2019年1月研究会 アブストラクト

CS1 2019-01-17 : 10:00 - 12:25

  1. Overloading fronthaul with adaptive space-time compression: from a hardware perspective
    ○Paikun Zhu(GPI)・Yuki Yoshida(NICT)・Ken-ichi Kitayama(GPI)

    Adaptive, joint space-time compression could be a promising technique to address the issue of massive MIMO fronthauling and support overloaded fronthaul network in 5G/IoT and beyond. In this talk, we present FPGA design, implementation and experimental demonstration of an adaptive time-domain fronthaul compressor based on adaptive differential pulse code modulation (ADPCM).

  2. 直接変調レーザを用いた光デジタルコヒーレント伝送におけるキャリア周波数オフセットの補償範囲拡大に向けた新たな補償技術の提案
    ○金井拓也・藤原正満・胡間 遼・五十嵐 稜・飯山法子・可児淳一・寺田 純(NTT)

    光アクセスの長延化・多分岐化を目指した光デジタルコヒーレント技術の光アクセスへの適用が検討されている.本稿では,経済的な光コヒーレント送信器を実現するための構成として,検討している直接変調レーザを用いた送信器において課題となっていた周波数オフセットを補償するための新たな技術について紹介する.本技術を用いることで,従来技術よりも格段に広い±13 GHzという周波数補償範囲を実現した.

  3. メトロ網向けバースト光伝送時における分散補償最適設計の一検討
    ○益本佳奈・中川雅弘・松田俊哉・恩田英俊・松村和之(NTT)

    収容トラヒックが数Gbpsの拠点が点在するルーラルエリアのメトロ網において,低コスト・省電力に,効率良くトラヒックを集線するネットワークとして光TDMネットワークが広く検討されている.光TDMネットワークをメトロ網での伝送を実現するためには、バースト信号に対応した波長分散補償技術が必須となる。本論文では,波長分散補償に関する既存アプローチを光TDMネットワークに適用した場合のデメリットについて述べ、それに対して従来と異なるアプローチとして「分散補償最適設計法」を提案し,本手法のメトロ網への適用の可否について検討結果を報告する.

OCS1 2019-01-17 : 12:25 - 14:15 座長: 川本 潤一郎 (NHK)

  1. 統計的信号処理による偏波多重分離を用いた偏波多重On-Off Keying信号伝送実験
    ○松田俊哉・益本佳奈・松村和之(NTT)

    偏波多重強度変調信号の直接検波において統計的な低速信号処理による簡易な偏波分離方式を提案したので報告する。提案方式の効果を確認するために、50-Gbit/s 偏波多重OOK信号を用いた伝送実験を行い、80kS/sの偏波分離信号処理で80km伝送に成功した。

  2. Handover-Free Communications for High-Speed Trains Using Ultrafast WDM Fiber-Wireless Backhaul System in W Band
    ○Pham Tien Dat・Atsushi Kanno・Keizo Inagaki・Naokatsu Yamamoto(NICT)・Tetsuya Kawanishi(Waseda Univ.)

    In future mobile networks, a high-speed and uninterrupted communication system is very important to provide advanced services to fast-moving users, such as passengers on high-speed trains. However, realizing such a network using wireless technologies is particularly difficult because of limitations in the transmission capacity, frequent handover, and complexity in the system control and mobility management. Advanced photonic technologies, such as fast wavelength switching and convergence of fiber-optic and wireless systems in high-frequency bands, in combination with a linear-cell network configuration can be the potential candidates. In this paper, we review our recent research activities on development of handover-free and high-speed communications for high-speed trains using an ultrafast wavelength-division multiplexing fiber-wireless system in the 90-GHz band. We demonstrated a high-speed transmission of approximately 20-Gb/s and 10-Gb/s signals over the switched fiber-wireless links in the downlink and uplink directions, respectively. An ultrafast radio-cell switching of less than 4 µs was experimentally demonstrated in both downlink and uplink directions. The possibility of connecting a central station to many remote radio cells was also evaluated, confirming that an uninterrupted communication network up to several tens of kilometers can be achieved for high-speed trains.

  3. 反射型半導体光増幅器とファブリペロエタロンを用いた波長再利用方式WDM-PONに関する一検討
    ○柴田拓実・カリヤワサム インディパラゲ アミラ サムパット・前田譲治(東京理科大)

    WDM-PONにおける光回線終端装置のカラーレス化技術として、反射型半導体光増幅器 (RSOA) の利用が提案されている。本論文では、RSOAの利得飽和を利用した波長再利用方式を 10 Gbps 超システムに適用することを目指し、ファブリペロエタロンによる高域遮断特性を併用する方式を実験により検討する。

  4. 100Gb/s/λコヒーレントPONシステム向け高効率DSP回路の検討
    ○三浦浩志・松田恵介・鈴木巨生(三菱電機)

    将来の5G MFHへの適用が期待される軽量化したアクセス向けコヒーレント処理技術に焦点を当て、従来よりも軽量となる適応等化(AEQ)機能および位相推定(CPR)機能を提案する。この結果、伝送距離80kmと8分岐のWDM-PONシステムに必要となるロスバジェット38.9dBを満たすことを確認した。

特別招待講演 CS1 2019-01-17 : 14:15 - 15:05

  1. [特別招待講演]光レイヤーの仮想化と産総研VICTORIES拠点 〜 グランドチャレンジとしてのダイナミック光パスネットワーク 〜
    ○並木 周(産総研)

    本講演では、10年間に亘る産総研のVICTORIES拠点プロジェクトの軌跡を追いながら、関連する情報通信技術の今後を展望する。特に、ムーアの法則が終焉していく中で、超スマート社会実現に向けて益々鍵となる情報通信技術におけるフォトニクスの役割に関する議論を提起する。

特別招待講演 CS2 2019-01-17 : 15:05 - 16:00

  1. [特別招待講演]5G以降のモバイルフロントホール・バックホールの技術動向
    ○西村公佐・石村昇太・アブデルモウラ ベッカリ・田中和樹・平山晴久・塚本 優・猪原 涼・難波 忍・鈴木正敏(KDDI総合研究所)

    本稿では、5Gおよびそれ以降のモバイルフロントホール(MFH)・バックホール(MBH)の技術動向を概説する。5G熟成期に導入が見込まれる基地局機能仮想化に連動したFunctional Splitについて、最近の我々の取り組みを紹介する。さらに、アンテナサイト装置の小型化・低消費電力化への貢献が期待できるIntermediate Frequency-over-Fiber (IFoF)・Radio-over-Fiber (RoF)ハイブリッドMFHについて、これまでの関連する研究開発成果を紹介し、Beyond 5G時代に向けた今後の展望を述べる。

特集セッション 2019-01-17 : 16:00 - 18:05

  1. [依頼講演]MFH向け低遅延TDM-PONシステムの上り帯域割当の課題と最適化に向けた提案
    ○本田一暁・鵜澤寛之・中村浩崇・寺田 純(NTT)

    モバイルトラヒックは急増しており、第5世代移動通信システムではマクロセル上へのスモールセルの高密度かつ多数の配置が想定される。スモールセルとして、CU(Central unit)及びDU(Distributed unit)と呼ばれる2つの装置が基地局として使用され、CU-DU間は光ファイバ接続区間となる。この光ファイバ接続区間をモバイルフロントホール(MFH: Mobile fronthaul)と呼ぶ。筆者らはこれまで、MFH収容に向け、無線スケジューリング情報を利用するモバイル連携DBA(Dynamic bandwidth allocation)を備える低遅延TDM-PONシステムを検討してきた。本報告では、連携DBAの実装時に課題とのなる上り帯域割当期間の不足について示し、その解決策と評価結果について述べる。

  2. [依頼講演]上りフレーム伝送遅延低減方式を適用した5Gモバイルフロントホール向け10G-EPON試作システム
    ○平野幸男・佐藤 洸・水口 潤・名倉健一・小崎成治(三菱電機)

    5G MFHの効率的な収容方式として期待されているTDM-PON方式は,上り伝送遅延時間が大きくなる課題がある.今回,上り伝送遅延時間を低減する5G基地局との連携機能を持つ10G-EPONシステムを試作し,評価を行った.従来方式では実現が困難であった,5G MFHの要求条件である光ファイバ長20kmでの要求遅延時間250マイクロ秒以下を満足する結果を得た.

  3. [依頼講演]5Gモバイルフロントホール向けWDM-PONシステムにおける複数ONU同時アクティブ化の実証
    ○曽根恭介・中川剛二・廣瀬佳生・星田剛司(富士通)

    我々は、WDM-PONシステムのONUアクティブ化において、ONUの登録要求上り信号送出におけるランダム待ち時間機能と、ONU受信部の波長可変フィルタにおけるランダムスイープ開始波長機能により、複数ONUからの登録要求上り信号の衝突回避を行い、複数ONUの同時アクティブ化の実証に成功したので、報告する。

  4. [依頼講演]次世代モバイルフロントホール用160 Gbit/s, 256 QAM双方向コヒーレント伝送
    ○葛西恵介・吉田真人・廣岡俊彦・岩月勝美・中沢正隆(東北大)

    大容量モバイルフロントホールを実現する方式として、我々は光注入同期法を用いた簡便な構成のデジタルコヒーレント伝送システムを提案している。これまで本システムを用いて80 Gbit/s, 5 Gsymbol/s-256 QAM信号のSMF-26 km双方向伝送に成功している。今回、変調速度を10 Gsymbol/sに高速化し、160 Gbit/s, 256 QAM伝送に成功したので報告する。

  5. [依頼講演]リアルタイム偏波多重256〜512 QAMデジタルコヒーレント伝送
    ○吉田真人・葛西恵介・廣岡俊彦・中沢正隆(東北大)

    我々は5Gモバイルフロントホール伝送用のFPGAリアルタイム送受信機の開発に取り組んでいる。今回、この送受信機を用いて偏波多重5 Gbaud, 256 QAM信号の160 km伝送および512 QAM信号の20 km伝送に初めて成功した。

OCS2 2019-01-18 : 09:30 - 10:55 座長: 鈴木 巨生 (三菱電機)

  1. ニューラルネットワークとボルテラフィルタを用いたXPM補償実験とその計算量比較
    ○福本悠太・大塚優太(明大)・坂本高秀・山本直克(NICT)・中村守里也(明大)

    ニューラルネットワークとボルテラフィルタを用い、波長多重伝送における相互位相変調(XPM)の補償を行った。実験と計算機シミュレーションによる評価を行った結果、ニューラルネットワークを使用した場合、ボルテラフィルタに比べて補償能力に差は見られないが、大幅に計算量を削減できることを確認した。

  2. 空間多重光ネットワークにおける光パス収容設計方式
    ○犬塚史一・田中貴章・平野 章(NTT)

    空間多重光ネットワークにおける光パス収容設計技術について報告する。光パス収容設計方法として1stブロッキングの発生を抑圧するコア選択方法を考案し、その効果をシミュレーションにより評価した。コアに付与した番号順にコアを選択する従来の方法と比較して、ネットワークトポロジが4x4格子網においては、平均8.8%(最大19%程度)の1stブロッキング発生パス数の抑圧を確認した。

  3. Flex EthernetおよびOTNを用いた中長距離リンク状態監視方式の提案および実装
    ○田中貴章・桑原世輝・小林正啓(NTT)

    100Gイーサネットを複数リンク束ね、多様なレートのEthernetクライアントを柔軟に収容・転送するFlex Etnernetについて、この信号をOTNを用いて中長距離伝送する際に重要となるEnd-to-End状態監視に関する一手法を提案し、その実装について報告する。

CS2 2019-01-18 : 10:55 - 13:35

  1. IPFIXを用いた監視カメラトラヒックの多重化特性評価
    ○桑原剛希・松野雄大・阿久津 幹・向井宏明・横谷哲也(金沢工大)

    Abstract unavailable at this moment

  2. LoRa通信を用いたコリジョンレス多重アクセス制御方式の提案
    ○寺田恵太郎・向井宏明・横谷哲也(金沢工大)

    IoTの利用が広まる中,Low Power Wide Area(LPWA)を用いた通信について広く研究されている.LPWAは長距離通信が可能であり,低消費電力であるが,通信速度が遅いという特徴がある.LPWAの中でもLoRa通信は実用通信距離が数kmであるため,電源供給のない屋外での利用も検討されている.しかし,LoRa通信ではMAC層にALOHA方式を採用していることから,特定の時刻にデータを収集する場合,複数のノードの通信時刻が重なり,通信衝突を発生させる可能性がある.その場合,再送動作における消費電力が増加するため,今回はTDMAベース独自プロトコルにより,コリジョンレスな通信方式を考案および検証したため,報告する.

  3. 電力線通信システムの高精度なIP通信品質評価手法の提案
    ○上村 綾・喜田健司(東洋大)・石川博康(日大)・篠永英之(東洋大)

    電力線通信( 以下、PLC )システムの高精度なIP通信品質評価のために時刻同期可能な測定機器を使用した。本稿では、 PLCシステム通信時の高精度なIP通信品質評価の手法を提案し、他の測定機器使用時のIP通信品質と比較、評価する。

  4. 安価な測定機器による電力線通信システムの高精度なIP通信品質評価手法の提案
    ○上村 綾・喜田健司(東洋大)・石川博康(日大)・篠永英之(東洋大)

    安価な測定機器を用いて電力線通信( 以下、PLC )システムのIP通信品質を評価するため、高精度な測定機器によるIP通信品質評価と比較、検討した。本稿では、PLCシステム通信時の簡便なIP通信品質評価手法を提案し、その適用例を示す。

CS3 2019-01-18 : 13:35 - 15:45

  1. 電力線通信システムのためのVVFケーブル敷設方法の違いによる伝送・通信特性評価
    ○上村 綾・喜田健司(東洋大)・石川博康(日大)・篠永英之(東洋大)

    電力通信( 以下、PLC )システムの伝送路である電力線( 以下、VVFケーブル )の敷設方法の違いによる伝送特性とPLCシステムの通信特性を評価する。本稿では、PLCシステムのためのVVFケーブル敷設方法を検討する。

  2. 様々な設定UDP伝送速度における電力線通信(PLC)システムのシステム固有周期重畳図 〜 その1:システム固有周期重畳図のテストベッドでの検証 〜
    ○阿部 航・後藤碩志・上村 綾・喜田健司(東洋大)・石川博康(日大)・篠永英之(東洋大)

    著者らは電力線通信(PLC)システムの設定UDP伝送速度30 Mbit/sにおけるシステム固有周期重畳図を提案した。本稿ではVVFケーブルにノイズを取り除いた電力を供給して理想的なPLC通信環境を模したテストベッドを用いて、設定UDP伝送速度を様々に変化させた通信を行い、パケットキャプチャデータを取得する。取得したデータからシステム固有周期重畳図を作成して、テストベッドにおける様々な設定UDP伝送速度での通信の様子を明らかにする。

  3. 様々な設定UDP伝送速度における電力線通信(PLC)システムのシステム固有周期重畳図 〜 その2:システム固有周期重畳図の同相間、異相間実通信環境下での検証 〜
    ○阿部 航・後藤碩志・上村 綾・喜田健司(東洋大)・石川博康(日大)・篠永英之(東洋大)

    著者らは電力線通信(PLC)システムの設定UDP伝送速度30 Mbit/sにおけるシステム固有周期重畳図を提案した。本稿では同相間、異相間を考慮した実通信環境下において、設定UDP伝送速度を様々に変化させた通信を行い、パケットキャプチャデータを取得する。取得したデータからシステム固有周期重畳図を作成して、同相間、異相間実通信環境下における様々な設定UDP伝送速度での通信の様子を明らかにする。

  4. 電力線通信(PLC)システムにおける瞬時電源周波数同期重畳図 〜 その1:テストベッドにおける通信解析 〜
    ○後藤碩志・阿部 航・上村 綾・喜田健司(東洋大)・石川博康(日大)・篠永英之(東洋大)

    著者らはこれまで電力線通信(PLC)システムにおいて、電力線に携帯電話の充電器接続時に、パケットが検出されない通信禁止時間が発生することを明らかにした。そして、通信禁止時間を可視化するパケットキャプチャ解析手法として瞬時電源周波数同期重畳図を提案した。本稿では、携帯電話の充電器を含む様々な機器をテストベッドに接続して通信し、瞬時電源周波数同期重畳図を用いた解析結果を報告する。

  5. 電力線通信(PLC)システムにおける瞬時電源周波数同期重畳図 〜 その2:実通信環境下における通信解析 〜
    ○後藤碩志・阿部 航・上村 綾・喜田健司(東洋大)・石川博康(日大)・篠永英之(東洋大)

    著者らはこれまで電力線通信(PLC)システムにおいて、電力線に携帯電話の充電器接続時に、パケットが検出されない通信禁止時間が発生することを明らかにした。そして、通信禁止時間を可視化するパケットキャプチャ解析手法として瞬時電源周波数同期重畳図を提案した。本稿では、携帯電話の充電器を含む様々な機器を実通信環境に接続して通信し、瞬時電源周波数同期重畳図を用いた解析やテストベッドとの比較結果を報告する。

最終更新: 2019-01-09 (水) 12:58:46 (70d)