「抱負」
過去、通信網や、情報処理システム分野にて、要素技術研究とシステム・サービスの実用化開発、および、そのビジネス展開に携わってきました。行動の場も、キャリアからベンダーへと変わりました。その間一貫して、産業と学術両分野にわたる多くの「人」と「知見」との出会いや、刺激の場として学会を活用してきました。しかし、最近、若手の学会活動への参加が減少ぎみと聞きます。厳しい世界環境改善を果たしつつ、生活レベルを向上するには、速いテンポで「人・知」のスキルを汲み尽くし、新技術・システム・サービスを創出し続けることが必要です。そのため、評議員との機会が得られたなら、産業・学術界でのグローバルを含めた仲間づくりや、「人・知」にまつわる諸活動の迅速化など、一層の新しい発想で、学会の活性化に微力を尽くす所存です。
「経歴」
1972年 北大工学部電気工学修士卒後、電電公社(現ＮＴＴ)入社。通信研究所、事業部門等を経て、1997年ＮＴＴドコモに移籍。取締役研究開発副本部長を経て、2003年　富士通株式会社へ転社。経営執行役上席常務を経て、2009年　富士通/富士通研究所　特命顧問(現職)。
本学会にて、1979年学術奨励賞受賞、2000年多次元移動情報ネットワーク特集論文編集委員会委員長、2003年監事を担当。ＩＥＥＥ正員。