平成12年4月1日
関係各位

第7回光導波科学・電磁界理論に関する日中合同会議
(OFSET2000)への投稿のお願い



 

電気学会電磁界理論技術委員会
委員長 塩澤 俊之
電子情報通信学会電磁界理論研究専門委員会
委員長 生野 浩正


 光導波科学および電磁界理論の分野における基礎的な課題に関する研究成果を,主として我が国と中国の研究者が一堂に会して,発表し討論を行う光導波科学・電磁界理論に関する日中合同会議は,日本電気学会および電子情報通信学会と中国通信学会の共同主催によりこれまでに6回開催されています.各回における発表論文件数は100編前後であり,日本からは毎回30〜40名の研究者がセッションの構成や研究発表・討論に参加しています(第3回は福岡で開催されましたが,この時には日本側から約70件の発表が行われています).このように,テーマを絞った2国間の合同会議としては,本会議は非常に活発で有意義な会議として定着しております.本会議は,当初,日本と中国とで交互に開催することになっていましたが,主として中国側の経済的な理由により,これまで6回開催された中で日本では第3回の会議が1990年に福岡で開催されたのみであり,残りの5回の会議はすべて中国で開催されています. 以上の事情を考慮して,第6回(1997年)の武漢会議のときにもたれた日中双方の代表者による運営委員会において,本会議を真に日中合同の会議として意義あるものにするためには次回は是非とも日本で開催すべきであるという結論に到達しました.その後,本会議の日本側の運営母体である,電気学会電磁界理論技術委員会および電子情報通信学会電磁界理論研究専門委員会で検討した結果,次回は日本電気学会,電子情報通信学会,中国通信学会および大阪大学の共同主催により,大阪大学で開催されることになりました.

 本合同会議の目的は,電磁波の散乱・回折・導波・逆散乱などの電磁界理論における基本的な問題からアンテナ・伝搬,マイクロ波,光エレクトロニクス,光通信,電磁環境などの応用分野に関連した基礎的な課題について,主として我が国と中国の研究者が一堂に会して,最近の研究成果の発表と討論を行い,各分野の発展と新しい研究課題の発掘を促進するとともに,両国における若手研究者の育成に努め,日中学術交流の発展に寄与することにあります. 次回大阪大学で開催される合同会議では,中国をはじめ,韓国,香港,ロシア等から約15名の指導的および新進気鋭の研究者を招待する予定であり,我が国の当該分野における多数の研究者との学術交流を通じて,日中間のみならず,これらの関係諸国間の友好関係がより一層促進されるものと期待されます.

 本合同会議を真に意義あるものにするため,多数の関係各位の参加を呼びかけます. なお,OFSET2000 の詳細につきましては,以下の Call for Papers をご覧下さい.

OFSET 2000  Call for Papers