湯沢ワークショップ

第１６回「電気・電子機器のＥＭＣワークショップ」のご案内

電子情報通信学会　環境電磁工学研究専門委員会(EMCJ)
委員長　小塚　洋司

今年も「電気・電子機器のＥＭＣワークショップ」を、11月11日 (木)～12日(金)の２日間にわたり、湯沢グランドホテル（新潟県南魚沼郡湯沢町）を会場に、下記の通り開催いたします。今年の主テーマは「e- Japan戦略Ⅱの進展とＥＭＣの諸問題」です。

　情報通信の形態も年々著しい進歩を遂げ、ブロードバンドと相俟ってユビキタス時代へと変容してきています。一方、ここ数年来叫ばれているe-Japan 戦略の一環である規制緩和が、情報通信分野へも進展しつつあります。

　このようなユビキタスネットワーク社会環境を支えるテクノロジーやe-Japan戦略の進展とそれにかかわるＥＭＣの問題について、産,官,学の第一線でご活躍の方々を講師にお迎えし、お集まりの皆様とともに「幅広く」考え、相互の連携を強化する機縁を作る場にしたいと思います。

　とくに、今年は｢最近の電波行政と電波利用環境の整備｣に関する基調講演を総務省電波環境課にお願いし、行政サイドから俯瞰した指針をお話しいただくことにしました。また、現場での実務にすぐに役立つ内容として、「カーボンナノチューブ」の最新の話題、｢回路シミュレーション・解析技術｣、「EMC/EMI計測と国際規格の動向」などの特別講演、特別セッションを企画しました。

　さらに、新しい試みとして「次世代の電波利用とEMC」に関するパネル討論会形式のセッションを設けました。　十分な時間を取ってご質疑討論いただけるよう、またご理解を深めていただくよう配慮しました。

　大学、官公庁、企業の研究者、技術者など、ＥＭＣに関心をお持ちの方々が一堂に会して活発に意見交換しながら相互の親睦と連携を深める場を設けますので、多くの皆様に奮ってご参加いただけますようご案内申し上げます。

―　記　―

【期日】 2004年11月11日(木) 13:00 から 12日(金) 15:20（予定）まで
【会場】湯沢グランドホテル（新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2494　電話0257-84-2351）
【定員】約100名
【内容】
（１）「e-Japan戦略Ⅱの進展とEMCの諸問題」　（基調講演含め講演４件）
（一部講師依頼中）
（２）産官学連携におけるＥＭＣ技術への期待（特別セッション及びパネル討論）
(３)　回路技術特集（特別セッション）
（４）各種国際規格の動向（講演３～４件）

【参加費】30,000円　（朝食/２日目の昼食代を含む）
〔講演会14,000円（資料代含む）（学生は7,000円），懇親会6,000円，宿泊 10,000円（朝食/２日目の昼食含む）〕
【参加申込】 2004年11月1日(月)までに、お申し込み下さい。

・宿泊については、ワークショップ会場と同じ湯沢グランドホテルをご用意いたします。
・湯沢グランドホテルでの宿泊のお部屋は、他の参加者との相部屋になりますことをご了承下さい。なお,個室をご希望の方は,近隣のホテルに宿泊できるよう参加費と宿泊費とを分けてお支払いいただけるようにしました。
・学生割引を導入いたしました。

【参加申込・問合先】
〔ワークショップ事務局・EMCJ幹事〕
　山根　宏　（ＮＴＴ　環境エネルギー研究所）
　〒180-8585　東京都武蔵野市緑町3-9-11
　

第１６回「電気・電子機器のＥＭＣワークショップ」プログラム（概要）
テーマ：～　e-Japan戦略Ⅱの進展とEMCの諸問題　　～

［第１日］１１月１１日(木)
　13:00　開会・諸連絡
　13:05　開会の挨拶
　　　　　　環境電磁工学研究専門委員会　委員長　小塚洋司
【基調講演】　座長：小塚洋司（東海大学教授）
　13:1５　「最近の電波行政と電波利用環境の整備」
　　　　　　富永昌彦氏（総務省総合通信基盤局電波部電波環境課　課長）　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
【特別講演】　座長：小塚洋司（東海大学教授）
　14:05 「カーボンナノチューブの科学と技術」　遠藤守信氏（信州大学）　　　　　　　　　　　　　
　15:20 ［コーヒーブレーク］

【セッション１】　ネットワークインフラとEMC　　
　15:４０　(1) 「RFIDタグとその展開」　座長：藤原修（名工大教授）
　　　　　　　　松川公一氏（日本信号）　
　16:４０　(2) 「地上波ディジタル放送に関する最近の動向」　座長：越後　宏（東北学院大教授）
　　　　　　　　濱住啓之氏（NHK技研）
　　　　　　　　
　17:40～　チェックイン
　19:15～　懇親会

［第２日］１１月12日(金)
　07:30～　朝食
　　～09:00　チェックアウト

【特別セッション】
　09:00　【特別講演】　座長：池田哲夫（名工大　名誉教授）
　　「高速ディジタル時代のパワー/シグナル・インテグリティ解析技術」
　　浅井秀樹（静岡大学教授）
　10:15～10：30　［コーヒーブレーク］

　10:30　【パネル討論】「次世代の電波利用とEMC」　オーガナイザ・座長：古賀隆治（岡山大学教授）

　パネリスト講演
　10:50（１）「電波利用と電磁環境の把握」　篠塚　隆氏（NICT）
　11:10（２）「次世代の電波利用とＥＭＣ」　仁田周一氏（育英高専教授）
　11:30（３）「高速ＰＬＣ通信の動向と今後の展開」　牧昌弘氏(パナソニック・コミュニケーションズ)
　11:30～12：00　パネル討論
　12:00～　昼食（お弁当）

【セッション２】 EMC/EMI計測の現状と将来展望～国際規格の動向～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オーガナイザ・座長　杉浦　行（東北大学教授）
　13:00　(1) 「CISPR測定法の現状と展望」　山中幸雄氏（NICT）
　13:25　(2) [IEC/TC77の現状と展望]　　　　徳田正満氏（武蔵工大教授）
　13:50～14:00 [コーヒーブレイク]
　14:00　(3)　「EMI測定用アンテナの校正法の動向」　杉浦　行氏(東北大学教授)
　14:25　(4)　｢高速電力線搬送通信（PLC）の妨害波許容値と測定法の動向｣
　　　　　　　　雨宮不二雄氏（NTT-AT）　　　　
　１4:50～15:20　　質疑応答
　15:20　閉会の挨拶
　　～15:30　　終了