2008/01/25 11:20 - 15:50 MoMuC研究会技術展示セッション
(浜松アクトシティ)


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(31) mPANにおけるリアルタイムストリーム転送制御の実現

○吉田瑞輝・峰野博史・水野忠則(静岡大)

次世代ホームネットワークでは、All-IP化された媒体機器による融合したマル チメディアサービスの提供が可能となる。そこで、本研究室では制御ポイント となる携帯電話がホームGWにブロードバンド接続された情報家電と mPAN(Mobile Personal Area Network)を形成し、携帯電話が受信しているリ アルタイムメディアストリーム(音声・動画)を、GWを介してmPAN内の入出力 デバイスへシームレスに転送するストリーミングモビリティアーキテクチャを 提案した。

(32) 端末間自律分散制御による無線LAN VoIPの品質向上に関する検討

○五十嵐 圭・山田 曉・大矢智之(NTTドコモ)

無線LANの優先制御方式に関しては,IEEE802.11e EDCAが標準技術として規定さ れているが,同一優先度のアプリケーションを使用する端末が複数存在した場 合は同時通信台数増加に伴いパケット衝突確率が増大し,結果的に通信品質が 劣化する問題点が知られている.本稿では無線LAN VoIPの同時通信台数増加時 においても高品質な通信を実現するMAC方式を提案する.本手法は音声コーデッ ク周期毎に送信期間を設定することでパケット衝突を抑制する.本手法と従来 手法を比較した実験結果、及び、デモンストレーションにより,VoIP同時通話 台数増加に伴う品質劣化が抑制可能であることを示した.

(33) NEMOを用いた車々間での通信回線共有方式SHAKEの実装

○中安俊行(静岡大)・藤野信次(富士通研)・水野忠則・石原 進(静岡大)

低速な無線リンクしか使用できない状況で高速な通信を実現するため、筆者ら は異なる車両に搭載された複数のMobile Router(MR)が持つ長距離低速リンクを 同時に利用し、各リンクにトラフィックを分配することでMR配下のMobile Network内のノードの通信の信頼性および通信速度の向上をはかる SHAKE(SHAring multipath procedure for a cluster networK Environment)を 提案している.本発表では、車両に搭載されたMRを用いてSHAKEを実現する NEMO SHAKEの実装について紹介した.NEMO SHAKEでは,車両位置や車両間の接 続性等を考慮することで効率的な経路集約を実現する.

(34) ユビキタス実証実験(ソーシャル・キャピタル・サービスin青森)におけるユビキタス情報配信システム

○横畑夕貴・浜田 信・武本充治・中村俊郎(NTT)

ユビキタス環境におけるサービス連携技術USONを用いたサービス例である情報 配信システムのデモ展示を行なった。これまで、情報配信のアクション (Push/Pull)、表示デバイス(Public/Private)などの方式が異なるものを実 現してきた。展示では、現在青森市にて実験中のユビキタス実証実験 ソーシャ ル・キャピタル・サービスのデモ・説明を行なった。

(35) 緊急情報の連絡を考慮したセンサネットワークの構築方式

○青木智資・森野博章(芝浦工大)

筆者らは温度センサを搭載した無線通信ノード(以下,無線センサノードとす る)を建物の部屋に多数設置し,取得した情報から災害の発生を検知して,ユー ザに通知するシステムを検討している.本発表では,このシステムにおける無 線センサノードの制御方式を提案した.各々のセンサノードは取得した温度デー タを元に緊急度を判別し,優先度に応じてパケットの送信間隔をダイナミック に変化させる.センサノードは中継機能を有し,受信したパケットは一度バッ ファに蓄えられ,緊急度の高いパケットから中継が行われる.Crossbow社の MOTEに送信バッファの優先制御を実装して評価し,優先制御を行わない場合と 比較してパケット遅延を低減できることを示した.

(36) 中波AM放送での音響OFDMの伝送特性

○中島悠輔・松岡保静・吉村 健(NTTドコモ)・三浦 洋・中島誠一(ニッポン放送)・町田正徳(ニッポン放送プロジェクト)・太田現一郎(早大)

中波AM放送システムを通して、音響OFDMを用いてデジタルデータを伝送できる ことを実験により確認した。中波放送で用いられる既存の音声チャネルやラジ オ機はそのままに、URL等の文字情報等のデジタルデータを伝送し携帯端末で受 信できることを示した。

(37) 高精度時刻同期手法を用いた振動発生源の検出

○市岡怜也・徳永雄一・平岡精一・小島泰三(三菱電機)

センサネットワークの高精度時刻同期手法として、BTSP(Background Time-Sync Protocol)を提案している。BTSPは、分散配置されたセンサノードの 時計を数100μ秒精度で同期するプロトコルである。今回、BTSPをプロトタイプ 実装し、高精度時刻同期を利用して振動発生源を検出するシステムを構築した。 本システムは、衝撃センサを備えたセンサノードを複数設置し、振動検知時刻 の比較から振動発生源を特定するものである。発生源を高精度に識別すること で、BTSPによりセンサノードが高精度に時刻同期できていることを実演を交え て紹介した。

(38) WiPS: 無線LAN機器を用いた位置測定システム

○片山隆一郎・古賀健明・野田厚志(九大)・北須賀輝明(熊本大)・田頭茂明・中西恒夫・福田 晃(九大)

無線LAN機器の受信電波強度情報(RSSI)により、端末間の電波強度をリアルタイ ムで測定し、それらを利用した数学的計算で端末位置を推定する測位方式WiPS を開発した。WiPSには、事前のキャリブレーションや特殊なデバイスが不要で あり、端末密度が高いほど高精度の測位ができるという特徴がある。本技術展 示では、複数の移動端末を用いて、このWiPSによる端末の測位デモを行なった。

(39) ホームネットワーム向けセンサデバイスのためのフレームワーク

○松浦知子(九大)・北須賀輝明(熊本大)・田頭茂明・中西恒夫・福田 晃(九大)

近年、センサ類や携帯端末、情報家電などの組込み機器をはじめとしたコン ピュータ群が相互に接続してサービスを提供するユビキタスコンピューティン グが注目されている。ユビキタスコンピューティング環境では、ユーザの状況 (コンテキスト)をシステム自身が判断して適切なサービスを提供するコンテ キストアウェアネスが重要である。本研究では、センサの利用環境としてホー ムネットワークに着目し、その環境においてコンテキスト情報を効率よく管理・ 提供する仕組みを研究している。本技術展示では、我々が実際に作成したホー ムネットワーク向けセンサデバイスを紹介し、それらセンサのための分散フレー ムワークについて説明した。

(40) 群伝送を用いた校内センサーネットワーク

○郡 武治・芥川泰介・朝比奈 翼・大里悠馬・大中智貴・鈴木久晃・深澤龍助(静岡理工科大)

現在、静岡理工科大学校内に、群伝送を用いたセンサーネットワークを構築中である。 会場に中継器を複数台持込実演した。

(41) モバイル環境における触力覚伝送技術

○林 宏樹・高畑 実(NTTドコモ)・名取 賢二・下野 誠通・大西 公平(慶大)

モバイル環境における遠隔制御の通信技術の確立を目指す研究を進めています. 今回,ロボットを介した遠隔操作において,大きな通信遅延とジッタが存在す るモバイル環境において触力覚の双方向伝送が行えることを確認しました.技 術展示では,HSPAを用いた,1自由度のモーターのバイラテラル制御技術を 紹介し,可能性や課題についての議論を行った.

(42) 高品質VoIPシステム

○菊入 圭・仲 信彦・飯塚真也(NTTドコモ)

超広帯域音声符号化技術を用いた,高品質VoIPシステムを展示した.本システ ムにより,従来の狭帯域音声符号化を用いたVoIPシステムに比べ,格段に聞き 取りやすく,臨場感のある通話が可能となる.本展示では,Windows Mobile搭 載の携帯電話端末を用いた無線LANによるシステムと,PCを用いた第3世代移動 通信によるシステムを展示した.

(43) 統合型光無線システムの研究開発

○東野武史・中村卓也・高橋浩一・油川雄司・塚本勝俊・小牧省三(阪大)・若森和彦・鈴木敏司・Kamugisya Kazaura・Alam Mohammad Shah・大前和憲・松本充司(早大)

電波にとって自由空間と同じ広帯域性と透明性を有する光波に,種々のワイヤ レスサービスをそのまま閉じこめて伝送するRoF (Radio on Fiber) システムに 対し,その伝送媒体である光ファイバを光空間に拡張することで,光ファイバ 敷設問題の緩和,RoF の汎用性・効率性の一層の向上,条件不利地域へのヘテ ロジニアスワイヤレスサービス提供の早期推進が期待される.本技術展示では, RoFSO (Radio on Free Space Optics) システムを用いて種々のワイヤレスサー ビスを効率的に展開する「統合型光無線システム」の研究開発について紹介し た.

(44) 広帯域無線信号の一括光伝送による放送・通信の融合に関する研究

○東野武史・塚本勝俊・小牧省三(阪大)・熊本和夫・安川交二(阪工大)・稲垣恵三(ATR)

本技術展示では,従来実現できなかった異種の電波形式を用いるIP電話端末同 士の相互通話を可能にするソフトウェア無線ゲートウェイシステムのプロトタ イプの展示を行なった.本システムの開発により,たとえユーザが種類の違う 端末を持っていても,また,電波状況の悪いところにいても,ゲートウェイが そのときに最適な電波の形式を判断し,そのユーザに提供できるネットワーク インフラを構築することができるようになる.

(45) “ケータイ用P2Pフレームワーク” 〜 Spear & Spear Multi 〜

○吉田将人・鎌ヶ迫正俊・林 雄一郎(吉田鎌ヶ迫)

SpearはP2P通信を可能にしたケータイP2Pフレームワークである。さらに、 Spear Multiは多人数でのオンラインゲーム等、多対多のケータイ用通信型コン テンツをP2P化する。尚、Spear Multi は、ゲーム以外での利用も視野に入れ、 1〜n台での接続を実現するアーキテクチャとなっている。

(46) 携帯端末における動画像コンテンツの最適提示範囲推定法 〜 視聴者の操作履歴の利用 〜

○岩下英史・宮田高道(東工大)・八島由幸(東工大/NTT)・酒井善則(東工大)

低解像度のディスプレイによって高解像度の動画像を視聴する際に,視聴者の 主観品質が最も高くなるような空間的な切り出し位置(最適提示範囲)が存在 する.本研究では,予め複数の視聴者に手動で提示範囲の指定を行わせたデー タから,動画像ごとの最適提示範囲を推定する手法について検討する.フレー ム内の各画素について視聴者数のヒストグラムをとり,そのヒストグラムから 動的輪郭モデルに基づいて最適提示範囲を推定する.

(47) めがね型IFで変わる携帯端末の形態

○中西美木子・堀越 力(NTTドコモ)

現在の携帯端末は画面やキーボードがあらかじめ備えつけられており、大きさ や方式を変更するには新たなデバイスを追加する必要があった。本研究ではめ がね型ディスプレイ一つでユーザの望んだ大きさや方式で携帯端末と同様の機 能を利用できるインタフェースを提案する。

(48) UNAGI: スマートアンテナを用いるアドホックネットワークテストベッドの構築

○河村直哉・渡辺正浩・萬代雅希(静岡大)・小花貞夫(ATR)・渡辺 尚(静岡大)

本稿では,スマートアンテナを用いたMACプロトコルのテストベッド UNAGI/ESPAR を開発し,テストベッド構築について述べる.まず,テストベッ ドの要求条件の調査し,その条件を網羅するように設計を行う.テストベッド は,スマートアンテナとしてESPARアンテナ,無線モジュール,マイクロコント ローラ等によって構成され,位置情報や指向性通信,電力制御等を用いるさま ざまなMACプロトコルを実装することができる.スマートアンテナを用いたテス トベッドの概説及び,技術展示内容について述べた.

(49) 位置情報と時刻情報を用いたバッテリレス無線センサネットワークの制御

○森山雄介・南 正輝(芝浦工大)・森戸 貴・森川博之(東大)

大規模な空間にセンサノードを分散配置する無線センサネットワークにおいて, 電源の確保は一つの大きな課題となっている.ネットワーク寿命の問題の根本 的解決を目指しTrio mote やheliomoteといったバッテリレス無線センサネット ワークシステムの研究が行われている.本研究では,拡張性と安定性の観点か ら,スケジューラやクラスタヘッドを用いず個々のノードが位置情報と電波時 計の時刻同期を用いてスケジュールの動的割り当て、経路の電力状況による経 路選択を行うことでノート間の通信の安定とネットワークレベルでの電力マネ ジメントを行うバッテリレス無線センサネットワークについて報告した.

(50) スマートスペースと携帯電話を繋ぐ実空間拡張型プレゼンス共有システム

○千家雅之・川西 直(東大)・新藤晃浩・杉山敬三・大橋正良(KDDI研)・森川博之(東大)

コミュニケーションの円滑化などを目的として広く利用されているプレゼンス 共有システムは,ユビキタスコンピューティング環境においてもキラーアプリ ケーションの一つと期待されている.ユビキタスコンピューティング環境では, センサなどから取得される様々なコンテキスト情報をプレゼンスとして共有で きるようになるだけでなく,共有されてきたプレゼンス情報をトリガとして実 空間中の様々なサービスを駆動できるようになると考えられる.本研究では, センサやアクチュエータが埋め込まれたスマートスペースにいるユーザと携帯 電話を利用するユーザとの間で,実空間と連動して拡張されたプレゼンス情報 を共有することで,実空間での体験の共有を可能にするシステムについて報告 した.(左図;テレビの視聴情報の共有例.権利の関係上、一部 画像処理しています.)

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