講演抄録/キーワード |
講演名 |
2017-01-26 15:35
分娩監視装置の超音波ドプラ信号による心拍細変動解析精度の定量的な評価 ○玉村千代・荒木睦大・森 幹男・浅井竜哉・高橋 望・西島浩二・吉田好雄(福井大) US2016-118 |
抄録 |
(和) |
胎児の健康診断に対して、医療現場で広く用いられている分娩監視装置は、超音波ドプラ信号を用いて胎児心拍の変動状態を監視している。胎児の健康状態をさらに詳細に調べるためには、瞬時心拍数の細変動解析が必要であるが、分娩監視装置では3~4拍分のドプラ信号心拍周期値(RR間隔時間と呼ぶ)を平均化して、BPM(一分間あたりの心拍数に換算して)で心拍数の値を表示している。そのため、細変動解析が難しいと言われているが、分娩監視装置のドプラ信号を用いた細変動解析能力を評価するために、平均的なドプラ信号のBPMをRR間隔時間を換算し、また、平均化される前の各々の瞬時ドプラ信号の心拍RR間隔時間データを直接用いて評価実験を行う。本研究では、これらのドプラ信号を用いた細変動解析能力を、心電図信号によるRR間隔時間(基準値とみなす)を用いて行った細変動解析値と対比して比較評価する。 |
(英) |
The technique of analyzing Fetal Heart Rate (FHR) variability has been known to be effective to diagnose the fetal health condition in detail. In order to analyze the FHR variability, it is necessary to develop the method of measuring accurately the FHR, which corresponds to RR-interval in case of ECG, using fetal heart Doppler signals or Doppler sounds. In this paper, the experimental results of accuracy rate to analyze the powerspectrum of the fetal heart Doppler signals obtained by ultrasound cardiograph, using electrocardiogram (ECG), are described. |
キーワード |
(和) |
分娩監視装置 / 瞬時超音波ドプラ信号 / 平均超音波ドプラ信号 / 心拍細変動解析 / LF/HF / / / |
(英) |
Ultrasound Cardiograph / Instantaneous Doppler Signal / Average Doppler Signal / Feral Heart Variability / LF/HF / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 116, no. 419, US2016-118, pp. 227-232, 2017年1月. |
資料番号 |
US2016-118 |
発行日 |
2017-01-18 (US) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
PDFダウンロード |
US2016-118 |