光通信システム研究専門委員会の主旨説明 (2017年度)

委員長の挨拶

OCS委員長 森田 逸郎

光通信システム研究会(OCS)は1987年の時限研究専門委員会設立以来、光ファイバ通信システムに関する研究・開発の促進、産官学の研究者・技術者の交流を目的に活動してきており、今年で30周年を迎えます。その設立以来、OCSは、本国における光ファイバ通信システムの発展の一翼を担い続けていると自負しております。

現在は、以下の5つの研究分野を中心とした活動を行っており、本分野における技術コミュニティを活性化し、技術革新と産業化を促進することで、未来の豊かなICT社会の実現に貢献することをミッションとしています。

  1. 光通信方式
  2. 光通信機器
  3. 光ファイバ伝送路
  4. デバイスの光通信システム応用
  5. 光通信網・規格

今年の具体的な活動としては、国内各地で年7回、上述研究分野をテーマとした第一種研究会を開催します。その際には、関連の深い領域の研究会とも積極的に交流し、融合領域の開拓にも力を入れていきます。
また、今年の7月には、これまでの道程をふりかえると共に、今後を俯瞰する、30周年記念シンポジウムを開催します。その2日目には、恒例となっている“OCS Summer School”を開催し、光通信システムにおける重要トピックスを選定し徹底的に深堀します。これらの活動は、本分野の技術力を底上げすると共に国際競争を勝ち抜くための端緒となると考えています。
さらに、年末には、光通信分野の研究者・技術者が一堂に会する光通信システムシンポジウムを開催します。本シンポジウムでは、光通信技術及び関連分野の著名な専門家、あるいはビジネスの最前線で活躍されている著名人から講演して頂き、周辺分野へ技術分野を開拓する視野を養い、社会にいかにして貢献するかを議論します。

今日の情報化社会を支える社会インフラとして、光通信システムは不可欠なものとなっています。これは、光ファイバ通信技術がタイムリーな技術革新を何度も繰り返し、急増する通信トラヒックを収容する社会インフラ構築技術として、確実にその役割を果してきた結果です。IoT等、将来の様々な新たな通信サービスの創出を支え続けるためには、今後も持続的な大容量化が求められるだけでなく、利用者やサービス、さらには運用者の視点まで取り入れた研究・開発が必要となります。

OCSは、今後とも、大学・企業・公的研究機関などの研究者・技術者の皆様に、日本の継続的な発展を支える光ファイバ通信の技術革新を自由に議論する場を提供し続けて行きたいと考えています。皆様の積極的な参加をお待ちしております。

2017年5月
光通信システム研究専門委員会委員長 森田 逸郎
 

OCSミッションと重点課題

OCSミッション

光通信システムの技術コミュニティを活性化し、技術革新と産業化を促進することで、 未来の豊かなICT社会の実現に貢献する。

3つの重点課題

  1. 次なるパラダイムシフトに向けた技術インキュベーション
  2. 関連研究会との連携、およびシナジーの発揮
  3. 組織の壁を越えた研究者、技術者の育成と技術の継承
     

当研究会の取り扱う主な研究分野

研究分野トピックス
光通信方式光変復調方式,ディジタル信号処理アルゴリズム,コヒーレント光通信,光増幅・中継技術,
非線形・偏波技術,空間・可視光伝送,量子通信・暗号化技術,空間分割多重(SDM)伝送技術
光通信機器光増幅器・光中継装置,光/電気クロスコネクト・OADM,光/電気多重・分離,光送受信機,
光端局装置,ディジタル信号処理・誤り訂正,光通信計測,データコム用光通信機器
光ファイバ伝送路通信用光ファイバ,光ファイバコード・ケーブル,機能性光ファイバ,空間分割多重(SDM)光ファイバ技術,
光接続・コネクタ・配線技術,光インターコネクション,光線路保守監視・試験技術,光ファイバ測定技術
デバイスの光通信システム応用光信号処理,光通信用新機能デバイス,光集積回路,光アクティブデバイス,
光パッシブデバイス,光モジュール・実装,光測定技術,光通信用LSI
光通信網・規格コア・メトロシステム,海底伝送システム,光アクセスシステム・次世代PON,イーサネット,
光伝達網 (OTN),伝送監視制御,光伝送システム設計・ツール,モバイル光連携

このうち、光ファイバ伝送路については、光通信システムに使用する伝送路に関する研究分野の議論を主に行っています。

 

過去の主旨説明

最終更新: 2017-05-20 (土) 14:19:09 (150d)