げて欲しい話題」を募集致します(特に(1)〜(3)の区別をする必要はありません). 同時に、この質問は○○さんに答えて欲しいといった「回答者の指名」も受け付けます(参考までにこれまでのVNV研究会での講演者と題目を用意しましたが、この方々に限らなくても構いません)。普段は論文に書かないような問題点やその解決策を共有できる貴重な機会と なりますので、是非皆さまの声を以下のサイトにお寄せください:

【質問/話題募集フォーム】
【過去の講演者リスト】
各会の詳細については,ホームページ内の活動実績を御覧ください
【締切】2/24(土)

皆さまの積極的なご質問をお待ちしております. なお,お寄せ頂いた質問などは,年次大会当日,及び,後日VNVホームページ上にて公開される可能性があることを御承知ください.匿名希望の方はその旨,お書き添え下さい.

セッションごとの詳細は下記を参照ください.


(1)VNVtips〜VNV研究を進めるためのTipsの共有

各分野では当たり前に用いられているツールやちょっとした技術などが他の分野の 研究者にはほとんど知られていない現状を鑑み、VNV研究を効率的に進めていくためのTipsを共有することを狙いとしています。例えば,以下のようなトピックについて情報共有するものです

・無償で使いやすい映像・音声アノテーションツールは?
・撮影動画からのキャプチャを論文掲載する時にどのような加工をすれば良い?またその理由は?
・どのように会話実験をデザインしたら良いか?(参与者の選定と集め方、環境の整備, 謝礼の支払い方など)

(2)VNVbasics〜他分野だからこそ知りたい基礎知識

自身の分野では当然と見なされているがお隣の研究分野では全く知られていな かったりする知識やお作法、さらには必要に迫られて概説書を読んでもよく分からない他 分野の概念や技術などを、それぞれの専門家に解説してもらうことを目的としています。 特に、知識の提供者側ではなく、「曖昧にしか知らないのできちんと知りたい」「細かい ことよりも基本的な概念として理解したい」という受け手側のニーズに応えることが主眼です。例えば、以下のようなトピックを想定しています

・他者指向性・自己指向性といったジェスチャの機能はどのようなもの?
・身体動作やその他の視覚的資源のトランスクリプションには各分野でどのような方法がある?
・センサデータや画像処理などを用いて会話データにおける身体動作を定量的に収集する際、動作に対する粒度はどのレベルと設定するのが妥当か?

(3)VNVphilosophy〜「できる」と「わかる」を巡る研究文化間対話

各分野で「何ができる/わかるとうれしいか」という研究文化を互いに持ち寄って、今後のVNV研究に対する議論を深めていきたいと考えます。設立当初から本研究会が目指していたコミュニケーション研究の文理融合は、それ自体が「異文化間コミュニケーション」であるという課題に直面しています。ややもすれば文系研究者と理系研究者は互いの研究テーマに無関心、ないしは他人事として接するようになりがちです。そこで、各分野の研究者が自身の研究が目指すものを披露し、互いの研究文化的価値観をぶつけ合うことを通じて、VNV研究の共通基盤をフロアを交えて模索していきたいと思います。



お知らせ

  • 第60回VNV研究会@国立情報学研究所が終了いたしました.
  • 第59回VNV研究会@立命館大学が終了いたしました.
  • 第58回VNV研究会(HCS/VNV共同開催)@成蹊大学が終了いたしました.
  • 第57回VNV研究会@国立情報学研究所が終了いたしました.
  • 第11回VNV年次大会@芝浦工業大学が終了いたしました.