2019年2月研究会 アブストラクト

 2019-02-14 : 13:10 - 14:40 座長: 齊藤 晋聖(北海道大学)

  1. 光フェーズドアレイと多モードファイバによる高速イメージングの検討
    ○福井太一郎・中野義昭・種村拓夫(東大)

    従来の多モードファイバによるイメージングは、空間光変調器やマイクロミラーの速度に律速されている。本発表ではより高速なイメージングの実現に向け、光フェーズドアレイと多モードファイバを利用した、高速なイメージング手法に関する検討を行う。

  2. ハイブリッドモード同期全偏波保持Er添加ファイバレーザーに関する理論研究 〜 可飽和吸収体回復時間の影響について 〜
    ○金 磊・林 寧生・張 超・セット ジイヨン・山下真司(東大)

    We report a new design of passively mode-locked all polarization-maintaining (PM) Er-doped fiber laser, which is based on a hybrid scheme incorporated by nonlinear polarization rotation (NPR) and saturable absorber. A full-vector model described by the coupled nonlinear Schrödinger equations is used for the pulse propagation in the laser cavity. The impact of saturable absorber is investigated theoretically. The mathematical model shows that the saturable absorber can increase mode-locking working points for the hybrid scheme, which with a shorter recovery time is preferred.

  3. 偏波保持ファイバで構成した傾斜利用型ブリルアン光相関領域解析法の実証と音楽への応用 〜 世界初のブリルアン散乱を用いた楽器応用 〜
    ○林 寧生・張 超・金 磊・セット ジヨン・山下真司(東大)

    外乱に強い偏波保持ファイバを用いて高速分布測定システムを構築し、歪の分布測定によりその動作を確認した。センサ部分は人間が手で持って扱っても光の信号対雑音比に影響がないため、このシステムはヒューマンインターフェスへの応用可能性があると考えた。応用例としてブリルアン散乱光を用いた楽器を紹介する。豊かな音色の変化を光ファイバ一本で表現できる。また、学術的には、非線形光学現象の楽器応用の初の事例となる。

 2019-02-14 : 14:40 - 16:05 座長: 坂本 泰志(NTT)

  1. 7コアEDFAにおけるクラッド励起光の回生
    ○前田幸一・高坂繁弘・川崎浩平・吉岡和昭・杉崎隆一・塚本昌義(古河電工)

    クラッド一括励起型マルチコアEDFAへの適用を目指した励起光の回収器を作製し、最大75%の励起光回収率を得た。7コアEDFAにおいて回収した17%の残留クラッド励起光を回生させることにより、同一励起パワーにてコアあたり0.7dBの出力増加、または出力一定条件下でクラッド励起光の14%削減を実現した。

  2. ハイブリッド励起マルチコアエルビウム添加ファイバ増幅器の動的利得制御特性
    ○小野浩孝・水野隆之・宮本 裕(NTT)

    ハイブリッド励起マルチコアエルビウム添加ファイバ増幅器の動的利得制御特性についてシミュレーションにより明らかにする.

  3. C+L帯19コアクラッド励起EDFAを用いた1,500kmマルチコアファイバ伝送実験
    ○相馬大樹・別府翔平(KDDI総合研究所)・前田幸一・高坂繁弘・杉崎隆一(古河電工)・高橋英憲・釣谷剛宏(KDDI総合研究所)

    本報告では、フルC+L帯19コアクラッド励起EDFAを試作・評価し、入力0dBm時において、73nmの帯域(C帯:36nm、L帯:37nm)に渡って利得が12.8dB以上、雑音指数が7.6dB以下であることを明らかにした。また、本EDFAを用いて、12コアファイバ伝送実験を実施し、1,500km以上伝送可能であることを確認した。

 2019-02-14 : 16:05 - 17:45 座長: 長瀬 亮(千葉工大)

  1. 超高ΔPLC技術によるSi導波路とSMFとの低損失多芯接続技術
    ○長谷川淳一(古河電工)・池田和浩・鈴木恵治郎(産総研)・酒井辰浩・佐藤直樹・小林 剛・松原礼高(古河電工)・河島 整(産総研)

    Si導波路とシングルモードファイバ(SMF)との接続において、小型かつ低損失な多芯接続を実現すべく、5.5%Δの超高ΔPLCを間に挿入する新しい構成を考案し、試作を行った。その結果、32chの多芯接続において、Si導波路とSMFとの接続損失は、1.4〜1.6dB/facetであり、低損失な多芯接続技術を確立した。

  2. 光ファイバ側方出力装置の適用心線拡大に向けた基礎検討
    ○植松卓威・廣田栄伸・飯田裕之・安部直嗣(NTT)

    光アクセス網の線路保守作業の高効率化に向けて,所外8分岐スプリッタ下部の光ファイバ素線およびルースチューブで覆われた光ファイバ心線のどちらの心線からでも光信号を取得することができる光ファイバ側方出力装置を検討する.曲げ部の設計を最適化することで両心線に対して通信を維持できる挿入損失に抑えつつ,光信号取得に必要な結合効率が得られることを確認する.

  3. 超多心光ファイバケーブル配線ソリューション
    ○高橋直紀・水戸部良一・武田力丸・中島俊彰・縣 克司・百津仁博・進藤幹正(フジクラ)

    Abstract unavailable at this moment

  4. Performance evaluation of large-scale optical circuit switch for data centers
    ○Mungun-Erdene Ganbold・Yojiro Mori・Ken-ichi Sato(NU)

    Abstract unavailable at this moment

 2019-02-15 : 09:30 - 12:35 座長: 山本 義典(住友電工)

  1. 空孔付きマルチコアファイバにおける長手方向クロストークの評価
    ○野添紗希(NTT)・福本良平(フジクラ)・辻川恭三・半澤信智(NTT)・竹永勝宏(フジクラ)・大橋正治(阪府大)・愛川和彦(フジクラ)・中島和秀(NTT)

    マルチコアファイバの製造法であるクラッド一括合成法を用いて、125μm径の単一モード4コアファイバを作製した。コア間への空孔付与により、クロストークの低減を実現した。今回、OTDRを用いて、空孔直径の長手方向での変動がXT値に与える影響を検討したので報告する。

  2. クラッド一括形成法を用いたマルチコアファイバのコア変形低減
    ○福本良平・竹永勝宏・愛川和彦(フジクラ)

    マルチコアファイバの製造方法の1つにクラッド一括形成法がある.しかし,本製法は,コアの変形が大きいという課題があった.今回,六角柱に加工したロッドを使用しコア変形抑制の検討を行った.その結果,従来の方法では5%程度あったコア変形を0.2〜2.1%にまで小さくできることを確認した.

  3. 熱拡散コア技術を用いた小MFDマルチコアファイバの接続損失特性
    ○佐々木雄佑・竹永勝宏・愛川和彦(フジクラ)

    データセンタなど短距離伝送用途において,モードフィールド径(MFD)の縮小によりマルチコアファイバのクロストークを抑制する手法は,ファイバ作製プロセスを簡略化して低コスト化を実現する点で有用であると考えられる.しかし,コア位置ずれによる接続損失増大が課題となる.そこで,熱拡散コア技術を用いた接続損失特性改善の検討を行った.

  4. SC形MCFコネクタの接続特性
    ○今泉可津貴・長瀬 亮(千葉工大)

    マルチコアファイバ(MCF)でネットワークを構築するためには光コネクタが必要である.筆者らはこれまでオルダム・カップリング機構を備えたMCF用光コネクタを提案してきたが,より簡易な構造により,プラグハウジング内で接続したときにオルダム・カップリング機構を構成するSC形MCFコネクタを試作し,その接続特性について報告する.

 2019-02-15 : 12:35 - 14:00 座長: 五井 一宏(フジクラ)

  1. 低クロストーク型4-f光学系による6x6波長クロスコネクトの検討
    ○妹尾和則・山口慶太・磯田 暁・水野隆之・鈴木賢哉・橋本俊和・宮本 裕(NTT)

    SDMノードにおいて伝送特性を制限する主要因の一つであった、WSS間クロストークを抜本的に低減する4-f光学系型WSSをこれまで報告してきた。本報告では、4-f光学系型WSSを組み合わせて6x6規模の波長クロスコネクトを構築し、挿入損失やクロストーク量などの透過特性について議論する。

  2. 波面整合法設計シリコンモード変換器の試作
    ○澤田祐甫・佐藤孝憲・藤澤 剛・齊藤晋聖(北大)

    光デバイス設計のための最適化手法の1つである波面整合法を用いて,シリコンモード変換器の設計および試作を行った.理論的および実験的に波面整合法設計の有用性を示した.さらに,波面整合法によるモード変換器の広帯域設計についても理論的な検討を行った.

  3. 螺旋光導波路のためのビーム伝搬法の開発とツイストフォトニック結晶ファイバへの応用
    ○藤澤 剛・佐藤孝憲・齊藤晋聖(北大)

    螺旋光導波路のためのフルベクトル有限要素ビーム伝搬法を開発している。光の進行方向にらせん状に変化していく導波路中のビーム伝搬を、変換光学の理論に基づく誘電率、透磁率テンソルの変換を行うことで、等価直線導波路として取り扱うことに成功している。円形の解析領域とするために、円筒座標系の完全整合層(PML)を用いている。開発した手法により、螺旋ツイストフォトニック結晶ファイバ(PCF)の透過スペクトルを算出し、報告されている実験結果と極めて良い一致を得た。また、螺旋ツイストPCF中の、光波の特異な偏光状態についても解析している。

 2019-02-15 : 14:00 - 14:55 座長: 松浦 基晴(電通大)

  1. 実観測ブリルアンゲインスペクトルからの円環円周方向ひずみの計測
    ○西村研人・成枝秀介・成瀬 央(三重大)

    円環の周上に設置された光ファイバで観測されるブリルアンゲインスペクトル(BGS)をモデル化し、そのモデルに観測されたBGSをあてはめる円環の円周方向ひずみ計測方法を提案するとともに、シミュレーションによって本方法の有効性や、BGS観測条件と円環への荷重条件についてひずみ計測誤差の特性を明らかにしている。本報告では、集中荷重下と分布荷重下の光ファイバで観測されたBGSからひずみを計測した実験結果について述べている。実験では、これらの荷重によって円環に生じる空間的なひずみの代わりに、それと等価な、空間的時間的不均一ひずみによるBGS変形の類似性に基づいて変換された時間的なひずみが光ファイバに形成されている。

  2. ノイズと光損失を含むBGS観測値に対する非負値行列因子分解を用いた最大・最小ひずみの抽出
    ○藤本拓哉・成瀬 央(三重大)・西野隆典(名城大)

    分布観測されたブリルアンゲインスペクトル(BGS)に非負値行列因子分解を適用することによって, 各ひずみ計測位置を中心とするBGS観測区間内におけるひずみの最大・最小値を抽出する方法を提案し, その有効性をシミュレーションによって確認している. 実際に観測されるBGSは光ファイバ自身あるいは接続による光の損失のために減衰するとともに, ノイズが含まれている. 本報告では, これらの損失やノイズを含むBGSからの最大・最小ひずみを抽出するシミュレーション行った結果について調べた. シミュレーションの結果は, 損失のみを含むBGSからはその影響を受けることなくひずみが抽出されること, それに対して, ノイズを含むBGSからは, SN比に依存したばらつきをもつひずみが抽出されるが, 前処理として平滑化を行うことによってそのばらつきが低減されることを示していた.

最終更新: 2019-02-06 (水) 18:36:59 (46d)