講演抄録/キーワード |
講演名 |
2008-03-06 16:20
高分子系有機薄膜トランジスタの熱処理効果 ○松島 優・小岩恭祐・テイ ヘンシン・鈴木貴彦(山形大)・廣瀬文彦(山形大/JST)・木村康男・庭野道夫・板谷謹悟(東北大/JST) ED2007-257 エレソ技報アーカイブへのリンク:ED2007-257 |
抄録 |
(和) |
有機電界効果トランジスタ(有機FET)の大電流化を目的に、ポリ(3-ヘキシルチオフェン)(P3HT)膜への熱処理の効果を、有機FETの試作・評価、およびX線回折法(XRD)を用いて調べた。我々は室温から350℃の範囲で熱処理効果を確かめた結果、この温度範囲で温度が高くなるにつれて電界効果移動度は増加し、電極/有機膜界面のコンタクト抵抗は減少することを見出した。また、XRDによる結晶化を示すピークは減少した。本研究での熱処理によるFET特性改善の要因は、結晶性とは異なる膜形態の変化にあると推測し、走査型プローブ顕微鏡(SPM)を用いて膜の表面観察を行った。これより、膜を構成するフィブリル(線状結晶)の融点以上での構造変化を確認した。以上のことから、本研究での熱処理によるFET特性改善のメカニズムについて考察した。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
有機電界効果トランジスタ / 熱処理 / XRD / SPM / P3HT / フィブリル / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 107, no. 512, ED2007-257, pp. 27-32, 2008年3月. |
資料番号 |
ED2007-257 |
発行日 |
2008-02-28 (ED) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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