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* 電子情報通信学会アンテナ・伝播研究専門委員会(AP研)小形アンテナコンペティション結果 [#a30077d7]

> コンペティションの受賞者は以下のとおりです。

> 最優秀賞 池田 拓磨君(パナソニック) Gavr=-0.13[dBi]
> 特別賞  櫻井 壮一君(東工大)
>      宮坂 拓哉君(三菱電機)



* 電子情報通信学会アンテナ・伝播研究専門委員会(AP研)小形アンテナコンペティション募集要項 [#aa5b01d9]


>  AP研では2020年1月の研究会(高松)において小形アンテナコンペティションを実施します。皆様、奮ってご応募お願いいたします。

** 開催日時 [#zf4624ef]
> 2020年1月22日(水)(時間は9:00~17:00を予定)  :試作アンテナの測定
> 2020年1月23日(木)、24日(金)(時間は9:00~17:00を予定):研究会において発表
> 本コンペに参加の方は3日間参加をご予定ください。


** 開催場所 [#u8ea2cf1]
> 2020年1月22日(水):ネクスト香川
> [[http://www.kagawa-isf.jp/next/:http://www.kagawa-isf.jp/next/]]
> 2020年1月23日(木)、24日(金):サンポートホール高松
> [[https://www.sunport-hall.jp/:https://www.sunport-hall.jp/]]

** ルール [#y0dea89c]
> 指定された周波数範囲において、特定の一方向、一偏波の利得の測定値で競う。

*** アンテナ形状: [#b2bfd5e8]
- 150×150×1.2 mmの地板上に任意形状のアンテナを作成する。地板は事務局より支給したものを用いる。([[補足資料1:http://www.ieice.org/~ap_ac/jpn/pdfs/smant_compe_annex1.pdf]])
- 地板には事務局が支給したSMAのフランジを事務局が配布したネジで設置する。SMAフランジの加工は不可とする(はんだ付けのみ可とする)。([[補足資料2:http://www.ieice.org/~ap_ac/jpn/pdfs/smant_compe_annex2.pdf]])
- アンテナはφ40mmの半球内に収める。事務局より支給した半球にアンテナが収納されている必要がある。測定時には半球を外すことも可である。
- アンテナ形状を変化させる(伸縮させる)ことは不可とする。
- 半球は上記フランジに対してオフセットすることは可とする。ただし、フランジの端子が上記半球の外にはみ出ることは不可とする。
- 地板の形を変形させてはならない。切削、穴あけ等も不可とする。
- 地板に他の部材を貼付したり、アンテナをはんだ付けすることは可とするが、その範囲は上記半球内に限る。
- アンテナ製造に使用する部材はパッシブのものに限る(増幅器や可変容量等、電源を用いるものは不可)。

*** 観測方向、距離:([[補足資料3:http://www.ieice.org/~ap_ac/jpn/pdfs/smant_compe_annex3.pdf]]) [#ecfe1841]
- 参加者が指定した任意の1方向の利得(利得の定義は後述)を観測する。
- 参加者は上記任意の方向が測定アンテナの方向を向くように、被測定アンテナを任意の角度で設置することができる。
- 観測距離は遠方界とする。
- 測定中心は地板の中心(SMAフランジの中心導体用の穴部分)とする。

*** 観測偏波: [#v76e481c]
- 測定アンテナはV偏波とする。
- 参加者は被測定アンテナの設置を工夫することで上記測定アンテナの偏波に適合させる。

*** 測定治具: [#d5e4e9a6]
- 電波暗室には平らな発泡材のテーブルが設置されており、参加者はその上の所定の位置に被測定アンテナを設置する。
- 発泡材テーブルから測定中心までの高さは150mmとする。
- 上記観測方向や偏波を考慮した設置のための治具は参加者が準備する。治具は発泡材のような低誘電率材料で製作する。

*** 周波数範囲: [#hcf8a450]
- 1GHz~2GHzの範囲とする。観測ポイント数は201とする。

*** 利得の定義: [#c39c8d5c]
- 動作利得(不整合損、導体損、誘電体損等をすべて含んだ利得)を観測し、周波数の4乗の逆数で重みづけをした平均値をGavr[dBi]と定義する(Qの限界値は電気的体積に比例することを勘案して重みづけをした指標)。
- 平均値Gavr[dBi]は以下の式で算出する。ただし、Ga(f) [dBi] (f=fL+(n-1/2)Δf, n=1,2,…200)は周波数fにおける動作利得である(Gavrは全周波特性が一定の場合、その値となるように規格化されている。つまり、全周波数範囲でGa(f)が-3dBiであればGavrは-3dBiとなる)。

$$G_{avr} [dBi] = 10\log_{10}\{\frac{24}{7}\frac{1}{201}\sum_{n=0}^{200}\frac{10^{\frac{G_a(f)}{10}}}{(f_L+n\Delta f)^4}\}$$


CENTER:(周波数はGHzの単位とする)

$$ f_L = 1 [GHz] $$

$$ f_H = 2 [GHz] $$

$$ \Delta_f = \frac{f_H - f_L}{200}$$

** 申し込み方法、原稿の作成、プレゼン準備 [#m6c6e3b9]
- 申し込みに関しては幹事までメールで連絡するとともに、研究会の申し込みシステムで1月の研究会の登録を行う(システム上の申し込み開始は10/21を予定)。申し込みの締め切りは11/10。

申し込みフォーマット(以下の内容をメールで送付ください)
~###########################################
~件名:小形アンテナコンペ申し込み
~宛先:ap_ac-secretary@mail.ieice.org

~記載内容:
~・申込者氏名
~・所属
~・連絡先(メイルアドレス)
~・荷物送付先住所
~・その他ご質問等
~###########################################

- 参加者は今回の小形アンテナコンペティションにかかわる技術報告を1月の研究会に投稿する。
- 投稿に際して独自に測定してもよいが、コンペティションとしての順位付けは1/22の評価結果によってなされる。
- 参加者は1/23もしくは1/24の研究会におけるプレゼン資料を用意する。その際、適切なところに1/22の評価の結果を組み入れる。プレゼン資料を作成するために必要となる測定データは1/22に使用した測定器からUSBメモリ等によって参加者に配布する。
- プレゼンの時間は15~20分(質疑込み)を予定。

** 表彰 [#i3c8cbcf]
- Gavr[dBi]が最も高かった参加者に最優秀賞を授与する。
- 評価委員(被評価者の同一組織出身者の委員は除く)により新規性(10点満点)、有効性(10点満点)で評価し、平均値の高かった2名に特別賞を授与する。
- [[選奨規定:https://www.ieice.org/cs/ap/jpn/index.php?kitei/sensho_kitei_ichiran]]はこちら。

** 意見交換会への参加 [#ue412c04]
- 1/22の合同測定終了後に意見交換会を開催しますので、参加者の皆様におかれましてはぜひ参加をご検討ください。

** 連絡先 [#nfb4b41e]
-小形アンテナコンペティションに関するお問い合わせは
AP研幹事団(ap_ac-secretary@mail.ieice.org)
までお願いいたします。