委員長挨拶


フォトニックネットワーク(PN)研究会は伝統と格式の無い研究会です.1 種研究会として設立してから今日までの8年間,過去や慣習にとらわれず,常 に新しい試みを提案し実施してきました.著名な大学教授や企業研究者から, 研究を始めたばかりの学生の方々まで分け隔てることなく,その技術分野に興 味を持つ全ての人が,フォトニック(光)とネットワークをキーワードに,情 報通信ネットワークに関する様々なアイディアや技術提案をもちより,自由に 議論する場を提供します.

研究は実用化に直結するようなものから,科学技術の知識を深める学術的価値 の高いもの,はたまたそれ自身は技術領域の牽引役でそこから多くのバイプロ ダクトが期待できるものなど,その形態や役割は様々です.分野的にある意味 フォーカスして活動をしていますが,分野内ではデバイスから制御技術に至る まで,それぞれの特色を大切にしながら垂直統合的に議論を行っています.

現在の情報通信ネットワークは,電気,水道,ガスと同様に,時と場合によっ てはそれ以上に,我々の生活にとって無くてはならない重要な社会インフラに なっています.その重要性とつながらなくなってしまった場合のダメージの大 きさは,先の大震災において,我々日本人の皆が身をもって体験したことはご 存じの通りです.また増加する消費電力とどう向き合っていくかも大切な仮題 です.フォトニックネットワーク技術に何が出来るのか,将来を見据えて議論 していきたいと考えています.


フォトニックネットワーク研究専門委員会委員長 和田尚也