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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2013-08-04 10:55 日本語文処理におけるleft-corner parsingとワーキングメモリー負荷研究 ○内田翔大（東大）・宮本エジソン（筑波大）・広瀬友紀・伊藤たかね（東大）  TL2013-31 |
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| 抄録 | （和） | この研究では、日本語の文処理において、従来のbottom-upやtop-downなどの文処理方略に対してleft-corner parsing (LCP; Abney & Johnson, 1991など)を支持する実験的検証を行う。LCPでは、主節のTP節点とVP節点は動詞が読まれるまで結合されない。そのため、VP内の付加部(adjunct)は目的格(与格や対格)NPのようなVP内の構成素に対してのみワーキングメモリー負荷を増大させる一方、VP接点より外の主格NPなどの要素に対しては増大させない。これによって、VP内の付加部での読み時間は、最初の名詞句が目的格の場合、主格に比べて長くなるという予測が導かれる。今回の読み時間実験での結果はこの予測通りであった。この結果は付加部のワーキングメモリー負荷は、最初の名詞の助詞によらず一定だとするdependency locality theory (DLT; Gibson, 1998; 2000, Nakatani & Gibson, 2010)の予測に反するものであり、LCPに基づくワーキングメモリーモデルを支持するものであった。 |
| （英） | We provide experimental evidence supporting left-corner parsing (LCP; e.g., Abney & Johnson, 1991) as a better candidate for simulating how people understand sentences compared to alternatives such as bottom-up parsing and top-down parsing. In LCP, the top TP node and its VP node are not connected until the verb is read. Therefore, a VP-internal adjunct increases the memory cost for other VP-internal constituents (e.g., NP-dat), but not for elements outside the VP node (e.g., NP-nom). This leads to the prediction that the reading times to a VP-internal adjunct should be longer when the sentence-initial NP is dative than when it is nominative. We report self-paced reading data supporting this prediction in line with a processing model in which working-memory load depends on the syntactic representation built at each point. The result provides a counterexample to processing models in which working-memory load is determined by dependency relations alone (e.g., Nakatani & Gibson, 2010). | |
| キーワード | （和） | レフト・コーナー パーシング / ワーキングメモリー / 文処理方略 / 文処理 / 日本語 / / / |
| （英） | left-corner parsing / working memory / parsing algorithm / sentence processing / Japanese / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 113, no. 174, TL2013-31, pp. 99-103, 2013年8月. | |
| 資料番号 | TL2013-31 | |
| 発行日 | 2013-07-27 (TL) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | TL2013-31 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | TL |
| 開催期間 | 2013-08-03 - 2013-08-04 |
| 開催地（和） | 関西学院大学 大阪梅田キャンパス |
| 開催地（英） | Kwansei Gakuin University, Osaka Umeda Campus |
| テーマ（和） | 人間の言語処理と学習 |
| テーマ（英） | Language Processing and Learning |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | TL |
| 会議コード | 2013-08-TL |
| 本文の言語 | 英語（日本語タイトルあり） |
| タイトル（和） | 日本語文処理におけるleft-corner parsingとワーキングメモリー負荷研究 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Working-memory load and left-corner parsing in Japanese sentence processing |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | レフト・コーナー パーシング / left-corner parsing |
| キーワード(2)（和/英） | ワーキングメモリー / working memory |
| キーワード(3)（和/英） | 文処理方略 / parsing algorithm |
| キーワード(4)（和/英） | 文処理 / sentence processing |
| キーワード(5)（和/英） | 日本語 / Japanese |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 内田 翔大 / Shodai Uchida / ウチダ ショウダイ |
| 第1著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 宮本 エジソン / Edson T. Miyamoto / ミヤモト エジソン |
| 第2著者 所属（和/英） | 筑波大学 (略称： 筑波大) University of Tsukuba (略称： Univ. of Tsukuba) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 広瀬 友紀 / Yuki Hirose / ヒロセ ユキ |
| 第3著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo) |
| 第4著者 氏名（和/英/ヨミ） | 伊藤 たかね / Takane Ito / イトウ タカネ |
| 第4著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2013-08-04 10:55:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | TL |
| 資料番号 | TL2013-31 |
| 巻番号（vol） | vol.113 |
| 号番号（no） | no.174 |
| ページ範囲 | pp.99-103 |
| ページ数 | 5 |
| 発行日 | 2013-07-27 (TL) |
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