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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2018-03-06 12:05 論理学的存在者から見る確率的存在者の倫理とは何か ○森住哲也（神奈川大）  SITE2017-76 IA2017-87 |
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| 抄録 | （和） | SCIS2018[14]に於いて，従来のセキュリティモデルにおける論理学的アプローチを批判し，確率的モデルによって「隠れチャネル」と「推論攻撃」を統合的に記述する概念モデルを提案した．即ち，閉じた論理的空間に現れる事実を示す論理学的命題は世界の限界であるとし，世界を確率測度空間～として見る試みである．本論文はその続編：確率的存在者の倫理に関する試論である．研究[14]ではウィトゲンシュタインの“家族的類似”の考え方を意識し，テクストで示される世界を確率測度空間で示した．即ち，「存在と実在の身分」，は「同一性」ではなく「類似性」の観点から考察され，存在者はカテゴリに於ける持続的，かつ構成的な運動自体の帰結と見なされる．存在者の必要条件は，ウィトゲンシュタインの“家族的類似”を手掛かりにする時，確率測度空間に於ける確率変数である． この様なシステムを哲学的問いとして捉え，倫理～として見るためには，＜私＞と言う概念が必要不可欠である．しかしその一方で＜私＞と言う概念にはウィトゲンシュタインの＜私＞的言語のパラドクスがある． この試論では，＜私＞的言語のパラドクスを認めながらも，実はその治療法たる“文法像”と言う概念が＜私＞そのものを示すパターンであり，そのパターンを示す必要条件が確率測度空間であることを示す．確率測度空間における倫理とは，確率的存在者に嵌める制約，或いは「枠」であり，自他それぞれにとっての振舞いの調和が映し出された“文法像”の一つの表現形式である． |
| （英） | In SCIS2018 [14], we criticized the logical approach in the conventional security model and proposed a conceptual model describing "covert channel" and "inference attack" in an integrated manner by the Probabilistic model. In other words, it is an attempt to see the world as a probability measure space, assuming that the logical proposition indicating the fact that appears in a closed logical space is the limit of the world. This paper is a sequel to that: a trial on the ethics of probabilistic existents. In the study [14] Wittgenstein 's idea of "familial resemblance" has been introduced. The world indicated by the text is indicated by the probability measure space. That is, "existence and reality" is not considered "identity" but from the viewpoint of "similarity". And, existence is regarded as a consequence of persistent and constitutive movement in the category. When Wittgenstein's "family resemblance" is a clue, the necessary condition of existence is a random variable in the probability measure space. In order to capture such a system as a philosophical question and see it as ethics, the concept of <I> is indispensable. On the other hand, however, there is a paradox of Wittgenstein's private language in the concept of <I>. In this thesis, while acknowledging the paradox of private languages, the concept of "grammatical image" as a treatment method is actually a pattern showing myself, and the necessary condition indicating the pattern is the probability measure space. Ethics in the probability measure space is a constraint on probabilistic existence, or "frame", and is a form of expression of "grammatical image" in which harmony of behaviors for each person and others is displayed. |
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| キーワード | （和） | 倫理 / 論理学 / 確率測度論 / 確率的モデル / 潜在的ディリクレ配分法 / ウィトゲンシュタイン / 家族的類似 / 私的言語 |
| （英） | Ethics / Logic / Measure theory in probability / Probabilistic model / Latent Dirichlet Allocation / Wittgenstein / Family resemblance / Private language | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 117, no. 471, SITE2017-76, pp. 213-219, 2018年3月. | |
| 資料番号 | SITE2017-76 | |
| 発行日 | 2018-02-26 (SITE, IA) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | SITE2017-76 IA2017-87 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | IA SITE IPSJ-IOT |
| 開催期間 | 2018-03-05 - 2018-03-06 |
| 開催地（和） | 鬼怒川温泉ホテル |
| 開催地（英） | Kinugawa Onsen Hotel |
| テーマ（和） | インターネットと情報倫理教育、一般 |
| テーマ（英） | Internet and Information Ethics Education, etc. |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | SITE |
| 会議コード | 2018-03-IA-SITE-IOT |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 論理学的存在者から見る確率的存在者の倫理とは何か |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | What is the Ethics of Probabilistic Existence seen from a Logical One |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 倫理 / Ethics |
| キーワード(2)（和/英） | 論理学 / Logic |
| キーワード(3)（和/英） | 確率測度論 / Measure theory in probability |
| キーワード(4)（和/英） | 確率的モデル / Probabilistic model |
| キーワード(5)（和/英） | 潜在的ディリクレ配分法 / Latent Dirichlet Allocation |
| キーワード(6)（和/英） | ウィトゲンシュタイン / Wittgenstein |
| キーワード(7)（和/英） | 家族的類似 / Family resemblance |
| キーワード(8)（和/英） | 私的言語 / Private language |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 森住 哲也 / Tetsuya Morizumi / モリズミ テツヤ |
| 第1著者 所属（和/英） | 神奈川大学 (略称： 神奈川大) Kanagawa University (略称： Kanagawa Univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | / / |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2018-03-06 12:05:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | SITE |
| 資料番号 | SITE2017-76, IA2017-87 |
| 巻番号（vol） | vol.117 |
| 号番号（no） | no.471(SITE), no.472(IA) |
| ページ範囲 | pp.213-219 |
| ページ数 | 7 |
| 発行日 | 2018-02-26 (SITE, IA) |
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