光通信システム研究専門委員会の主旨説明 (2014年度)

委員長の挨拶

OCS委員長 富澤 将人

 光通信システム研究会(OCS)は1988年発足以来、光ファイバ通信システムに関する研究・開発の促進、産官学の研究者・技術者の交流を目的に活動してまいりました。OCSは、世界の光ファイバ通信システムの発展の一翼を担い続けていると自負しております。本分野における技術コミュニティを活性化し、技術革新と産業化を促進することで、未来の豊かなICT社会の実現に貢献する、をミッションに本年も活動を続けて参ります。現在は、以下の5つの研究分野を中心とした活動を行っています。

  1. 光通信方式
  2. 光通信機器
  3. 光ファイバ伝送路
  4. デバイスの光通信システム応用
  5. 光通信網・規格

 具体的な活動としては、国内で年8回、上述研究分野をテーマとした第一種研究会を開催しております。その際には、信学会内の関連の深い領域の研究会である通信方式研究会(CS)、ネットワークシステム研究会(NS)、光ファイバ応用技術研究会(OFT)、フォトニックネットワーク研究会(PN)、レーザ・量子エレクトロニクス研究会(LQE)、光エレクトロニクス研究会(OPE)、また、電気学会通信研究会(IEE-CMN)、映像情報メディア学会/放送技術研究会(ITE-BCT)、レーザー学会(LSJ)と積極的に交流し、融合領域の開拓にも力を入れています。特に重要トピックスを選定して徹底的に深堀する研究会を毎年一回行い、本分野での国際競争を勝ち抜くための端緒となる活動を行っています。また、年末には、光通信分野の研究者・技術者が一堂に会する光通信システムシンポジウムを開催しています。光通信技術及び関連分野の著名な専門家、あるいはグローバルビジネスの最前線で活躍されている著名人から講演して頂き、周辺分野へ技術分野を開拓する視野を養い、社会にいかにして貢献するかを議論する活動も行っています。
 OCSの特徴は、単に研究・開発の促進や研究者の交流を果たしてきただけでなく、国際標準規格の共同提案・獲得や、共同開発・グローバル展開への人脈的母体となっているところにあると言えます。今後も研究者・技術者同士の交流の中で、各人の価値をお互い高め合い、認め合い、そして組織の壁を超えた活動をより活発にしていくことを願っています。一年間、そのような方向に注力しながら、微力ながらお役に立てれば幸いに思います。

2014年5月吉日
光通信システム研究専門委員会委員長 富澤 将人
 

OCSミッションと重点課題

OCSミッション

光通信システムの技術コミュニティを活性化し、技術革新と産業化を促進することで、 未来の豊かなICT社会の実現に貢献する。

3つの重点課題

  1. 次なるパラダイムシフトに向けた技術インキュベーション
  2. 関連研究会との連携、およびシナジーの発揮
  3. 組織の壁を越えた研究者、技術者の育成と技術の継承
     

当研究会の取り扱う主な研究分野

研究分野トピックス
光通信方式光変復調方式,ディジタル信号処理アルゴリズム,コヒーレント光通信,光増幅・中継技術,
非線形・偏波技術,空間・可視光伝送,量子通信・暗号化技術,空間分割多重(SDM)伝送技術
光通信機器光増幅器・光中継装置,光/電気クロスコネクト・OADM,光/電気多重・分離,光送受信機,
光端局装置,ディジタル信号処理・誤り訂正,光通信計測,データコム用光通信機器
光ファイバ伝送路通信用光ファイバ,光ファイバコード・ケーブル,機能性光ファイバ,空間分割多重(SDM)光ファイバ技術,
光接続・コネクタ・配線技術,光インターコネクション,光線路保守監視・試験技術,光ファイバ測定技術
デバイスの光通信システム応用光信号処理,光通信用新機能デバイス,光集積回路,光アクティブデバイス,
光パッシブデバイス,光モジュール・実装,光測定技術,光通信用LSI
光通信網・規格コア・メトロシステム,海底伝送システム,光アクセスシステム・次世代PON,イーサネット,
光伝達網 (OTN),伝送監視制御,光伝送システム設計・ツール,モバイル光連携

このうち、光ファイバ伝送路については、光通信システムに使用する伝送路に関する研究分野の議論を主に行っています。

 

過去の主旨説明

最終更新: 2014-08-20 (水) 22:09:28 (1160d)