APNOMS2006開催報告

（１）会合名称：
　　　9th Asia-Pacific Network Operations and Management Symposium(APNOMS)
　　　http://www.apnoms.org/2006/

（２）主催：電子情報通信学会テレコミュニケーションマネージメント研究専門委員会
　　　　　　KICS(Korea Information Communication Society)
　　　　　　KNOM(Committee of Network Operation and Management of Korea)
　　　　　　協賛：*IEEE CNOM, IEEE APB, IEEE Comsoc Japan Chapter, TMF
（３）運営委員会：General Chair: James Won-Ki Hong, POSTECH, Korea 
　　　　　　　　　Vice Chair:    栗山　博 （NEC、Japan）
　　　　　　　　　TPC co-chairs: Young-Tak Kim, (Yeungnam Univ. Korea）
　　　　　　　　　               高野　誠 （NTT西日本、Japan）
　　　　　　　　　Poster co-chairs: Wang-Cheol Song, (Cheju National Univ., Korea）
　　　　　　　　　               阿多　信吾（大阪市立大学、Japan）
　　　　　　　　　この他、Tutorial、Experts panel、Special Session 、Finance、
　　　　　　　　　Publicity、Exhibition等の(Co-)ChairおよびSecretary、
　　　　　　　　　International liaisons、Standing committee、論文査読委員
（４）日時：2006年9月27日-29日
（５）開催場所：Paradise Hotel Busan、釜山（韓国）
（６）参加者（参加国）： 307名（14カ国）
　　　日本、韓国、中国、アメリカ、ポーランド、台湾、ブラジル、フランス、トルコ、
　　　イギリス、ウズベキスタン、オーストラリア，ハンガリー，インド
（７）プログラム概要
　　−チュートリアル: 4講演
　　−キーノート:　　 5講演
　　−テクニカル:　　 10セッション、50講演
　　−ショートペーパ: 2セッション、25講演
　　−スペシャル:　　 2セッション、8講演
　　−ポスタ:  　　　 2セッション、20件
　　−展示デモ:　　　11件
（８）シンポジウム概要
　APNOMSは、ネットワークオペレーションとマネージメントに関して、アジア太平洋
地区にて毎年開催されるシンポジウムである。APNOMS2006は第9回目にあたり、
"Management of Convergence Networks and Services"
のテーマのもと、上記に記載された通り釜山にて開催された。
　初日４件のチュートリアルを皮切りに、３日間にわたり各種技術プログラム、展示
デモと、多彩なプログラムを遂行した。
　キーノートスピーチは、韓国、アメリカ、日本、イギリスからの４件であり、日本
からはNTTアドバンステクノロジ 前田　洋一氏による"Standardization Trends for the 
Next-Generation Network (NGN) and its Transport Networks"の発表があった。
　テクニカルセッションにおいては、テーマにあるように、"Management of Convergence 
Networks and Services"に関して、アドホック／センサネットワークの管理、ネット
ワークモニタと計測、モビリティ管理、QoS管理、管理アーキテクチャとモデル、セ
キュリティ管理、エンドエンドQoSとアプリケーション管理、エクスペリエンス、NGN
管理、IPベースネットワーク管理のセッションで活発な議論がなされた。特に、ブロー
ドバンドワイヤレスアクセスネットワークの管理，QoSを保障したサービスプロビジョ
ニングに関連する論文発表の増加傾向が見られた。本年のテクニカルセッション，ショー
トペーパセッションの論文はSpringer社よりLNCSシリーズとして出版された(LNCS4238)。
　スペシャルセッションでは、"Broadband Converged Network and Service  Management 
Technologies"、"Next Generation Mobile and Broadband Network Management Technologies"
のテーマのもともと活発な議論を行った。
　３日目の最後には恒例のパネルディスカッションが開催され、Convergence Networks and 
Servicesの管理について議論を行った。パネラと参加者の間で将来のConvergence Networks
の管理に向けて多様な意見が提起され本課題の重要性を共有することができた。
　尚、展示は11社が参加し、OSS関連の製品、試作品のデモを行った。
　次回のAPNOMS2007は、2007年10月10-12日で札幌コンベンションセンターにて開催する
予定である。