講演抄録/キーワード |
講演名 |
2016-01-20 16:10
分散ルータによる高性能NoC ○安戸僚汰・松谷宏紀(慶大)・鯉渕道紘(NII)・天野英晴・中村維男(慶大) VLD2015-95 CPSY2015-127 RECONF2015-77 |
抄録 |
(和) |
半導体技術の微細化に付随して,エネルギーと遅延の双方で配線がボトルネックになる。我々は研究対象をNetworks-on-Chip (NoC) にフォーカスした上で,この問題を解決するために分散ルータという設計概念を考案した。当該アーキテクチャでは,ルータの機能を複数のサブモジュールに分散実装し,それらをリンク上の任意の位置に置くことができると仮定する。我々の先行研究では遅延のみを最適化してきたが,本来ならばエネルギーも考慮しなければならない。そこで本報告では,リピーターを挿入したリンクの遅延・電力評価に基づいてモデリングを行うことで,最もエネルギー効率の良い配置・リピーターサイズを求める方法を提示し,その結果について考察する。評価は4 つのプロセス,4 つのトポロジ,3 つのネットワークサイズを含んだ広いものであるが,どのケースにおいても分散ルータは既存のルータを最大動作周波数,Energy Delay Product (EDP) ともに上回ることがわかった。特にFlattened Butterfly のような高性能トポロジにおいて分散ルータは効果的であり,60%以上のEDP 削減を達成した。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
相互結合網 / NoC / ルータアーキテクチャ / 分散ルータ / 配線ボトルネック / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 115, no. 399, CPSY2015-127, pp. 149-154, 2016年1月. |
資料番号 |
CPSY2015-127 |
発行日 |
2016-01-12 (VLD, CPSY, RECONF) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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