第3回 集合知シンポジウム:発表募集
(本発表募集は終了しましたが、参考のためそのまま保存します)
第3回集合知シンポジウム 発表募集
- 日程
- 2012年 2月 2日(木)
- 2012年 2月 3日(金)
- 場所
- 朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)
- 〒950-0078 新潟市中央区万代島6番1号
- JR新潟駅からバス15分(詳細)
開催趣旨
現代のWebサービスには多くの個人が参加できるQ&A、口コミ、SNS、ブログなどのサイトが数多くあり、これらを総称してCGM(Consumer GeneratedMedia)と呼ばれています。これらのサイトに書き込まれる情報は、大量の言語情報(テキスト)であるという性質以外に、集合的に有用な知識を含む、すなわち「集合知」(collective intelligence)であるという捉え方が広がってきています。また、WikipediaやWiktionaryなどのプロジェクトが目指すものは、まさに集合知の構築そのものと言えます。自然言語処理の技術はこのような集合知の構築の支援が可能であり、またWikipediaをはじめとして集合知と見なされるWebページから知識獲得を行う研究が注目されています。
また、このような集合知の考え方はWeb以外にも広がっています。企業や組織ではアンケートや医療情報など個人の考えや複雑な事情を言語化された言語情報が蓄積されており、こうした情報の断片からいかに有益な情報を獲得し集合知とするか、またはどのように活用できるのかが大きな課題となっています。
電子情報通信学会言語理解とコミュニケーション研究会では、これまでに集合知シンポジウムの第1回を広島市で、第2回を金沢市でそれぞれ開催し、多くの参加者と共に活発な議論を行うことができました。今回は第3回シンポジウムとして開催します。自然言語処理に関わる研究者・技術者が集合知とどのように関わってきたか、また今後どのように関わっていくべきかについて、昨年度に引き続いて同じ関心を持つ方々が議論・意見交換する場として企画しました。昨年度同様、多くの方々の発表をお待ちしています。
主に対象とする分野
- テキストマイニング、Webマイニング
- Q&Aサイト(例えば,Yahoo!知恵袋やOKWaveなど)からの知識抽出
- オンライン型百科事典や言語辞書(例えば,WikipediaやWiktionaryなど)からの情報・知識抽出や加工
- この他の(多人数による多くの書き込みを伴う)Webアプリケーションに関する研究・開発事例の報告など
- ブログ, 掲示板, SNS, 共有ブックマークなどからの情報抽出
- 主観表現処理(評判、意見、感情表現処理)
- これら応用処理のための自然言語処理、及び音声言語処理の基盤技術
- 集合知に関連するコーパスの作成または分析
- 大規模Webテキスト(TSUBAKIやn-gram統計などを含む)を用いた自然言語処理
- 講義・会話などの大規模音声データの書き起こし(認識結果)の処理や分析
以上に限定せず、本シンポジウムの開催趣旨に沿っていると考えられる発表を広く募集します。まとまった研究に限らず、進行中のプロジェクトの紹介や進捗報告、あるいは今後の研究提案や問題提起などのポジションペーパーも歓迎します。
申し込み
発表申し込みはすべてWeb上で行ないます。下記のページをクリックして必要事項をご記入ください。
- 発表申込締め切り日: 2011年12月12日(月) 23:59
- 原稿提出締め切り日: 2012年 1月11日(月) 23:59
(参考)宿泊に関して
本シンポジウムでは宿泊の斡旋は行っていませんが、下記ホテルより特別料金での宿泊プランの情報提供がありましたので、新潟市で宿泊される方の参考として掲載します。なお、予約や問い合わせは下記ホテルに直接お願いします。
- ホテルオークラ新潟
- (他のホテルからの情報提供も歓迎します。下記にご連絡ください)
お問い合わせ
本シンポジウムは下記担当者が企画、運営しています。
- 山本 和英 (長岡技術科学大学)
- 金山 博 (日本IBM)
- 竹内 孔一 (岡山大学)
本シンポジウムに係るすべての問い合わせ(上記ホテルに関するものを除く)は下記のメールアドレスにご連絡ください。
なお、発表申し込みはメールではなく、電子情報通信学会 研究会発表申込システムから各自で入力をお願いします。
主催
電子情報通信学会(IEICE) 言語理解とコミュニケーション研究会(NLC)
専門委員長: 那須川 哲哉 副委員長: 山本 和英, 増市 博 幹事: 竹内 孔一, 柳原 正 幹事補佐: 西崎 博光, 金山 博
最終更新時間:2011年12月22日 15時18分45秒