近年の情報通信関連開発では、必要とされる技術の多様化と開発期間の短縮により、若手技術者がOJTを通して基礎知識や基礎技術を習得することが難しくなっていると指摘されています。また、これまで予想されなかった分野で情報通信技術が適用されることも増えており、大学・大学院教育で身に付けた技術分野を越えた多彩な技術を修得する必要性が高まっています。
このような状況を鑑み、電子情報通信学会関西支部では、情報通信に関するさまざまな技術を集中講義形式で学習できる講座「IEICE関西支部ICT(Information and Communication Technology)基礎講座」を開講しています。本講座は基礎的な知識や技術に重点を置きながら、基礎から展開して最先端技術へ至るまで講義・実習することを目的としています。各講座の受講者数を15名程度の少人数に絞ることで講師との双方向コミュニケーションを可能とし、短期間で先端技術の基礎を習得することを狙っております。今年度の第1回の講座として「機械学習の基礎と応用」を下記のとおり開講いたします。昨年度開催いたしました同講座は、受講生からたいへん高い評価を頂いております。今年度は更に具体的な応用例の紹介を加え,より実務に近い内容まで修得できる講座となっております。皆様の積極的な受講をお待ちしております。