講演抄録/キーワード |
講演名 |
2012-03-16 11:30
二光子励起イメージング法を用いたラットの遮蔽された物体に対する視覚的認知の研究 ○吉田崇将・小澤克也・加藤英之(理研) NC2011-178 |
抄録 |
(和) |
部分的に隠された物体を補完して元の物体として認知する視覚能力をアモーダル補完といい,ヒトを含む多くの動物に見られる能力である.本研究の目的はアモーダル補完の神経メカニズムを解明することである.そのために,連続線分と分離線分を区別する視覚弁別課題を頭部固定状態のラットに学習させ,連続線分を一部隠した遮蔽刺激とそれに似た図形であるが遮蔽線分と見なせない刺激に対するラットの応答を調べた.その結果,後者に比べて前者をより連続線分と見なす傾向が強くなり,これによりラットがアモーダル補完の能力をもつことを確認した.さらに,課題遂行中の視覚野における神経活動を二光子励起イメージング法を用いて計測し,同じ刺激提示にもかかわらず,ラットの行動によって応答が変化するニューロンがいることを発見した. |
(英) |
Human and several animals have an ability of recognizing an object partially hidden by another object, the so-called amodal completion. Our purpose is to understand the neural mechanism of amodal completion. We designed a go/no-go licking task in which a head-restricted rat is tested for its ability of amodal completion. Rats learned to discriminate between target and distracter images in about four weeks of training. After the training, rats responded to an occluded image more frequently than a pseudo-occluded control image. This result suggests that rats perceive an occluded object to be the object without occluder. We performed two-photon imaging of the primary visual cortex and obtained neuronal responses to the visual stimuli under the task in action and found some of the neurons that seemed to be modified by behavioral states. |
キーワード |
(和) |
アモーダル補完 / 視覚弁別 / ラット / 視覚野 / 二光子励起イメージング法 / / / |
(英) |
amodal completion / visual discrimination / rat / visual cortex / two-photon calcium imaging / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 111, no. 483, NC2011-178, pp. 335-340, 2012年3月. |
資料番号 |
NC2011-178 |
発行日 |
2012-03-07 (NC) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
PDFダウンロード |
NC2011-178 |
研究会情報 |
研究会 |
MBE NC |
開催期間 |
2012-03-14 - 2012-03-16 |
開催地(和) |
玉川大学 |
開催地(英) |
Tamagawa University |
テーマ(和) |
ME,一般 |
テーマ(英) |
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講演論文情報の詳細 |
申込み研究会 |
NC |
会議コード |
2012-03-MBE-NC |
本文の言語 |
日本語 |
タイトル(和) |
二光子励起イメージング法を用いたラットの遮蔽された物体に対する視覚的認知の研究 |
サブタイトル(和) |
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タイトル(英) |
Visual Recognition of Occluded Object by Rats Studied with Two-Photon Imaging |
サブタイトル(英) |
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キーワード(1)(和/英) |
アモーダル補完 / amodal completion |
キーワード(2)(和/英) |
視覚弁別 / visual discrimination |
キーワード(3)(和/英) |
ラット / rat |
キーワード(4)(和/英) |
視覚野 / visual cortex |
キーワード(5)(和/英) |
二光子励起イメージング法 / two-photon calcium imaging |
キーワード(6)(和/英) |
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キーワード(7)(和/英) |
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キーワード(8)(和/英) |
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第1著者 氏名(和/英/ヨミ) |
吉田 崇将 / Takamasa Yoshida / ヨシダ タカマサ |
第1著者 所属(和/英) |
理化学研究所 (略称: 理研)
RIKEN (略称: RIKEN) |
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) |
小澤 克也 / Katsuya Ozawa / オザワ カツヤ |
第2著者 所属(和/英) |
理化学研究所 (略称: 理研)
RIKEN (略称: RIKEN) |
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) |
加藤 英之 / Hideyuki Cateau / カトウ ヒデユキ |
第3著者 所属(和/英) |
理化学研究所 (略称: 理研)
RIKEN (略称: RIKEN) |
第4著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第5著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第6著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第7著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第9著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第10著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第11著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第12著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第13著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第14著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第15著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第18著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第20著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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講演者 |
第1著者 |
発表日時 |
2012-03-16 11:30:00 |
発表時間 |
25分 |
申込先研究会 |
NC |
資料番号 |
NC2011-178 |
巻番号(vol) |
vol.111 |
号番号(no) |
no.483 |
ページ範囲 |
pp.335-340 |
ページ数 |
6 |
発行日 |
2012-03-07 (NC) |