講演抄録/キーワード |
講演名 |
2016-05-21 11:10
ゴルフスイングにおける筋活動センサデータからの非負値行列因子分解による特徴抽出 ○尾崎安範・青木良輔・木村俊貴・高嶋洋一・山田智広(NTT) MBE2016-5 |
抄録 |
(和) |
本研究の目的は(1)複雑な運動に対して筋活動の特徴をデータから機械的に発見すること,(2)特徴的な筋活動の時間的変化を明らかにすることである.本研究では運動の対象をゴルフスイングとし,筋活動を定量化するために表面筋電位を用いた.ゴルフスイングには複数の筋肉がかかわっており,スイングの時間変化とともに重要となる筋肉とその筋活動が変化することが従来の調査で示されている.このため,複数の筋肉が関わる筋活動を取り扱うには2つの課題があると考えられる.1つめは大量の筋活動同士を純粋に比較すると,莫大な時間がかかることである.2つめは筋活動が複雑すぎて人間には理解できないことである.本研究では,ドライバーによるスイング時の表面筋電位を非負値行列因子分解により特徴を抽出することで,課題の解決を試みた.手法の検証に用いる表面筋電位は,26チャンネルの筋電センサを被験者であるプロコーチ4人に装着し,ドライバーによるスイングを行う実験により取得した.非負値行列因子分解により特徴を抽出した結果,9コの特徴でスイング中の表面筋電位にほぼ近似できることと,特徴の時間的変化がほぼシグモイド関数で説明できる(R2=0.85)ことを確認した.この検証結果は複雑な運動の特徴とその時間的変化を発見することに非負行列因子分解が役立つ可能性があることを示唆している. |
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キーワード |
(和) |
非負値行列因子分解 / ゴルフ / 筋電 / EMG / NMF / 機械学習 / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 116, no. 58, MBE2016-5, pp. 23-28, 2016年5月. |
資料番号 |
MBE2016-5 |
発行日 |
2016-05-14 (MBE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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