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第29回 光通信システムシンポジウム ポスター発表

OCS_Symposium

 電子情報通信学会・通信ソサイエティ・光通信システム研究会 (OCS) では、毎年12月に第2種研究会として「光通信システムシンポジウム」を開催しています。今年も12月17日(木)・18日(金)の両日、東レ総合研修センター (静岡県・三島市) において「第29回光通信システムシンポジウム」を開催致します。
 昨年に引き続き、若手研究者を対象に、ポスターセッションを公募します。発表者は原則33歳未満の方を対象とします。下記の分野に関係し、且つ学術的内容に限ります。また、論文賞・奨励賞のポスター発表も同時に行ないます。

プログラム

※ポスター番号が奇数の場合前半(13:55〜14:40)、偶数の場合後半(14:40〜15:25)の発表となります。

[論文賞]

  • P-1: 「3モードファイバの励振モード複素振幅の完全モード分析法」
    ○國分 泰雄, 渡邉 達彦, 河田 凌, 森田 晃平 (横浜国大)
    数モードファイバのモード励振分布の定量的分析技術として,偏光子回転強度分布測定法(IPA法)を開発して,縮退した高次モードの偏光状態の分析も可能にした.またこの方法の発展形として,偏光ビームスプリッタと4分割光検出器を用いたコヒーレント検出法による高速モード分析法も提案した.

[奨励賞]

  • P-2: 「パルス幅変調に基づく光固有値変復調方式」
    ◎松田 雄大, 豊田 彰史, 丸田 章博 (大阪大)
    光ファイバ中を伝搬する電界の複素包絡線の振る舞いを記述する非線形シュレディンガー方程式において、その随伴固有値方程式の固有値は不変であり,理想的な情報キャリアとして用いることができる.本研究では,パルス幅変調に基づく光固有値変復調方式について検討した.復調した固有値の系列の遷移から情報を復調する方法を提案し,その実現可能性を示した.

  • P-3: 「低コヒーレンス干渉を用いた6モード19コアファイバのモード間群遅延差とモード分布の評価」
    ◎若山 雄太, 多賀 秀徳 (KDDI研), 五十嵐 浩司 (KDDI研, 大阪大), 釣谷 剛宏 (KDDI研)
    114空間多重伝送を実現した6モード19コアファイバについて、低コヒーレンス・ディジタル・ホログラフィを用いて各コアのモード間群遅延差(DMD)を評価し、コア間のばらつきなどを明らかにしたので報告する。

  • P-4: 「MTタイプ8心マルチコアファイバコネクタ」
    ◎渡辺 健吾, 斎藤 恒聡, 川崎 浩平, 岩屋 光洋, 安藤 孝幸, 末松 克輝, 椎野 雅人 (古河電工)
    マルチコアファイバ(MCF)の超高密度光配線への適用を目指し、MTタイプ8心MCFコネクタの開発を行った。MCFの回転調心の簡略化、フィジカルコンタクト荷重の低減を検討し、接続損失0.85dB以下、反射減衰量40dB以上を実現した。また、温度変化に対する損失安定性を評価し、-10〜60℃の温度範囲で損失変動±0.07dB以下を確認した。

[カテゴリ1: 光ファイバ伝送路]

[カテゴリ2: 光通信方式]

  • P-5: 「ソリトン衝突に起因する光ファイバ中におけるローグウェーブ現象の解析」
    ◎Gihan Weerasekara, 丸田 章博 (大阪大)
    3次分散項を含む可積分な高次非線形シュレディンガー方程式 (HNLSE)をモデルとして、光ファイバ中で生じるローグウェーブ現象について解析する。HNLSEの随伴固有値方程式の固有値を求めることによって、ソリトン衝突がローグウェーブ現象の一因であることを示す。

  • P-6: 「6モード19コアファイバを用いた空間多重伝送実験」
    ◎相馬 大樹 (KDDI研), 五十嵐 浩司 (大阪大, KDDI研), 若山 雄太, 竹島 公貴, 川口 優, 吉兼 昇, 釣谷 剛宏, 森田 逸郎, 鈴木 正敏 (KDDI研)
    9.8kmの6モード19コアファイバを用いた空間多重伝送実験について、その要素技術(モード多重分離器、FIFOデバイス)及び伝送特性について報告する。

  • P-7: 「正方配置コンスタレーションによる3bit/Hz/s変調方式の実現」
    ◎中村 達也, ル・タヤンディエ・ドゥ・ガボリ エマニュエル, 野口 栄実, 安部 淳一, 福知 清 (NEC)
    PM-8QAMは非正方配置のコンスタレーションを有するため、DSPの実装の複雑化が懸念される。本発表では、16QAM互換な正方配置コンスタレーションとPM-8QAM相当の周波数利用効率、より高い感度を有する符号化変調方式について報告する。

  • P-8: 「偏波多重16QAM信号に対するサブキャリア多重時の光スペクトル整形に関する検討」
    ◎野口 由比多, 佐野 勇人, 吉田 剛, 松田 恵介, 宇藤 健一 (三菱電機)
    高密度サブキャリア多重伝送システムにおいて、偏波多重16QAM信号に対する光スペクトル形状の違いが伝送特性に与える影響を検討したので報告する。

  • P-9: 「帯域制限交番直交位相変調パイロットキャリアを偏光多重したセルフホモダイン方式QPSK信号のIQインバランス改善」
    塙 雅典, ◎岩間 大和 (山梨大), 岡村 康弘 (徳島大)
    受動光ネットワーク(PON)への多値光変調技術の導入のために,簡素な受信系を可能とする交番直交位相変調(AQPM)パイロットキャリアを用いたセルフホモダイン方式を研究している.この方式の分散耐性の向上にはパイロットキャリアに帯域制限を行うことが有効であることがBPSK信号で確認できている.今回はパイロットキャリアの帯域制限によりQPSK信号のIQインバランスの改善も可能であることを報告する.

[カテゴリ3: 光通信網・規格]

  • P-10: 「データセンタ内光ネットワークの省電力マルチキャスト方式における波長切替時間の影響」
    ◎上杉 拓矢, 久保 亮吾 (慶應大)
    T/Oバンドの広大な波長資源を有効活用した,データセンタ内光ネットワーク向け省電力マルチキャスト方式を提案してきた.本研究では,波長切替時間が提案方式に与える影響について評価を行う.

  • P-11: 「可変ゲインPI制御とアンチワインドアップ手法を用いたONUスリープ制御」
    ◎菊地 貴裕, 久保 亮吾 (慶應大)
    低消費電力光アクセスネットワークのQoS保証が課題となっており,筆者らはアンチワインドアップ手法を用いたPI型ONUスリープ制御器によりQoS特性の改善を実現した.本研究では,PIゲインの可変化によりさらなる性能改善を図る.

[カテゴリ4: 光通信機器]

[カテゴリ5: デバイスの光通信システム応用]

  • P-12: 「シリコン光回路用導波路型偏波分離素子の研究」
    ◎岩本 直隆, 津田 裕之 (慶應大)
    近年注目されているシリコン光回路には偏波依存性が高いという課題がある。本研究ではシリコン光回路用偏波分離素子について特性の良い独自の構造を提案し、偏波回転素子と組み合わせることで偏波無依存回路を構成することを目的とする。

  • P-13: 「低挿入損失MMI型InP系90°ハイブリッドによるコヒーレントレシーバ用集積受光素子の高感度動作」
    ◎菊地 健彦 (住友電工), 八木 英樹, 増山 竜二 (住友電工, 住友電工デバイス・イノベーション), 櫻井 謙司, 西本 頼史 (住友電工デバイス・イノベーション), 堀野 和彦 (住友電工, 住友電工デバイス・イノベーション), 江川 満 (住友電工), 米田 昌博 (住友電工デバイス・イノベーション), 小路 元 (住友電工)
    コヒーレントレシーバの小型化にはInP系の90°ハイブリッドとPDの一体集積が有利である。我々は小型で広波長帯域なMMI型の90°ハイブリッドを用いることでCバンド全体での高受光感度動作を実現したので報告する。

  • P-14: 「偏波多重QPSK信号生成時のInP MZ変調器駆動条件に関する一検討」
    ◎三浦 浩志, 松田 恵介, 吉田 剛, 鈴木 巨生, 野田 雅樹 (三菱電機)
    光トランシーバの小型・省電力化に向けてInP変調器の採用が検討されている。今回、InP変調器により100Gb/s偏波多重QPSK信号を生成する場合を想定して、変調器駆動条件と伝送後Q値の関係について定量化したので報告する。

  • P-15: 「T/O帯用の高拡張性フルメッシュ波長ルータ」
    ◎ナズィルル アファム イドリス, 津田 裕之 (慶應大)
    79THz程の帯域幅をもつT/O帯において複数のアレイ導波路回折格子(AWG)のインターコネクションを用いて1000チャネルまで拡張可能なフルメッシュ波長ルータを提案する。その一部となるAWGを試作して特性評価を行った。

  • P-16: 「光比較器を用いたViterbi復号動作における解析的性能評価」
    ◎相川 洋平, 植之原 裕行 (東工大)
    光比較器を提案し,これを用いてViterbi復号動作の性能を解析的に評価した.その結果,従来手法とほぼ同等の性能を発揮しつつ,復号計算を20%低減できることが分かった.

  • P-17: 「エタロンによる多重干渉を用いたビームスキャン方式の検討」
    ◎廣瀬 芙紀子, 望月 敬太, 野上 正道 (三菱電機)
    移動通信トラヒックの急増に伴う電波の周波数資源枯渇に備え、空間光通信技術が精力的に研究されている。今回、移動する送受信器間の通信維持のため、機械的な駆動に頼らないビームスキャン方式を考案し原理検証を行った。

  • P-18: 「2モードファイバを用いた反射型二次元歪みセンサの可能性」
    ◎坂井 凌, 山林 由明 (千歳科技大)
    2モードファイバ(TMF)とシングルモードファイバ(SMF)の反射結合からの歪みの検出についての提案と初期の実験結果について

  • P-19: 「レーザーネットワークの同期を用いたコミュニティ検出手法」
    ◎坂口 潤将 (東大, 国立情報学研究所), 玉手 修平, 宇都宮 聖子 (国立情報学研究所), 山本 喜久 (JST)
    レーザーを相互に注入し、ネットワークを構成した系の同期を用いて、複雑ネットワークにおけるコミュニティ検出手法を提案する。本発表では提案手法の性能を数値シミュレーションによって評価した結果を報告する。

  • P-20: 「モード同期ファイバレーザーを用いたXYスピン模型シミュレータ」
    ◎玉手 修平 (国立情報学研究所), 山本 喜久 (JST), 宇都宮 聖子 (国立情報学研究所)
    本発表では、相互注入するレーザーネットワークの安定な発振状態としてXYスピン模型のボルツマン分布が近似的に実現されることを示し、モード同期レーザー内の時分割パルスネットワークを用いたXYスピン模型シミュレータの提案を行う。

  • P-21: 「縮退光パラメトリック発振器を用いたコヒーレント・イジングマシンの最大カット問題に対する性能評価」
    ◎針原 佳貴 (東大, 国立情報学研究所), 山本 喜久 (JST), 合原 一幸 (東大), 宇都宮 聖子 (国立情報学研究所)
    組合せ最適化問題を解くため提案された縮退光パラメトリック発振器(DOPO)ネットワークと測定フィードバックによるコヒーレント・イジングマシンについて発表する。代表的な近似アルゴリズムと比較し計算性能を評価した。

分野

  • カテゴリ1: 光ファイバ伝送路
    • 通信用光ファイバ
    • 光ファイバコード・ケーブル
    • 機能性光ファイバ
    • 空間分割多重(SDM)光ファイバ技術
    • 光接続・コネクタ・配線技術
    • 光インターコネクション
    • 光線路保守監視・試験技術
    • 光ファイバ測定技術
  • カテゴリ2: 光通信方式
    • 光変復調方式
    • ディジタル信号処理アルゴリズム
    • コヒーレント光通信
    • 光増幅・中継技術
    • 非線形・偏波技術
    • 空間・可視光伝送
    • 量子通信・暗号化技術
    • 空間分割多重(SDM)伝送技術
  • カテゴリ3: 光通信網・規格
    • コア・メトロシステム
    • 海底伝送システム
    • 光アクセスシステム・次世代PON
    • イーサネット
    • 光伝達網 (OTN)
    • 伝送監視制御
    • 光伝送システム設計・ツール
    • モバイル光連携
  • カテゴリ4: 光通信機器
    • 光増幅器・光中継装置
    • 光/電気クロスコネクト・OADM
    • 光/電気多重・分離
    • 光送受信機
    • 光端局装置
    • ディジタル信号処理・誤り訂正
    • 光通信計測
    • データコム用光通信機器
  • カテゴリ5: デバイスの光通信システム応用
    • 光信号処理
    • 光通信用新機能デバイス
    • 光集積回路
    • 光アクティブデバイス
    • 光パッシブデバイス
    • 光モジュール・実装
    • 光測定技術
    • 光通信用LSI

日程

  • 発表受付開始: 9月 7日(月) 9:00
  • 発表申込締切: 10月 9日(金) 17:00 締切済み
  • 予稿提出締切: 11月13日(金) 17:00 締切済み
  • ポスター発表: 12月17日(木) 13:55-14:40 or 14:40-15:25 

予稿

  • A4縦 1ページ
  • 日本語または英語
  • 書式は信学会大会の一般講演予稿と同様
テンプレートファイルサンプルファイルサンプルPDF完成見本
日本語版Microsoft Word用fileieice.dotfileieiceguide.docfileieiceguide.pdf
LaTeX用filetexsample.lzhfiletexieiceguide.pdf
英語版fileieiceguide_e.pdf

 ※サンプルファイル内に記載の申込手順等は信学会大会のものですので無視して下さい。

ポスター

  • サイズ: A0縦 (横84 cm × 縦119 cm) 以内
  • 日本語または英語
  • 書式は自由
  • 印刷物を当日持参

発表申込

発表申込は締切済みです。

ポスター発表に関する問い合わせ先

光通信システムシンポジウム ポスターセッション担当
平井 理宇 (日立)
E-mail: ocs-poster@mail.ieice.org

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最終更新: 2015-11-11 (水) 20:00:14 (1346d)