学会の役割は，新たな科学技術の開発を通して日本の礎を築いて行くところにあると考えます．従って，会員が自由な発想と自由な意思に基づいて活動できる場を提供することが，電子情報通信学会の役割りとして，まず第一番目に大切なことと思います．評議員の役割りについては，必ずしも明確でない部分が多いように感じられますが，自由な立場から本学会の発展に資するような活動が出来，上に述べた考え方に従って，少しでもお役に立てることが出来ればと考えます．
[プロフィール]
昭52東工大博士了．平3同大電気電子工学科教授．平13同大大学院集積システム専攻教授．現在に至る．情報通信システム(信号処理，符号理論等)の研究に従事．ISITA1998プログラム委員長，SITA2002実行委員長，SITA副会長，SITA会長等を歴任．本学会ではIT研委員長，東京支部長，基礎・境界ソサイエティ会長，総務理事等を歴任．