Technical Group on Sensor Networks, IEICE
    2012-05-25 (01:01:33)
    [Japanese] / [English]

時限研究会設立について

                                                               委員長 小川明(名城大)

(1) 委員会設置の目的

センサネットワークは,多くのセンサデバイスを情報通信ネットワークで結ぶことでセンシングの高度化を図る目的を持つ.これは,単にセンシングの高度化をもたらすばかりでなく,今後の情報通信分野に新しい概念を与え,基盤技術ともなる可能性を秘めている.それと同時に,環境測定,セキュリティ,知的空間の構築,大災害時の救助活動,娯楽など多様な応用分野が予想される.

センサネットワークが従来のネットワークと異なる点は,その構成要素である情報源,センサ出力,ネットワークなどが不安定性,不確実性,厳しい拘束条件等を有していることにある.その前提のもとでシステムの最適化を図るべく研究課題に取り組む必要がある.さらにセンサネットワークは,センシング,情報理論,情報伝送・検出,ネットワーク,人工知能,制御理論,システム理論など多方面の学術分野を融合して成り立つものであると言える.それと同時に,個々の技術が従来のままでは効果が発揮できず,それぞれに本質に立ち帰って考え直す必要がある.

センサネットワーク時限研究専門委員会は,センサネットワークに関する理論,技術の確立を目指し,学際的視点のもとに多方面の学術分野における研究者に情報・意見の交換,討論を行うことを目的とする.委員会,研究会,関連する団体との共催研究会や共催講演会・ワークショップを開催し,この分野の発展を図っていく.

(2)活動計画

研究会と専門委員会をそれぞれ年3回程度開催する.また,年1回ワークショップの開催を目指す.活動は,関係諸団体の協力を仰ぎ,産官学の研究者,学生諸氏,およびセンサネットワークに興味を持っている方々に積極的に参加していただく.

(2) 研究分野

  1. ネットワークの存在を前提としたセンシング手法に関する研究
     分散センシング,適応センシング,知的情報処理,知的信号処理,省電力センシング
  2. センシング情報理論に関する研究
    多端子情報理論,対象事象に対する情報量,信頼性を考慮した情報源符号化,相関のある情報源の符号化,情報同定,センシング情報を考慮した通信路符号化
  3. ネットワーク構成,プロトコルに関する研究
    センサネットワークに適したリソースの有効利用,省電力プロトコル,物理層,トポロジー,Ad hoc,Latency
  4. センサフュージョンに関する研究
     情報源,センサ情報,通信路,ネットワークの状況を考慮した知的判定
  5. センサノードに関する研究
     センサノードの最適設計,省電力,長寿命,低電磁干渉,超小型
  6. センサネットワーク応用に関する研究
     セキュリティ,災害救助,娯楽,環境測定,ターゲットトラッキング,自動運転支援 製造支援

(4)設置期間

平成16年6月から平成18年5月まで(2年間)

(5)英文名称(英文略称)

Sensor Networks (SN)

(6)ホームページ

http://www.ieice.org/~sn/

(7)幹事

大槻 知明(慶応大),山里敬也(名古屋大)


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