講演抄録/キーワード |
講演名 |
2012-11-16 16:10
トラヒックの時間変動を考慮した動的トラヒックエンジニアリングのためのトラヒック予測 ○大歳達也・大下裕一・村田正幸(阪大)・高橋洋介・石橋圭介・塩本公平(NTT) NS2012-115 |
抄録 |
(和) |
時間変動の大きなトラヒックを収容するには、トラヒックの時間変動やネットワークの状態の変化に対して動的に経路を変更するトラヒックエンジニアリングと呼ばれる手法が有効である。しかし、各時刻のトラヒック量のみを考慮したトラヒックエンジニアリングでは、頻繁に大規模な経路変更が発生し、トラヒックを安定して収容することができない可能性がある。そのため、動的な経路変更を行う際にも、将来にわたるトラヒック変動を予測し、それを踏まえた制御が必要となる。本稿では、予測を用いた動的トラヒックエンジニアリングの入力として必要なトラヒック予測の要件を議論し、その要件に合致したトラヒック予測手法について検討を行う。予測手法の検討において、本稿では、実際のトラヒックには、予測可能な変動と、予測困難な変動が混在している点に注目し、予測の前処理として予測可能な変動のみを取り出す手法と、予測モデルの組み合わせについて評価を行う。そして、Internet2で観測されたデータを用いた評価により、主成分分析を用いたSARIMAモデルによる予測が過大評価を小さく保ちつつ、過小評価を1%に抑えるということを明らかにする。 |
(英) |
Traffic engineering with traffic prediction is one approach to accommodate time-varying traffic adaptively. In this approach, the routes are calculated so as to avoid congestion based on the predicted traffic. The accuracy of the traffic prediction however has large impacts on this approach. In this paper, we investigate the traffic prediction methods suitable to traffic engineering, focusing on their underestimation that may cause the congestion. We evaluate the traffic prediction methods by using the actual traffic traces, and clarify that the SARIMA with the principal component analysis achieves the small underestimation without a large overestimation. |
キーワード |
(和) |
トラヒック予測 / トラヒックエンジニアリング / データマイニング / 主成分分析 / 季節自己回帰和分移動平均モデル / / / |
(英) |
Traffic Prediction / Traffic Engineering / Data Mining / Principal Component Analysis / Seasonal Autoregressive Integrated Moving Average Model / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 112, no. 287, NS2012-115, pp. 65-70, 2012年11月. |
資料番号 |
NS2012-115 |
発行日 |
2012-11-08 (NS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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NS2012-115 |