2012年3月度音声研究会開催案内

3月8日(木),9日(金)に,理化学研究所において,音声研究会(SP)と聴覚研究会
(H)の共催研究会が開催されます。直前になりましたので,再度プログラムを
案内させていただきます.
※プログラムに一部変更がございます.

音声研究会では「第一・第二言語の獲得・学習にまつわる諸現象の分析と工学
的応用」と題したオーガナイズドセッション(テーマセッション)を企画しまし
た(趣旨は下記をご参照ください).
同時に一般セッションも開催されます.

8日研究会終了後に懇親会を予定しています.本ページ末尾をごらん下さい.

皆様のご参加をお待ちしております.

◆オーガナイズドセッション「第一・第二言語の獲得・学習にまつわる諸現象
  の分析と工学的応用」
インターネットに代表される莫大な事例データを対象とした機械学習に基づく
知的システムが構築されている。人間も生得的/後天的に獲得した知識に基づ
き,様々な環境/刺激に対して柔軟な振るまいを示すが,両者に大きな隔たり
が存在することは否めない。本オーガナイズドセッションでは,第一・第二言
語の獲得・学習に焦点を当て,そこに観測される諸現象の分析や記述に関する
科学的研究,それらを支援する工学的研究や得られた知見の工学応用に関する
研究発表を募り,関連研究者間での議論を行なう。

以下の2件の招待講演を予定しております。


◆[招待講演]前言語期における“言語発達” 〜 音声からことばへの転化を支えているもの 〜
○東京大学大学院教育学研究科 針生 悦子 先生


◆[招待講演]日本語母語話者による英語音声習得 〜 基礎研究とeラーニングシステムの開発 〜
○ATR知能ロボティクス研究所 山田 玲子 様


(オーガナイズドセッション担当:
  赤木正人(北陸先端大),峯松信明(東大),戸上真人(日立))



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            2012年3月度

            音声研究会(SP)
            聴覚研究会 (H)
           共催研究会のご案内

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★音声研究会(SP)
専門委員長 速水 悟 (岐阜大)  副委員長 山下 洋一 (立命館大)
幹事 北岡 教英 (名大), 森 大毅 (宇都宮大)
幹事補佐 坂野 秀樹 (名城大), 藤本 雅清 (NTT)

★聴覚研究会(ASJ-H)
委員長 津崎 実 (京都市立芸術大)  副委員長 蘆原 郁 (産総研)
幹事 牧 勝弘 (愛知淑徳大), 廣谷 定男 (NTT), 坂本 修一 (東北大)

日時 2012年 3月 8日(木) 11:00〜17:15
   2012年 3月 9日(金) 10:30〜17:15

会場  理化学研究所 統合支援施設 2階会議室
      (〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1.
       東武東上線/東京メトロ有楽町線・副都心線 和光市駅から徒歩15分.
       http://www.riken.go.jp/r-world/riken/campus/wako/
       会場地図: rikenmap.pdf
       入構の際は、守衛所で手続きをしてください。)
      世話役: 理化学研究所 脳科学総合研究センター 馬塚 れい子 先生

議題  聴覚・音声・言語とその障害/一般


3月8日(木) 午前 聴覚一般 (11:00〜12:00)

(1) 11:00 - 11:30
促音挿入判断に着目した韓国語母語話者による日本語促音の知覚特性 〜 韓国語の濃音化との関連性を中心に 〜
○鮮于 媚(早大)・田嶋圭一(法政大)・加藤宏明(NICT)・匂坂芳典(早大)

(2) 11:30 - 12:00
骨導超音波補聴による最重度難聴者の単音節知覚傾向
○松井淑恵・下倉良太・斎藤 修・福田芙美・西村忠己・細井裕司(奈良医科大)・中川誠司(産総研)

−−− 昼食 ( 90分 ) −−−

3月8日(木) 午後 オーガナイズドセッション「第一・第二言語の獲得・学習にまつわる諸現象の分析と工学的応用」1 (13:30〜15:30)

(3) 13:30 - 14:00
マルチタイムスケール音韻獲得モデルを用いた対乳児音声の特性解析
○宮澤幸希(早大/理研)・菊池英明(早大)・馬塚れい子(理研)

(4) 14:00 - 14:30
折れ線近似による語彙爆発開始時期の推定
○南 泰浩・小林哲生・杉山弘晃(NTT)

(5) 14:30 - 15:30
[招待講演]前言語期における“言語発達” 〜 音声からことばへの転化を支えているもの 〜
○針生悦子(東大)

−−− 休憩 ( 15分 ) −−−

3月8日(木) 午後 音声一般・障害者支援 (15:45〜17:15)

(6) 15:45 - 16:15
電気人工喉頭のための拡声器に関する一考察
○藪 謙一郎・上田一貴・稲永潔文・伊福部 達(東大)

(7) 16:15 - 16:45
構音障碍診断支援のための音声特徴量の統合化と可視化に関する検討
○上田裕市・坂田 聡(熊本大)・新中須真奈・平原成浩(鹿児島大)・五味暁憲(群馬大)

(8) 16:45 - 17:15
視覚によるフィードバックをともなう発話速度の調整
○越智景子・森 浩一・岡田美苗・錦戸信和(国立障害者リハビリテーションセンター)

3月9日(金) 午前 聴覚・音声 (10:30〜12:00)

(9) 10:30 - 11:00
歌声における印象評価と音響特徴量の関係について
○小島 俊・齋藤 毅・三好正人(金沢大)

(10) 11:00 - 11:30
ホルマント周波数の摂動を伴う聴覚フィードバックの開ループによる応答特性の解析
○錦戸信和・岡田美苗・越智景子・森 浩一(国立障害者リハビリテーションセンター)

(11) 11:30 - 12:00
変換聴覚フィードバック課題における発声F0応答の男女差
○岡田美苗・森 浩一(国立障害者リハビリテーションセンター)・岡崎俊太郎(生理学研)・蔡 暢(NICT)・錦戸信和・越智景子(国立障害者リハビリテーションセンター)

−−− 昼食 ( 90分 ) −−−

3月9日(金) 午後 オーガナイズドセッション「第一・第二言語の獲得・学習にまつわる諸現象の分析と工学的応用」2 (13:30〜15:30)

(12) 13:30 - 14:00
乳幼児期における音声生成の発達過程 〜 日本語圏と英語圏の比較 〜
○山下友子・中島祥好・上田和夫(九大)・嶋田容子(京大)・David Hirsh(シドニー大)

(13) 14:00 - 14:30
調音特徴抽出に基づくIPAチャートへの英語発音リアルタイム表示
○森 拓郎・入部百合絵・桂田浩一・新田恒雄(豊橋技科大)

(14) 14:30 - 15:30
[招待講演]日本語母語話者による英語音声習得 〜 基礎研究とeラーニングシステムの開発 〜
○山田玲子(ATR)

−−− 休憩 ( 15分 ) −−−

3月9日(金) 午後 音声一般 (15:45~訓7:15)

(15) 15:45 - 16:15
音声の発話者印象情報の知覚・認知モデル構築
○佐藤安里・菊池英明・市川 熹(早大)

(16) 16:15 - 16:45
規則処理とCRFに基づくアクセント予測の高精度化
小林俊平・清水信哉・○峯松信明・廣瀬啓吉(東大)・平野宏子(華橋外国語学院)

(17) 16:45 - 17:15
周波数帯域の除去が雑音駆動音声の知覚に与える影響 〜 複数話者の分析 〜
○野口聖人・佐津川裕一・上田和夫・中島祥好(九大)

一般講演:発表 25 分 + 質疑応答 5 分
招待講演:発表 50 分 + 質疑応答 10 分

◆IEEE Signal Processing Society Japan Chapter協賛

◎懇親会について
第1日目の研究会終了後、懇親会を予定しています。ふるって
ご参加ください。
日時 3月8日(木) 17:30 - 19:30
会場 理化学研究所 広沢クラブ
参加を希望される方は、3月5日(月) 15:00 までに、音声研幹事
森までメールでご連絡ください。(アドレスは末尾に記載しています)


☆SP研究会今後の予定 [ ]内発表申込締切日

5月24日(木)〜25日(金) 大阪大学中之島センター [3月9日(金)] テーマ:音声・音響信号処理,音声及び一般

【問合先】
◎音声研究会・オーガナイズドセッションに関する問合先
森 大毅 (宇都宮大学)
E-mail: hiroki [at] speech-lab.org
Tel: 028-689-6120
Fax: 028-689-6119

◎聴覚研究会に関する問合先
坂本 修一(東北大学)
TEL: 022-217-5461
E-mail:saka [at] ais.riec.tohoku.ac.jp