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第28回 光通信システムシンポジウム ポスター発表

OCS_Symposium

 電子情報通信学会・通信ソサイエティ・光通信システム研究会 (OCS) では、毎年12月に第2種研究会として「光通信システムシンポジウム」を開催しています。今年も12月11日(木)・12日(金)の両日、東レ総合研修センター (静岡県・三島市) において「第28回光通信システムシンポジウム」を開催致します。
 昨年に引き続き、若手研究者を対象に、ポスターセッションを公募します。発表者は原則33歳未満の方を対象とします。下記の分野に関係し、且つ学術的内容に限ります。また、論文賞・奨励賞のポスター発表も同時に行ないます。

プログラム

※ポスター番号が奇数の場合前半(15:40〜16:20)、偶数の場合後半(16:20〜17:00)の発表となります。

[論文賞]

  • P-1: 「コヒーレント光通信システムにおける多次元変復調方式の検討」
    ◎石村 昇太, 菊池 和朗 (東大)
    多次元光変調方式は、IQ平面及び偏波で構成される4次元空間を、複数の波長チャネルあるいは時間スロットと併用することにより実現できる。我々は、Permutation modulationをこの多次元変調に適用することにより、次元数の増加に伴って、パワー効率と周波数効率の関係がよりシャノン限界に接近することを示した。

[奨励賞]

  • P-2: 「コンスタレーションの縮退による多値変調方式用非線形補償回路の規模縮約」
    ◎小山 智史 (富士通研)
    多値変調信号のコンスタレーションを演算が容易なコンスタレーションに縮退近似することにより光学非線形歪みの摂動演算を簡略化する手法を提案した。8QAM, 16QAM, Duobinary-QPSKの3つの変調方式に提案手法を適用し、非線形補償回路の規模縮約効果を示した。

  • P-3: 「C+L帯2-LPモード光増幅器におけるモード依存利得調整の検討」
    ◎和田 雅樹 (NTT)
    モード多重伝送の帯域拡大に向け、2LPモードを用いたC及びL帯のマルチモード光増幅技術について検討を行った。励起モードに依る各伝搬モードの利得特性について実験的に検証を行ったので報告する。

[カテゴリ1: 光ファイバ伝送路]

  • P-4: 「マルチコアファイバのコア間の伝送損失の均一化」
    ◎永島 拓志, 中西 哲也, 佐々木 隆, 齋藤 達男 (住友電工)
    MCFによる長距離伝送では、コア間の伝送損失の均一化は、重要な課題である。今回、孔開け法で7コアMCFを作製し、伝送損失の偏差0.003dB/km以下を実証した。また、生産効率の向上のため、孔開け法の工程の簡略化を検討した。

  • P-5: 「マルチコアファイバ用MUコネクタ形ファンアウトの開発」
    ◎渡辺 健吾, 斎藤 恒聡 (古河電工), 境目 賢義, 長瀬 亮 (千葉工業大学), 椎野 雅人 (古河電工)
    我々は、マルチコアファイバ(MCF)用のファンアウトとしてMUコネクタにファイババンドル型ファンアウト(FBF)が内蔵されたタイプを開発している。本検討では内蔵されたFBFとMCFの接続部を、これまでのジルコニア/ガラスの異種材料接続から、ガラス同士の同種材料接続に変更した。試作したファンアウトの光学特性を評価し0.5dB以下の挿入損失を確認した。

  • P-6: 「弱結合モード多重用光ファイバおよび位相板を用いたモード多重分離器におけるモード間干渉の実験的評価に関する一検討」
    ◎若山 雄太 (KDDI研), 五十嵐 浩司 (KDDI研, 大阪大学), 釣谷 剛宏, 森田 逸郎 (KDDI研)
    弱結合モード多重用光ファイバをシングルモードファイバやモード多重分離器等と融着接続した際に生じるモード間干渉について定量的に評価した結果を報告する。

  • P-7: 「リング型屈折率分布を有するTwo-Mode EDF」
    ◎細川 宰, 市井 健太郎, 竹永 勝宏, 松尾 昌一郎 (フジクラ), 小野 浩孝 (NTT), 山田 誠 (大阪府立大学)
    Two-Mode EDFA用としてリング型屈折率分布を有するTwo-Mode EDFの作製・増幅特性評価を行った。ステップ型屈折率分布を有するEDFと比較して、モード間利得差は低減された。また励起光のモードによるモード間利得差の違いも低減された。

[カテゴリ2: 光通信方式]

  • P-8: 「波長分割多重光固有値伝送における予等化技術の適用」
    ◎豊田 彰史, 松田 雄大, 寺内 大樹, 丸田 章博 (大阪大学)
    波長分割多重光固有値伝送を行う場合、送信端でのパルス重なりに起因する固有値のずれが伝送誤りの原因となる。本稿では、予等化技術を適用して、初期重なりによる固有値のずれを補償する方法を提案する。

  • P-9: 「データセンタネットワーク向け光送受信器における送信デジタル信号処理による狭帯域光信号の生成と特性評価」
    ◎田中 大二朗, 松浦 秀行, 斉藤 卓, 松下 修造 (富士通), 竹内 理 (PETRA, 富士通), 星田 剛司 (富士通), 尾中 寛 (PETRA, 富士通)
    ルータ・サーバ間通信の大容量化に伴いデータセンタネットワークへのデジタルコヒーレント技術の適用が検討されている。デジタル信号処理(DSP)によるスペクトラム整形やリニアライズ等を実施することで、汎用的な光/電子デバイスへの適用が可能となる。本発表では、上記DSPを適用した100G狭帯域信号の生成を行い,その特性を評価した結果について報告する。

  • P-10: 「遅延検波光QAM伝送におけるバランス型受信器のデジタルバランス補正方式」
    ◎萬代 浩平, 平井 理宇, 菊池 信彦 (日立製作所)
    光遅延検波を用いた光QAM伝送では、受信器がもつBPDのバランス不完全性が受信信号を大きく歪ませる。我々は、補償デバイスを追加することなく、デジタル信号処理を用いてこの信号歪を検出・補償する方法を提案・実証した。

  • P-11: 「像反転機能を有するマッハツェンダ干渉計を用いた縮退LPモード多重分離器」
    ◎相馬 大樹, 竹島 公貴 (KDDI研), 五十嵐 浩司 (大阪大学, KDDI研), 釣谷 剛宏 (KDDI研)
    マッハツェンダ干渉計の片経路に像反転機能を設けることで、縮退LPモードを低損失で合分波可能な新たなモード多重分離器を開発した。本発表では、その動作原理と評価結果について報告する。

  • P-12: 「非ナイキスト型低域通過フィルタによるサブキャリア多重時の非線形耐力向上の検討」
    ◎佐野 勇人, 吉田 剛, 小林 竜也, 備海 正嗣, 宇藤 健一 (三菱電機)
    高密度に光信号をサブキャリア多重する条件に対してナイキスト基準を満たさないE-IL型LPFの適用可能性を検討した.E-IL型LPFの緩やかな遮断特性によりクロストークを許容可能な範囲に抑え非線形耐力を改善することができた.

  • P-13: 「スーパーナイキスト波長多重伝送におけるディオバイナリパルス整形QAM信号のビット誤り率特性性能評価」
    ◎池下 直哉, 五十嵐 浩司, 井上 恭 (大阪大学)
    スーパーナイキスト波長多重伝送システムにおけるデュオバイナリパルス整形QPSK信号および16QAM信号のビット誤り率特性をシミュレーションによって評価した。

  • P-14: 「デュオバイナリパルス整形に対するリード・ソロモン符号の性能評価」
    ◎袁 帥, 五十嵐 浩司, 井上 恭 (大阪大学)
    スーパーナイキスト波長多重に有効であるデュオバイナリパルス整形にブロック符号を適用させた際の性能をシミュレーションによって評価した。ロック符号の一例としてリード・ソロモン符号を適用させた際のビット誤り率を計算したところ、ナイキストパルス整形と同様な符号利得が得られることがわかった。

[カテゴリ3: 光通信網・規格]

  • P-15: 「アクセスネットワーク向けマルチキャストAWGルータの一構成法」
    ◎市川 匠, 上杉 拓矢, 久保 亮吾 (慶應義塾大学)
    スループットの改善や省電力化などを目的として,マルチキャスト伝送技術が注目されている.本研究では,光受動素子のみを用いてマルチキャスト伝送を可能とするアクセスネットワーク向けAWGルータの構成を提案する.

  • P-16: 「スター型WDMネットワークにおけるマルチキャスト機能の検討」
    ◎上杉 拓矢, 市川 匠, 久保 亮吾 (慶應義塾大学)
    本研究では,AWGルータを用いたフルメッシュ光ネットワークの高機能化を目指し,AWGルータにマルチキャスト機能を付加することを提案する。マルチキャスト機能により使用波長数を削減し,省電力化を実現する.

  • P-17: 「AWG-STARネットワークの波長パス再配置によるIPパケット転送性能の動的変化」
    ◎山口 秀, 小山 長規, 東山 亮, 豊永 健, 山田 誠 (大阪府立大学)
    本研究では、CWDM対応のAWGを用いたIP over AWG-STARネットワークを対象とし、ノードに配置した光スッチを用い波長パス再配置を実行した際のIPパケット転送性能の動的変化について、実験ネットワーク上で評価した。

  • P-18: 「SDNアダプタを用いるWDM伝送網のSDN化の提案」
    ◎高 山, 吉村 仁美, 田中 正基, 吉田 聡太, 杉原 隆嗣 (三菱電機)
    SDN(Software Defined Network)技術の光ネットワークへの適用が期待されている。本稿では、マルチレイヤ広域伝送網への適用において、WDM伝送網の抽象化によるスケーラビリティの実現と、SDNアダプタによるコントローラとの接続実装方式を提案する。SDNアダプタとSDNコントローラの接続実験を実施し、提案の有効性を示す。

  • P-19: 「エラスティック光通信網向け光パス長に応じたパス設計方式による障害回復性能の向上」
    ◎藤澤 慎介, 竹下 仁士, 樋野 智之, 田島 章雄 (NEC)
    光帯域利用効率向上が期待されるエラスティック光通信方式について、光パス長に応じたパス設計方式を検討し、障害回復性能をシミュレーション評価した。その結果、ROADMの光パス設定制約によらず、光パス復旧率を向上させる効果を確認した。

  • P-20: 「40Gbit/s TWDM-PON適用に向けたバーストEML駆動の一検討」
    ◎芦田 哲郎, 三田 大介, 庵原 晋, 野田 雅樹 (三菱電機)
    40Gbit/s TWDM-PONの実現に向けて、ONU光源にEMLを適用する検討がなされている。バースト駆動時にEML温度の過渡的な変化による波長変動が懸念されるため、実験的に評価し、TWDM-PONへの適用について検討した。

[カテゴリ4: 光通信機器]

  • P-21: 「リングコア型マルチモードEDFの増幅特性」
    ◎那須 準 (大阪府立大学), 小野 浩孝 (NTT), 市井 健太郎, 松尾 昌一郎 (フジクラ), 木村 裕輝, 小山 長規, 山田 誠 (大阪府立大学)
    モード多重伝送用光増幅器の増幅媒体として研究が進められているリングコア型EDFに関して、構造パラメータと許容モードの関係を明確にすると共に本構造によるモード利得偏差の低減効果について報告する。

[カテゴリ5: デバイスの光通信システム応用]

  • P-22: 「超広帯域用アレイ導波路回折格子ルーターの設計」
    ◎ナズィルル アファム イドリス, 浅倉 秀明, 津田 裕之 (慶應義塾大学)
    超広帯域用のアレイ導波路回折格子ルーター(AWGR)の設計にあたって、パスバンドのピーク位置ずれが大きな課題となる。本稿ではずれの低減手法として、多段接続AWGR、一つの回折次数を用いるAWGRなどの検討を報告する。

  • P-23: 「インターリーブチャープを用いたアレイ導波路回折格子ルータの特性評価」
    ◎浅倉 秀明, 津田 裕之 (慶應義塾大学)
    アレイ導波路回折格子のアレイ導波路にインターリーブチャープを与えると,アレイ導波路回折格子ルータの損失均一性が改善される。チャネル間隔50 GHz,チャネル数16のアレイ導波路回折格子ルータの特性評価を行った。

  • P-24: 「128Gb/sDP-QPSKシリコン光変調器の長距離伝送特性」
    ◎石原 啓樹, 益子 泰裕, 五井 一宏, 小川 憲介 (フジクラ), Tsung-Yang Liow, Xiaoguang Tu, Guo-Qiang Lo, Dim-Lee Kwong (シンガポールマイクロエレクトロニクス研究所)
    メトロ系デジタルコヒーレント通信網に適したDP-QPSKシリコン光変調器をモジュール化し,周回系によりビットレート128Gb/sにおける伝送特性を評価した.その結果1000-kmでエラーフリー伝送を達成すると共に明瞭なコンスタレーションが得られ,メトロ系用途として十分な性能を持つことが示された.

  • P-25: 「波長チューナブル光源において素子経時変化方向への波長捕捉範囲拡大を実現する波長モニタ手法」
    ◎上野 雄鋭, 望月 敬太, 長谷川 清智, 野上 正道 (三菱電機)
    波長チューナブル光源の波長モニタにおいて、LD素子の経年劣化により初期波長が波長捕捉範囲外までシフトすると、目標値に制御できない。今回、当社の不等間隔配置LDアレイ型の光源に適用可能な、素子経年劣化に強い波長モニタ技術の開発を行った。

  • P-26: 「N2プラズマ活性化貼付法で作製したリング共振器ミラー装荷型GaInAsP/SOIハイブリッドレーザ」
    ◎林 侑介, 鈴木 純一, 井上 慧史, 姜 恕, 久能 雄輝, 雨宮 智宏, 西山 伸彦, 荒井 滋久 (東京工業大学)
    N2プラズマを用いたIII-V/Si直接貼付法は、大規模光集積回路を実現するうえで有用なアプローチである。今回、Siリング共振器を反射鏡として用いた導波路型ハイブリッドレーザを作製し、発振スペクトルからリング共振器に起因する反射特性を確認した。

分野

  • カテゴリ1: 光ファイバ伝送路
    • 通信用光ファイバ
    • 光ファイバコード・ケーブル
    • 機能性光ファイバ
    • 空間分割多重(SDM)光ファイバ技術
    • 光接続・コネクタ・配線技術
    • 光インターコネクション
    • 光線路保守監視・試験技術
    • 光ファイバ測定技術
  • カテゴリ2: 光通信方式
    • 光変復調方式
    • ディジタル信号処理アルゴリズム
    • コヒーレント光通信
    • 光増幅・中継技術
    • 非線形・偏波技術
    • 空間・可視光伝送
    • 量子通信・暗号化技術
    • 空間分割多重(SDM)伝送技術
  • カテゴリ3: 光通信網・規格
    • コア・メトロシステム
    • 海底伝送システム
    • 光アクセスシステム・次世代PON
    • イーサネット
    • 光伝達網 (OTN)
    • 伝送監視制御
    • 光伝送システム設計・ツール
    • モバイル光連携
  • カテゴリ4: 光通信機器
    • 光増幅器・光中継装置
    • 光/電気クロスコネクト・OADM
    • 光/電気多重・分離
    • 光送受信機
    • 光端局装置
    • ディジタル信号処理・誤り訂正
    • 光通信計測
    • データコム用光通信機器
  • カテゴリ5: デバイスの光通信システム応用
    • 光信号処理
    • 光通信用新機能デバイス
    • 光集積回路
    • 光アクティブデバイス
    • 光パッシブデバイス
    • 光モジュール・実装
    • 光測定技術
    • 光通信用LSI

日程

  • 発表受付開始: 9月 8日(月) 9:00
  • 発表申込締切: 10月10日(金) 17:00 締切済み
  • 予稿提出締切: 11月14日(金) 17:00 締切済み
  • ポスター発表: 12月11日(木) 15:40-16:20 or 16:20-17:00 

予稿

  • A4縦 1ページ
  • 日本語または英語
  • 書式は信学会大会の一般講演予稿と同様
テンプレートファイルサンプルファイルサンプルPDF完成見本
日本語版Microsoft Word用fileieice.dotfileieiceguide.docfileieiceguide.pdf
LaTeX用filetexsample.lzhfiletexieiceguide.pdf
英語版fileieiceguide_e.pdf

 ※サンプルファイル内に記載の申込手順等は信学会大会のものですので無視して下さい。

ポスター

  • サイズ: A0縦 (横84 cm × 縦119 cm) 以内
  • 日本語または英語
  • 書式は自由
  • 印刷物を当日持参

ポスター発表に関する問い合わせ先

OCS研究会幹事 乾 哲郎 (NTT)
  TEL: 046-859-2455
  FAX: 046-859-5541
  E-mail: ocs-poster@mail.ieice.org

 ※SPAM防止のためメールアドレスの@を全角文字にしております。コピー・貼り付けの際は、送信前に@を半角文字に書き換えて下さい。

最終更新: 2014-11-26 (水) 20:34:29 (1111d)