
2007年度から和田修前委員長の後任として拝命致しました。本時限研究会は、20年以上に渡って我が国のこの分野の交流と人材育成の場の一つとなっています。 歴史が示すように高速性の追求は科学技術の発展の原動力の一つであります。超高速光エレクトロニクスの研究はその最先端にあります。極限科学の開拓と新技術の実現との著しい相互作用により発展している本分野の特徴は、1. 時間域の顕微鏡、2. 時系列ダイナミクスの制御、3. 超高密度信号性、4. 高尖頭出力性、5. 全分野に必須な“時間”を通しての学際分野横断性にあります。
この分野の最近の発展は著しく、四つの方向に大別できます。第一に、光強度瞬時波形技術から、“電波”と同様光電場波束制御技術への展開、第二に光波機能のさらなる極限化(アト秒、ペタHz、ペタワット、・・・)、第三にリアルワールド化(小型、高効率、集積、汎用、・・・)、第四に応用域の急激な拡大・実用化(情報通信、加工、計測制御、ナノ、物理、化学、生物、医学、・・・)であります。
本研究会はこのような極だった特徴を有する背景の下で、日頃異なった学会で発表している研究者が、時間をかけて自由に発表、討論、情報交換、研究協力できる唯一の場であります。
まわりの人達にも呼びかけて是非積極的な参加をお願い致します。
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2007年4月 北海道大学工学研究科応用物理学専攻 山下幹雄 |